こんにちは。
今日も晴れて、暑くなりました。
夏、ですからね。
今季の僕は白い靴が気になっています。
スニーカーもですが、ドレスシューズも白を履きたい気分です!
ただし、僕はホワイトバックスは悪天候では履きたく無いので、天気を睨みながら(?)・・・。
前回まではアメリカ靴の白いドレスシューズを見てきました。
次は、ホワイトバックス誕生の地イギリスの靴を見てみましょう!
まずは現存するノーザンプトン最古のシューメーカーからです!!(敬)
トリッカーズ
トリッカーズの創業は1829年ですから、
1880年頃にオックスフォードでホワイトバックスが誕生した時にも、
その後イギリス国内でマリンスポーツファッションとして人気が広まった時も、
アメリカでアメリカントラディショナルファッションやアイビーファッションが人気となった時も、
もちろん健在でした!
情報は見つからなかったのですが、おそらく製造もしていたのではないでしょうか。
また、2004年秋冬のニューヨークコレクションで本格デビューしたトム・ブラウンが牽引したネオアメリカントラディショナルブームがありましたよね。
そのトム・ブラウンのシューズを製造していたのもトリッカーズでしたね。
ロングウィングチップのホワイトバックスも作っていましたね!
トリッカーズは他にも様々なブランドやショップの別注も手掛けていますね。
ノーザンプトンきっての老舗ファクトリーですが、時代の空気を上手に取り入れていますよね!!(凄)
そんなこんなで、全体的にはなかなか少ないホワイトシューズですが、
トリッカーズではそこそこ見つかりました!
まずはホワイトバックスらしいデザインのこちらからです。
Tricker's JUNYA WATANABE COMME des GARCONS MAN別注
プレーントゥダービーです。
サイズは8です。
ベースとなっているモデルは「DANIEL」でしょうか??
正面
コロンとした丸みのあるラウンドトゥ
ノーズ長は中庸、
4アイレットの外鳩目です。
普通なら野暮ったくなるようなフォルムデザインだと思うのですが、
不思議とそういう感じがしません。
このバランス感がトリッカーズの魅力ですよね!
ウェルトの色はベージュ、ステッチの色はアッパーの色に合わせた白です。
アッパーに馴染ませた配色ですね。
クォーター
クォーターの革の切り返しがあるタイプのダービーです。
以前プレーントゥダービー特集をした時にも思ったのですが、ヨーロッパ靴でよく見かけるデザインかなと思います。
羽根の付け根からソールへ落ちていくカーブの箇所はトリプルステッチです。
カントリーシューズを得意とするトリッカーズらしい仕上げですね!
カーブの膨らみも大きめでカジュアルな雰囲気を感じます。
ソール
コバを見ると、踵の周りまで出し抜いのステッチがかけられています。
オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法でしょうね。
アウトソールも割と厚みがありますね。
色はブリック(赤煉瓦)です。
アンツーカーソールですね!
アメリカントラディショナルを意識したチョイスでしょうね。
感想
プレーントゥダービーにアンツーカーソールという組み合わせで、
アメリカントラッドを思わせるデザインだと思います。
でも、トリッカーズらしいボリューム感のあるカントリーシューズの仕様です。
ショートバンツにも合いそうな、大人のスニーカーのようなホワイトバックスでしょうか。
愛らしいホワイトバックスですね!
今回はここまでです。
ではでは。