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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (38) EDWARD GREEN CLAPHAM

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 夜になってグンと、グーンと風が冷たくなりましたね。

 

 エドワードグリーンのシングルモンクを見ています。

 前回は「ASHBY」を取り上げました。

maeego.hatenablog.com

 エプロンフロントダービーの名作「DOVER」のシングルモンク版でしたね。

 ところで、前回「ストラップ、バックル」のところで書いたように「ASHBY」のストラップは少し太めのデザインとなっていました。

 それによって、少しカジュアルな印象でしたよね。

 実はそこをすっきりと細くデザインしたモデルがありまして、

 それがこちらです!

EDWARD GREEN  CLAPHAM

www.edwardgreen.com

 日本ではあまり展開されていないモデルのようですね。

 もう少し言及すると、

 以前は展開されていたようですが、その後途切れてしまった!??

 

 「Clapham」について、こちらの記事を見つけました。(感謝)

EDWARD GREEN CEO & 職人インタビュー | ST JOURNAL | STRASBURGO

 『ストラスブルゴ』で2018年4月中旬に開催された春夏シーズンのオーダーイベントの時の記事で、来日されたヒラリー社長がインタビューに答えておられます。

 その中で、「Clapham」についても言及されています。

 「Ashbyを基にupdateさせたモデル」であり、

 「Ashbyよりもストラップ部分を細くして、よりモダンに仕上げています。」

 との事。

 

 また、

 「日本人はモンクストラップシューズをスーツと合わせることが好きですが、このカラー(ネイビーカラー)はスーツだけでなく、週末のスタイルにも合わせやすいと思います。」

 と仰られているのが興味深いですね!

 

 因みに、上記の中で取り上げられた靴がこちらでしょうね。

strasburgo.co.jp

 ラスト1足、UK9のみです!!

 

 僕の主観ですが、全体的には日本でモンクストラップシューズは正直マイナーかなと思っていました、、、。(苦笑)

 靴売り場を覗いていると紐靴が圧倒的に多い事と、普段履いている人をあまり見かけないからかな。

 そして、むしろイギリスではメジャーなのかなって妄想していましたね。(笑)

 ただし、

 エドワードグリーンのお客様となると、そもそも靴が好きでしょうし、英国スタイルに精通されておられる方が多いと思われますので、モンクストラップシューズも日頃から履かれている可能性は大きいかな。(予想)

 

 ヒラリー社長は最後に「モンクストラップシューズの中でベストと言える型です。」とお仰られていますね!!

 個人的にはこういう言葉を聞くととても嬉しくなります!

 作り手が自信を持ってこう仰るのはとても大事な事だと思います!!

 

三越伊勢丹オンラインストア

 

 それでは本国サイトで展開されている「CLAPHAM」を見ていきましょう!

ラスト82

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/C/l/Clapham_082_Black-Calf_addB.jpg

 ラスト82はこれまでも度々登場してきました。

 2004年に誕生した、現代的なクラシックとも言うべきスマートなフォルムです。

 現在も主力ラストとして多くのモデルに採用されていますね!

 

 因みに、本国サイトでは「A slim & elegant almond toe shape」と説明されています!

 

エプロンフロント

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/C/l/Clapham_082_Black-Calf_addA.jpg

 「CLAPHAM」の一番の特徴はエプロンフロント(Uチップ)ですね。

 というのも、「DOVER」と同じくライトアングルモカとスキンステッチによるもので、高度な職人の手仕事でしか作りえないものだから!!(尊)

 中でもエドワードグリーンの完成度は非常に高いと評判で、綺麗に整った凹凸の連続は工芸品とも言える美しさですね。(溜息)

 

 ここまでのところは、前回の「ASHBY」も同じですね。

 そして「CLAPHAM」ならではのデザインはストラップの幅です!

ストラップ

 もう一度上からの画像を見てみましょう。

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/C/l/Clapham_082_Black-Calf_addA.jpg

 ストラップの前方(ヴァンプ側)はVフロントのように角度がついて窄まっている点は「ASHBY」も同様です。

 その上で、「CLAPHAM」は更に後方(トップライン側)からも角度をつけて窄まっていますね。

 因みに「ASHBY」は殆ど角度をつけていませんね。

 すなわち、「CLAPHAM」ではストラップの上下両側から窄まる事で細くしていますね。

https://www.edwardgreen.com/shop/media/catalog/product/cache/1/image/792x/17f82f742ffe127f42dca9de82fb58b1/C/l/Clapham_082_Black-Calf_side.jpg

 ストラップを受けるバックルもドレスシューズとして標準的な、コンパクトなサイズになっていますね!

 

 数ミリ程度の違いという点ではそれ程大きな違いでは無いようにも思えます。

 しかし、靴全体の印象としては結構な違いではないでしょうか。

 というのも、「CLAPHAM」にはドレス寄りな印象が感じられるので!

 

 前回の終わりで、「ASHBY」はどっしりと落ち着いた印象がして、ゆったりしたカントリースタイルに似合いそうなイメージが浮かぶ、と書きました。

 そこには取り上げた「ASHBY」がベージュ系の明るいブラウンというカジュアルな色味だった事も影響していると思います。

 それでもどっしりとした印象を感じたのは、やはり太いストラップとバックルの影響が大きいように思います。

 これに対して、「CLAPHAM」はもっと軽やかでスマートな印象です。

 こちらも、ブラックカーフというドレス感の高い色味、スマートなラスト82の影響も大きいと思いますが。(笑)

 

 さらに「DOVER」と比べても、(僕の超主観的な印象ですが)

 「CLAPHAM」の方がドレス感が高くエレガントな印象がします。

 これは、シングルモンクによってノーズが長く見える事もありますが、スリムなストラップと小ぶりなバックルによってスッキリとした上品さが感じられるからでしょう!

 

 ストラップの幅の違い、バックルの大きさの違い、それも僅か数ミリの違いが、これほど大きく影響するとは!!(驚)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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