こんにちは。
今日も晴れました。
風があまり無くて、寒さも幾分和らいだような。
前回の続きです。
『Tricker's』の「5633」を取り上げています。
Tricker's 5633
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前回は、バートン、ラスト444、フロントデザイン、について書きました。
モデル名のあれこれは未だよく分からないのですが、(苦笑)
ベースデザインは基本同じだと思っています。(笑)
なので、
カントリーシューズのお手本のブラックスエード仕様が本靴です。
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フェイシング
ヴァンプの上に羽根が位置しています。
ダービー(外羽根)ですね。
羽根はスクエア寄りのカットラインで、長さも中庸です。
ただし、
レースホール同士の間が少し開いており、4対となっています。
加えて、
外鳩目です。
他の多くのダービーシューズは5対が多いように思うので、
4対は「バートン」の特徴的なデザインだと思います。
存在感のある外鳩目がスポーティーな印象ですね!
そして、
鳩目の脇にもブローギングが施されています。
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サイドデザイン
クォーターの革の切り返しがあります。
羽根の付け根から後方へカーブを描きながらソールのウェストへと落ちていくカットラインです。
オーソドックスなデザイン・・・というか、
むしろ「バートン」がお手本と言えるのかもしれませんね。(歴史)
縁にはパーフォレーションとギンピングが施されています。
先ほど確認したレースホール脇のブローギングは、
そのままトップラインへ繋がり、
ヒールまで続いています。
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アウトサイドカウンターの革の切り返しもあります。
最後尾のトップラインから少し下がり、
そこから前方へ緩やかなカーブを描いてクォーターの下部に繋がり、
クォーターのカットラインに揃えられています。
このカットラインも「バートン」の特徴的なデザインだと思います!
というのは、
一般的なアウトサイドカウンターは、
クォーターまで伸びて接する事は無く、
より後方へ落ちていくカーブラインを描く場合が多いように思うので。
というか・・・
ブラックスエードですと細かな装飾が見えづらいですね。(今更?)
いや、そこが良いんですけどね!
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バックデザイン
内側と外側のアウトサイドカウンターは、最後尾で縫い合わされています。
中央位置で上から下まで縫い割りされ、
両横に平行線でシングルステッチも施されています。
上端は小さな革片の市革が付けられています。
最小限で機能的、控えめな存在感、クラシックなデザインで良いですね!!
今回はここまでです。
ではでは。
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