こんにちは。
今日も小雨が気になってしょうがない天候でした。
傘が必要なようでそうでも無い感じ？？
そして、やはり気温も低いです。
前回の続きです。
『トリッカーズ』の「MALTON」を取り上げています。
Tricker's M2508 MALTON
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前回は、底付け、ストームウェルト、ソール、について書きました。
今でこそカントリーブーツもタウンユースでカッコ良く履ける時代ですが、
元々はカントリーユースのための仕様ですね！
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カントリーユースのタフなブーツでありながら、
どことなく品もあるので、
タウンユースにも合うのだと思います。
更に、
本靴はアッパー素材もタウンユースにぴったり！！？
リペロスエード
今回テーマに掲げている、
ブラックのスエードです！
スエードはカジュアル寄りな素材ではありますが、
野山にも馴染むブラウン系スエードに比べ、
ブラックスエードは都市部にも馴染む色だと思います！
本靴では、
英国『チャールズ・F・ステッド』社の「リペロ・スエード」
が使われているとの事です。
「REPELLO SUEDE」ですね。
「REPELLO SUEDE」の特徴を考えるにあたり、
他のスエードと比較するのはどうか？
と思ったところ、
こちらの記事を見つけました！！
こういう情報、本当にありがたいです。（感謝）
「Vol.１」・・という事は「Vol.2」もあるのですが、
まずは「毛並み」の違いを比較されています。
いわば見た目、ファッション性、ですね！
同じ『チャールズ・F・ステッド』社からは3種類のスエードが紹介されています。
「KUDO REVERSE」、「SUPER BUCK」、「REPELLO CALF」です。
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「KUDO REVERSE」
KUDOというのは多分KUDUの事・・・ですよね。
こちらで取り扱われていました。
アフリカ南東部に生息する天然のアンテロープ「Kudu」の革です。
床面を起毛させてスエードにしているため、両面利用できます。
銀面には生息中にできた傷などが見られ、野生みあふれるものとなっています。
という事で、
牛では無いので希少性が高く、お値段も高いそうです。
そして、厚みがあるのに柔らかく、きめも細かくて美しいのですね。
Aランク評価となっています！
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続いて、
「SUPER BUCK」
こちらの記事を読ませて頂きました。（感謝）
現在一般的に出回っているカーフスエード（牛革）では最高峰と言われるスエードとの事。
超高級靴ブランドでも採用されています！（憧）
ちなみに、『Charles.F.Stead』の創業は1904年ですが、
その前身『ウィルソン アンド ウォーカー』となると1823年にまで遡るのですね。
（気になるなぁ・・・。）
タンナーも「スーパーバック」は「グッドイヤー製法にとって最高の英国製スエード」と太鼓判を押されているそうです。
なんといっても毛足の美しさが売りとの事！
裏側もラミネート加工され、柔らかくて丈夫なのですね。
こちらはSランク評価です！
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そういえば、
白いドレスシューズ特集をした時にホワイトバックスの「buck」という革について調べた事がありました。
もともと「buck」は牡鹿の革の事でしたね。
しかし、時代の変化もあってか牡鹿の皮の安定供給は難しいと。
そこで、代用として牛革を加工した「nubuck」や「suede」が登場しました。
現在では、牛革を含む起毛革の靴全体に対して「bucks」という言葉が使われます。
この中に「nubuck」がありますが、new buckの事でしたよね。
つまり、新たなbuckであると。
そういう意味では、
「super buck」というのは、superなbuck、
すなわち、極上のbuckという事なのかな！？
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そして、
「REPELLO CALF」
「CALF」ですが起毛革ですので、これが「REPELLO SUEDE」の事ですよね。
こちらの記事を読ませて頂きました。（感謝）
なめしの段階からスコッチガードという処理がされていて、
汚れを寄せ付けず、
水を玉のようにはじき、
油や塩分への耐性も恒久的にあり、
柔らかさや革本来の通気性は損なわれていない、
との事です。
つまり、非常に実用的なスエードですね！！
「KUDU REVERSE」や「SUPER BUCK」に比べるとやや劣るようですが、悪くないと。
流石スエードの名門『C.F.Stead』を代表する逸品で、
英国スエードの標準、
との事です。
こちらはBランク評価となっていますね。
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という事で、
毛並みという点では、
超高級ドレスシューズにも採用される「SUPER BUCK」がSランク、
牛革では無い「KUDU REVERSE」がAランク、
防水性・防汚性の高い「REPELLO SUEDE」がBランク、
でした。
本靴の「リペロスエード」はBランクですが、
決して悪くは無く、
英国スエードの標準と言えるクオリティは維持されています！！
何度も書いていますが、
そもそもドレスシューズでは無いので、
カントリーブーツなので、
にもかかわらずこの毛並みというのは十二分なのではないでしょうか。
今回はここまでです。
ではでは。
