こんにちは。
今日は曇りでした。
日差しが弱いと、肌感的にも寒さを感じますね。
前回の続きです。
『Tricker's』の「7278 DANIEL」を取り上げています。
Tricker's 7278 DANIEL
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前回は、「ConsTuct」シリーズ、ラスト4497、フロントデザイン、について書きました。
同じプレーントゥダービーの「ロバート」との大きな違いはラストでしたね。
プレーントゥダービー1つとっても人気モデルが複数あるのは流石老舗ブランドですね!
今回は更に別のモデルと比較します。(楽)
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フェイシング
クォーターの革の切り返しがヴァンプの革の切り返しの上に位置しています。
ダービー(外羽根)ですね。
羽根の下部は水平に近く、角は上品なカーブを描いています。
オーソドックスなデザインです。
ただし、
オーソドックスなダービーは5ホールが多いように思いますが、
本靴は4ホールです。
しかも、
スポーティーな外鳩目です。
これは前靴「バートン」とも共通していて、
『トリッカーズ』のカントリーシューズらしいデザインだと思います。
加えて、
羽根の淵にブラックのスムースレザーによるパイピングが施されています。
シックなブラックスエードのアッパーに対して、
スムースレザーやシューレースの鈍い光沢や外鳩目の光沢がさり気なく効いていて、
華やかさを添えていますね!
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因みに、
本靴「ダニエル」とよく似たデザインで「ウッドストック」があります。
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こちらも定番と言えるような人気モデルのプレーントゥダービーです。
ラストは「ダニエル」と同じ#4497、
4アイレットも共通したデザインですが、
内鳩目という点が違いますね!
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サイドデザイン
クォーターのサイドデザインを見ると、
羽根の付け根からソールのウェストへとカーブを描いて落ちています。
オーソドックスなカットデザインですね。
ただし、
縫い合わせのステッチに特徴があります。
オーソドックスなダービーシューズでは通常シングルないしダブルステッチが殆どですが、
本靴はトリプルステッチとなっています。
よく見ると、
両サイドは細やかなピッチですが、センターは少し大きなピッチで縫われていますね。
しっかりと補強され、ステッチも目立つので、
ワーク寄りのカジュアルなデザインです。
トランピングシューズであることが表れていますね!
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因みに、
「ウッドストック」はというと、
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同じくトリプルステッチですね!
しかし、
「ウッドストック」にはアウトサイドカウンターの革の切り返しがあります。
しかも、他靴にはあまり見られないような、独特のカットデザインで。
これは、ブローグこそありませんが、「バートン」のアウトサイドカウンターとよく似ています。
それでも、最後尾の縫い合わせ箇所や最上部が異なります。
トップラインの端には、羽根の端から続くスムースレザーによるパイピングが施されています。
やはりスエードとの質感の違いがさり気なく表れていて、上品な印象ですね。
今回はここまでです。
ではでは。
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