こんにちは。
今日も晴れました。
空気が冷たくなってきましたね。
クロケット&ジョーンズのサイドゴアブーツを取り上げてきました。
クラシックを踏まえて進化し続ける「チェルシー」。
現代的なクラシックへ挑戦する「リングフィールド」。
そして、今回もクロケット&ジョーンズから新しいスタイルのサイドゴアブーツです。
CROCKETT&JONES CRANFORD3
|
Cranfordについては、いくつかの地名がありました。
この靴の場合は、おそらくハウンズロー・ロンドン自治区にある地域の名前かな??(予)
都会的なブーツなので!
このデザインはちょっと珍しいですよね?
ショート丈
一番の特徴は、シャフトが短めのショート丈という点でしょう!
甲はしっかりと覆われますが、足首にかかるあたりの丈です。
くるぶしが隠れるくらいなので、ショートブーツでしょうね。
くるぶしが出るくらいだとオックスフォード(短靴)になるのかな??
デザイン
革の切り返しのあるタイプのサイドゴアブーツです。
ゴアの中央下に縫い合わせのステッチがあります。
革の切り返しの取り方はオーソドックスなデザインですね。
ゴアのデザインは特徴的です。
上が広くて下へ窄まっていくV字のようなデザインです。
「チェルシー8」もこのデザインでしたね!
プルストラップはヒール側のみです。
ヒールからアキレス腱下へ向かうラインが結構急ですね!?
それにより履き口がコンパクトに絞られています。
ラスト360
360は、昔トレーディングポストの別注として誕生したラストだそうです!(驚)
ボールジョイントはEウィズを確保し、
ウエストはDウィズ相当で絞り、
踵はCウィズ相当で小さめ、
との事。
前からE→D→Cと段階的に絞るという非常に珍しいラストだそうですよ。
これによってフィット感がありつつもリラックスできる履き心地が生まれています。
そして世界的に人気のラストとなったというのは、何だか誇らしくありませんか!!(嬉)
ソール
シングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。
コバの張り出しが抑えられていて、出し抜いのステッチもほとんど見えませんね。
シングルソールでドレス感の高い仕上げです。
アウトソールはレザーソールです。
メインコレクションですのでオープンチャネルです。
ボールジョイントが十分広く、ウエストがかなり細く、踵も小さめ、
というのが分かりますね!(笑)
その他
今年の伊勢丹靴博2020でも別注が作られていました。
『靴博』別注モデル、2020年のテーマは「王道」のアップデート。|ISETAN靴博2020 | 三越伊勢丹オンラインストア 【公式】
現在、オンラインショップでも販売されていますね。
ラストは360で、シングルレザーソールですので、クランフォード3と同じですね。
ゴアの色を変えて、4色で展開されています。
シックなドレスシューズにポップな要素が加わり、英国ロックなショートブーツに仕上がっていますね!
まとめ
ショート丈という、ちょっと珍しいタイプのサイドゴアブーツです。
それ以外のところはドレス感の高いデザインでまとめられていますね。
シャフトが長い通常のサイドゴアブーツの方がよりエレガントな印象でしょうか。
それに比べると、スポーティーで軽快な印象です。
逆に、オックスフォードと比べると、やはり足が隠れる分、フォーマルな印象です。
フォーマルとカジュアルの間のような、
そして、スタイリッシュでモードなブーツに仕上がっていますね!
おまけ
僕の超個人的な感想で、
ちょっと変な例えかもしれませんが、
クランフォードを見ていると、カール・ラガーフェルド氏がよく身につけておられたショートグローブを思い起こします。(!?)
氏のグローブも手の甲が少し覗くくらいのショート丈でした。
フルカバータイプのグローブですと、冬用とか外用というイメージや、フォーマルなイメージが強いように思うのですが、ショート丈になると普段使いしやすくなるかな??
氏のスタイルからは日常的なエレガンスを感じます。
クランフォードにも、何となくそれに近い印象を持ちました。
ではでは。