スポンサードリンク

キャップトゥダービーで! (64)Tricker's ⑦ M7262 (B)コバ

 こんにちは。

 今日は雨でした。

 気温はそれほど上がらなかったようで、涼しかったですね。

 そろそろ秋の予感!?

 

 前回の続きです。

 『トリッカーズ』のキャップトゥダービー「M7262」を取り上げています。

Tricker’s  MARGARET HOWELL別注 M7262


 

 『マーガレットハウエル』の別注で、ユーズドです。

 サイズは71/2−5です。

 

 前回はアッパーの革などについて書きました。

 白いスエードですので、ホワイトバックスですね!

 真っ白では無いので、ダーティーバックスと言うべきでしょうか!!?

 良い感じの色味だと思います!

 僕のホワイトバックスもこのようなエイジングをしてくれると嬉しいのですが。(笑)

 

 では今回です。

ダービー

 クォーターの革の切り返しがあるダービー(外羽根)です。

 羽根の付け根から後方へカーブを描いてソールへと落ちていくカットラインです。

 オーソドックスなダービーデザインですね。

 

 ステッチに注目すると、トリプル(3本)です。

 中央が少し太い糸で、両脇が細い糸です。

 トリッカーズのブローグの無いダービーでよく見られるデザインですね!

 ただ、トゥキャップと同じく、毛足のあるスウェードに馴染んであまり目立ちませんね。

 ホワイトバックスの上品な雰囲気には丁度良いように思います。

 

BEAMS Online Shop

 

羽根

 羽根にも注目します。

 4ホールの外鳩目ですね。

 鳩目の色はホワイトです。

 

 カントリーシューズと同じ仕様ですが、

 ホワイトバックスと相まって、とてもスポーティーな雰囲気ですね!

 

 羽根の縁はライニングと同じナチュラルカラーの革でパイピングがされています。

 上品な雰囲気ですね。

 

後ろ姿

 アウトサイドカウンターの革の切り返しはありません。

 

 内と外のクォーターを踵で縫い合わせた上に市革があります。

 上部がやや幅広で下部に向かって僅かに窄まっているデザインですね。

 

 ソールに注目すると、

 コバが少しだけ張り出しています。

 カジュアルな仕様ではありますが、極力張り出しが抑えられていますね。

 そのため、カジュアルな中でも上品な印象だと思います。

 

 ヒールも張り出したコバと同じ幅です。

 革の積み上げ層のグラデーションが綺麗ですね!

 

三越伊勢丹オンラインストア

底付け

 上で書きましたが、ヒールの周りもコバが少し張り出しています。

 そのコバの上には出し抜いのステッチも見られます。

 すなわち、出し抜いのステッチが踵までぐるりと靴を一周しています。

 オールアラウンドグッドイヤーウエルト製法ですね。

 

 そして、コバの張り出しがかなり抑えられていますよね!!

 細やかな仕事で、ドレス感のある仕上がりだと思います。

 

 コバの色はナチュラルで、ステッチの色はアッパーと同じホワイトです。

 ステッチが目立つのでカジュアルなデザインではありますが、色合わせが上品な印象ですね!

 

アウトソール

 アウトソールはシングルレザーソールです。

 ユーズドですので、後付けで前方にハーフラバーが貼られ、トゥにはスチールも付けられています。

 ウエストの辺りに注目すると、出し抜いのステッチは見えませんね。

 もともとはヒデュンチャネルだと思います。

 上質なドレスシューズでされるのと同じ仕様ですね。 

 

 ヒールのトップピースもチェックしておきましょう。

 釘打ちは等間隔で一列、

 ゴムはダボテイルですね。

 クラシカルなイギリス靴らしいデザインだと思います。

 

 

感想

 トリッカーズにしては、と言っては何ですが、(謝)

 すっきりとした、スーマートな、華奢で上品な印象ですね。

 そして、スポーティーな雰囲気があるように思います。

 

 この靴を見ていて、僕の頭にはクラシックなテニスが思い浮かびました。

 それもキャップトゥの影響で、イギリスのテニスのイメージです!(笑)

 昔の英国貴族はこのような靴を履いてテニスをしていたのかなぁ・・

 このような靴を履いて観戦していたのかなぁ・・・

 妄想。(笑)

 

 『トリッカーズ』はイギリス靴ブランドの中でも一際長い歴史を持つブランドという事もあってか、古き良き、本来のホワイトバックスというのはこういう靴なのかな!?と思いました。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

AIGLE


スポンサードリンク