こんにちは。
今日も晴れました。
空気の冷たさをひしひしと感じましたが、
乾燥も・・・今年はどうにも気になりますね。
前回はトリッカーズのサイドゴアブーツ「ランボーン」を取り上げました。
今回もトリッカーズです!
Tricker's M6551
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前回取り上げたランボーンと比べて、だいぶトリッカーズらしさ(!?)が出てきたでしょうか。(笑)
もちろん、ランボーンもれっきとしたトリッカーズ(ジャーミンストリートコレクション)ですよ!
ただ、日本ではカントリーコレクションがあまりにも有名なので、なかなか注目されないようで・・・。(苦笑)
話を戻します!
どこが日本でいうところのトリッカーズらしい、
つまりカントリーシューズっぽい、
かといいますと、、、
もう少し後で書きますね。
その前に、
デザイン
トリッカーズの日本代理店GMTが運営するセレクトショップ『Burnish』の記事を見つけました。(感謝)
綺麗な写真もありますので、ご紹介させて下さい。
革の切り返しがあるタイプのサイドゴアブーツです。
ゴアの中央下に縫い合わせのステッチがありますね。
オーソドックスなタイプのように見えます・・・
が、
ゴアのデザインが少し変わっています!!
前方へと傾斜ついていて、更に下部が前方へ伸びていますね。
「L字」といって良いでしょうか。
特徴的なデザインですね!
シャフトの長さは、標準的かわずかに長いか、くらいでしょうか。
ただ、履き口が結構窄まっているように見えます!
ここも特徴的なデザインだと思います。
ブーツはただでさえ履くのに難儀しがちなのに(笑)、
履き口が小さかったらもう・・・
って思いますよね!??
その心配を解決するのが、さきのL字型のゴアです。
伸縮するゴアが上手くデザインされている事で、足が潜り込めるようになっています。
加えて、プルストラップが前後2か所に付いていることも、ですね。
ヒールには、補強の革が重ねられています。
これも珍しいデザインで、特徴的ですね。
だんだんカントリーっぽさが出てきたでしょうか!?(笑)
ラスト
ラストナンバーは見つけられませんでした。
ショップにあるレビューを拝読していると、M2568よりも幅が狭いようですね。
M2568はMoltonでラストは4497Sですから、
M6551のラストについては、
4497Sでは無い事、
それより幅が狭い事、
までです。(残念)
確かに、外観を見た感じも、すっきりと細身な印象ですね。
ソール
日本でいうところのトリッカーズ らしさ、
つまりカントリーシューズっぽさ、
がよく表れているのがソールですね。
オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法です。
踵までコバが張り出し、その上を出し抜いのステッチが走って靴をぐるりと一周しています。
ストームウェルトも付いていますね。
そして、ダブルソールです。
タフでボリューム感のあるソールは、
これぞまさに、カントリーシューズです!
アウトソールはダイナイトステッドソールで、ちょっぴりドレス仕様になっていますね。
まとめ
アッパーのヒールについた補強の革や、タフでボリューム感のあるソールから、カントリーシューズに入るサイドゴアブーツだと思います。
ただ、すっきりとした細身のラストやドレスシューズにも使われるラバーソールが採用されています。
そもそもサイドゴアブーツ自体が英国王室に由来するドレス感のあるブーツでしたね。
つまり、カントリーコレクションとはいっても、綺麗目のカジュアルブーツという位置づけではないでしょうか!
個人的に、その位置づけにあるライバルとして、
パラブーツの「マネージ」やクロケット&ジョーンズの「チェルシー12」などが思い浮かびます。
シンプルなサイドゴアブーツでありながら、いづれも特徴的なデザインがさり気なく効いていて、それぞれ違った個性がありますね!
ではでは。