こんにちは。
今日は曇り気味の晴れでした。
少し気温も下がったような・・・。
『トリッカーズ』の「MALTON」を取り上げようとしています。
Tricker's MALTON
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前回は、『トリッカーズ』のカントリーブーツの歴史、について書きました。
19世紀の膝丈のカーブトップブーツから、より快適なハーフブーツへと変わっていた時代、
カントリーブーツが誕生し、急速な発展を遂げ、1920年頃には現在の形に完成されたようです。
100年を超える歴史を持つブーツですね!(尊)
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カントリーブーツはファッショナブルな装飾としてブローギングが使用された時に、完成へと到達しましたね。
今回はブローグについてです。
以前にもブローグの歴史について調べた事がありましたが、
今回、こちらの記事を見つける事ができました。(感謝)
ブローグの厳密な歴史は明確ではない・・のですね。
全体の兆候は、16世紀半ばから後半までのある時点でアイルランドとスコットランドに遡ります。
オリジナルの靴は、今日のトリッカーズと同じように、カントリー向けのアウトドアシューズでした。
初期の靴は「Brogans」や「Cuarans」と呼ばれ、
鞣されていない皮で足を包み、
皮のストラップで固定する初歩的な履き物でした。
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ブローグの重要なデザインである穴の装飾の起源は、
ハイランドの古い靴にある水抜きの穴とだけ説明されています。
16世紀のハイランドのハンターが塹壕足の発症を防ぐために靴に穴を開けたと言われています。
スコットランドは落葉樹林でいっぱいで、気候は非常に寒く、湿気が多いため、地面は沼地でぬかるんでいます。
穴は靴に入った水を逃す事が出来るため、着用者の足をより早く乾かす事ができます。
鞣されていない皮を使った靴の場合、水抜きの穴は毛で隠されてしまいます。
排水穴は胴部の骨で作られた針を使って開けられたと考えられています。
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16世紀後半に「brogue」という言葉が使われるようになった時、靴全般を指すゲール語の「brog」に由来しました。
ブローグが靴の特定のスタイルになったのは、ブローギングが靴の革の穴やノコギリ歯を指すようになってからです。
その移行は20世紀初頭のどこかで起こりました。
最初の現代的なブローグは、男性用のカントリー靴として予約されていました。
しかし、このスタイルは都会の人々の間にも広まりました。
ウェールズ公エドワード王子は、1930年代に英国人の間でこの靴の人気を高めました。
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トリッカーズは1840年に今日のカントリーブーツの起源となるブーツを作りました。
ブローグのディテールはありませんでしたが、
耐水性があり、今日グッドイヤーストームウェルトとして知られる粗雑な手縫いのウェルトを備えていました。
水を分散させる機能を持つメダリオンは主に装飾であり、トリッカーズでは1920年代から独自のものが使われています。
ノコギリ歯のエッジは、グッドイヤーウェルト製法機械が導入された後のビクトリア朝後期(1870年代以降)に靴のデザインに組み込まれました。
今回はここまでです。
ではでは。
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