こんにちは。
今日も晴れました。
もう空気が、空気が冷たいっ!
油断しないように気をつけないといけませんね。(防寒)
ホッ・・・としたいのは山々なれど、
今回もクロケット&ジョーンズです!
CROCKETT&JONES LINGFIELD
|
Lingfieldという名前ですが、2つの地名があるようですね。
もう1つは、イングランドのサリー郡にあるタンドリッッジ地区の村と市民教区の名前です。
こちらには、1890年にプリンスオブウェールズ(後のエドワード7世)によって開かれた「リングフィールドパーク競馬場」があるそうです。
たぶん後者の方でしょうね!?
馬、そして王室ですから!
デザイン
革の切り返しがあるタイプのサイドゴアブーツです。
ゴアの中央下に縫い合わせのステッチがありますね。
ゴアのデザインが少し変わっています。
ゴアの前方のラインが甲のラインと並行するようなカーブを描いていますね。
後部はほぼ真っ直ぐ下りています。
全体的には台形型とでも言いましょうか。
また、ゴアの深さ(縦の長さ)も少し短めですね。
その為、ゴアの面積はやや小さく、コンパクトに見えます。
逆に、ゴアの下にくる革の面積がやや大きくとられているように見えますね。
これによって、靴に縦方向の高さが感じられ、エレガントさが生まれています。
ラスト348
348といえば、
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドが履くドレスシューズとしても有名で、
いわば007御用達ラストです!!(注:僕の勝手な命名です)
例えば、ホールカットのALEX、プレーントゥダービーのHIGHBURYなど。
トム・フォードのスーツやタキシードにビシッとキメています!(憧)
348は、ハンドグレードコレクションのAUDLEYで有名なラスト337(通称パリラスト)をベースに、モダンでスタイリッシュに進化させたラストです。
先端がやや細く長くなり、非常にスタイリッシュな印象です。
シャープな見た目ですが、ウィズは十分に確保されています。
シャープさを生むチゼルトゥですね。
サイドのエッジが効いています!
ソール
グッドイヤーウェルト製法です。
よく見ると、出し抜いのステッチが踵までぐるりと一周しています。
本当にダブルウェルトなのか自信がもてないくらいアッパーの際までグッと攻めた縫いとなっています。
ストームウェルト等も無く、コバの張り出しが抑えられていてドレス感がありますね。
「中板(レザー)」というのはミッドソールなのかな??
ダブルソールで少しボリュームを出して足元の強さを感じさせますね。
アウトソールはダイナイトスタッドソールです。
グリップ力と耐水性のある実用的なラバーソールでありながらゴツさが無いので、ドレスシューズにもよく使われています。
まとめ
フォーマルブーツに由来するシックな印象と、
乗馬やカジュアルファッションにも対応するロックな印象、
というサイドゴアブーツが持つ特徴と、
強さや逞しさと、
ノーブルさやエレガントさ、
というラスト348が持つ特徴が
見事にマッチしています!
スマートでスタイリッシュでありながら、
タフで力強い印象もありますね。
クロケット&ジョーンズで言うならば、
チェルシーがオーソドックスなクラシック系統なのに対して、
リングフィールドは現代的な新しいクラシックでしょう!
ではでは。