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Uチップに想いを馳せて。⑤ドーバー(EDWARD GREEN)

 こんにちは。

 今日も晴れて、最高気温は31〜2度くらいだったのかな?

 いきなり暑さ本番!、とまではいかないのはありがたい。

 

 Uチップについて書いています。

 カントリーシューズの1型で、

 ハンティングシューズやゴルフシューズとして履かれてきた靴ですね。

 

 そんなスポーツシューズのイメージが強いUチップですが、

 今ではドレスシューズとしてのイメージも強いですよね!?

 もちろんフォーマルな靴とまではいきませんが、

 スーツに合わせられるドレッシーなUチップはデパートの靴コーナーにずらりと並んでいます!

 そんなドレスシューズとしてのUチップが世界中の靴ブランドで作られていますね。

 

 その中でも完成度の高さで最も有名なUチップといえばこちらでしょうね!?

EDWARD GREEN DOVER

strasburgo.co.jp

 カジュアルデザイン・スポーツデザインの靴でも、

 イギリスの洗礼を受けると非常にドレッシーな靴になる、

 そんな傾向があるように思います。

 

 エドワードグリーンは言わずもがなイギリスを代表する超高級靴ブランドですね。

 と言いながら、

 こういう表現はちょっと違うようにも思えます。(笑)

 

 エドワードグリーンの素晴らしさは、

 細部にまで行き届いた、丁寧で美しい手仕事にあり、

 それが靴全体に特別なオーラを、

 クラシカルで上品で贅沢なオーラを、

 与えているように思うので!

 

 高級だから素晴らしい靴というより、

 素晴らしい靴だから高級、

 と素直に思える靴ですね。

 

 ところで、Wikipediaによると、

 イギリス(と北欧)におけるエプロンフロントの歴史は

 ノルウェー漁師の履いていた防水靴(ノルウィージャンダービー)にあるとか、

 海峡や鉄道などの構築にあたる労働者のための靴だった、

 との事。 (Uチップ - Wikipedia

 ハンティングもゴルフも出てきませんねぇ、、、。(苦笑)

 むしろワークシューズ??

 

 そして、ドーバーについて気になる記事を見つけました。

strasburgo.co.jp

 記事によると、イギリスにおけるエプロンフロントは、

 1930年代にアメリカへ紹介されたノルウィージャンスタイルの靴がロンドンへ持ち込まれ、

 大人気となったそうですね。

 そしてドーバーもその頃に誕生したとか。

 

 当時、ノルウィージャンスタイルの靴がどのような靴だったのかは分からないのですが、

 言葉通りに解釈すればハンティングシューズやゴルフシューズではなく、

 やはり漁師靴ですよね。

 ・・・

 ドーバーを見て漁師靴はなかなかイメージできないなぁ。

 

 そんなドーバーを見てみましょう。

 

 

 まずはそのスマートさ、細身で無駄の無いシルエットに魅了されます。

 特にエドワードグリーンの中でも細身のラスト、

 通称ドーバーラストとも言われる32ラストは、スマートそのものですね。

 

 コバの張り出しも抑えられていますし、

 ダブルソールとはいえボリューム感も抑えめですよね。

 とうのも、ウエストのところでシングルソールとなるようにデザインされているのです!

 カントリーシューズに根差したダブルソールを採用しつつも、

 ハーフミッドソールという手間をかけることでドレス度を高めていますね。

 

 そしてエプロンフロント(英国靴なので)です!!

 エプロンのライトアングルステッチと、

 スプリットトゥのスキンステッチ

 は、ドーバーのまさに顔!

 そこに現れているのは、

 「熟練職人の手仕事による贅沢な装飾」。

  

 これ以上何を語る必要があるでしょう、

 というくらい、

 静かで圧倒的な装飾。(大袈裟かな・・・)

 ドーバーの名声を確立したと言っても過言では無いと思います。

  

 話が逸れました。(苦笑)

 ドーバーを見ていると、

 イギリスらしいエレガンスに整えられたUチップ、

 だ思いますね。

 

 ハンティングやゴルフやワークを背景としつつも、

 位置付けとしてはカジュアルシューズではあるのだけれども、

 実に端正で美しい。

 

 足にピタリとフィットする無駄の無いシルエットに見惚れていると、

 エレガンスの背景にあるスポーティーさも感じられるから凄い靴です!

 (やはり僕はハンティングのイメージが湧いてきます。笑)

 ゆえにUチップの名作なのでしょうね。  

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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