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今のチャーチを見つめる。

 こんにちは。

 今日も晴れて、日中は気温も上がりましたね。

 室内にいても暖かかさを感じた(!?)ように思います。(笑) 

 

 では、前回の続きです。

 先日、新旧チャーチのラスト73を見比べました。

僕のChurch's、ラスト73の新旧モデル。 ① イントロ - 靴と歩む、僕の...

  あらためてラスト73の魅力に惹かれています!(惚)

 そして前回、昔のチャーチはドレス感が高かったのかなぁ、と想いを馳せました。

 でも、

 昔は良かったぁ、、、で終わりたくは無いんですよね・・・。

 

 もちろん、靴に限らず、アンティークやヴィンテージの良質なモノには今も価値がある訳で、

 昔が良かったのも事実ではあるのですが・・・。

 それは一体何故なのか?

 僕はアンティークやヴィンテージに詳しくは無いので分かりません。(苦笑)

 勝手に妄想するに、

 道具の進化が無かった昔の方が、より人の手が必要とされていたのではないかなと。

 そして、手間隙がかけられたモノは品質も高まるのかなと。

 特に高度な手仕事をこなせる職人が作ったモノは!

 

 そのようなモノ作りを今も続けているブランドはありますね。

 例えば、ホーウィンのシェルコードバンもそうなのかな。

 昔ながらの製法で、じっくり手間隙をかけて作られているそうですね。

 例えば、ジョンロブやエドワードグリーン等の超高級靴ブランドもそうなのかな。

 上質な素材を使って、細部まで丁寧に作られていますよね。

 

 とはいえ、作り手にはどうにもできない環境の変化による影響はありますよね。

 自然環境が原材料や製造現場に与える影響、

 人々の生活の変化が原材料や製造現場に与える影響、

 原材料不足が製造現場に与える影響、

 環境問題が製造現場に与える影響、

 グローバル経済が製造会社に与える影響、

 顧客のライフスタイルの変化が製品に与える影響、などなど。

 ですので、作り手もさまざまな影響を受けながら、それに対応してモノを作り続けておられるのだと思います。

 そういう意味では、昔の環境の方が良質なモノ作りが出来たという事はありえますね。

 しかし他方で、昔の良質なモノであっても今のライフスタイルに合わない事もあるでしょうね。

 

三越伊勢丹オンラインストア

 

 さて、

 少し視点を変えてみます。

 現在価値のある昔の良質なモノも、当時は現行品だったはずですよね。

 では、その当時、現在のような高評価を獲得していたのか・・・?

 もしかしたら、当時も「昔は良かった」って言っていたりして?(笑)

 

 現行品は昔の良質なモノと比較して評価される事も多いと思います。

 同じデザインであれば同等以上の品質を求められるでしょうし、

 新しいデザインであれば時間を経て評価が固まってくるのでしょうね。

 

 そろそろ話を戻しまして、

 現在のチャーチです!

 

 ドレス感のある仕上がりで評価すれば、旧チャーチの方がやや上かなと思います。

 (製造過程や製造時間に違いはあるのかなぁ??)

 ただし、今のチャーチの仕上げも悪くは無いかな、と思っています。

 というのは、

 昔と比べて服装のカジュアル化が進んでいる現在において、ドレス感の高い仕上がりが必ずしも今の服と相性が良いとは限らないとも思うので。

 例えば、スーツに帽子を合わせていた昔と、オンオフ問わずデニムが着られる今とでは、靴のデザインが変わっても不思議では無いように思います。

 ファッション的にはカジュアルな服にあえてドレス感の高い靴を合わせるのも楽しいですけどね!

 

 また、僕のディプロマットに関して言えば、ホーウィンのシェルコードバンです!

 先にも触れましたが、この革自体が手間隙をかけて作られた上質なモノですね。

 チャーチとしてもシェルコードバン製の靴は珍しい方だと思いますし、少なくとも定番とまでは言えないと思いますね。

 更に、ラスト73のディプロマットでというのは更に珍しいと思います。

 そんなディプロマットが作られたのも今ならではでしょうね。

 

 カジュアル寄りのドレスシューズでクラシックなデザインであるラスト73のディプロマットと、

 本来カジュアルな素材であり、アンティーク感のあるコードバンは、

 とても相性が良いと思います。

 そして、現行の仕上げで作られている事が今っぽいバランスを生んでいると思いますね。

 これは昔のチャーチには無い魅力だと思います!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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