こんにちは。
今日も晴れました。
昨日より更に気温が上がったようですね。
ガンバって行こー、、、。
『ベルルッティ』のランニングシューズタイプのスニーカーを取り上げています。
モデル名が分からないのですが、
2021年秋冬に登場したのかなと。
BERLUTI （キャタピラーソール ）
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前回は、フォルム、フロントデザイン、フェイシング、について書きました。
レトロなランニングシューズのようなデザインをベースにあるのかなと！？
サイド
レースステイの隣、
トップラインからトゥガードまでのスペースには
ファブリックが使われています。
おそらくコットン系のキャンバス地ではないかと。
この生地は前回のタンと同じだと思います。
その周りを囲むように、ホワイトレザーのパーツがあります。
ファブリックの直ぐ隣のレザーには、『ベルルッティ』のアイコンの1つであるスクリットを思わせるような装飾デザインが描かれています！
このデザインは「2021年春夏コレクション」でバッグ等に多く使われていましたね。
このデザインは「signature」で、クリス・ヴァン・アッシュによって作られました。
その外側をプレーンなホワイトレザーのパーツが囲んでいます。
トゥガードからヒールまで、大きな面積がとられていますね。
実はこのパーツ、もっと凄いんです！（？）
・・・それはまた後で。
あらためてサイドデザイン全体を見ると、
スタンプが欠けたようなデザインですよね。
しかもそこだけレザーでは無くキャンバス地なのです。
まるでレザーを剥いだような！？？
さらに、
そのスタンプ箇所でさえ、
レザーを一枚剥いだようにも見えますね！？？
というように、
レイヤーデザインが引き立っているように思います！
バック
サイドの一番下で大きな面積を占めていたスムースレザーのパーツは、
外側と内側にありまして、
それをヒールで縫い合わせ・・・るのが一般的なのですが、
後ろ姿に縫い目がありません！
シームレスヒールですね！！（美）
滑らかな曲線がとても美しい！！！
・・
という事は、
外側から内側まで一枚のパーツで構成されているのですね！
ヒールタブもスムースレザーです。
装飾デザインは無く、すっきりとした後ろ姿です。
そして、ヒールのソールです。
画像を見て、驚きますよね！！？？
ナニ、コレ！！？
大きく張り出しているのはもちろん目立ちますが、
それ自体は昨今のボリュームソール人気であちこちのブランドも作っています。
でも、このカクッとしたスクエアカットは斬新ですよね！！
この唯一無二のデザインが、
2021年秋冬のルックにも見られたのです。
ただ・・・アッパーのデザインが違うんですよね。（？？）
アッパーが丸みのあるソフトな雰囲気なのに対して、
ソールのシャープなカットが対照的ですね。
ミッドソールの上部をダークカラーにした事で、
コントラストが一層強調されているように思います！
あらためて、ミッドソールから見ていきます。
ミッドソール
トゥスプリングは少し、
前方がやや薄く、
そこから後方へ少しづつ厚みを増しますが、
ボールジョイント辺りからヒールまで、ホワイトのミッドソールの厚みはほぼ変わっていませんね。
その代わりと言ってはナンですが、
ボールジョイント辺りからもう一枚、ブラック系のミッドソールが挟まれています。
こちらはウェスト辺りまでは厚みを増し、そこから後ろはほぼ同じ厚みです。
この2層のミッドソールによってヒール箇所に十分な厚みが生まれ、
全体的にはオーソドックスなジョギングシューズくらいの厚みとなっているのではないでしょうか。
前方は至ってオーソドックスなスニーカーデザインです・・
が、
やはりヒール箇所の張り出しが一際大きいですよね！
独特の強い存在感があります！！
いろいろと盛って圧倒するデザインでは無く、
ミニマルな中から飛び出したような尖ったデザイン、
でしょうか。
彫刻的な雰囲気もあるように思います。
アウトソール
アウトソールはボーダーパターンです。
ウェストには大きくブランドロゴもデザインされています。
ブロックに高さがあり、間隔も開いていて、
溝もしっかりとられています。
迫力のあるソールですね！
フォルムもスクエアに近い事もあって・・・
まるでキャタピラーのような！？？
感想
全体的にはクラシカルなランニングシューズを思わせる感じもしますが、
大きく張り出したスクエアヒール（ソール）
がとても個性的ですね。
こうした尖ったデザインをクラシックと融合させるのも『ベルルッティ』らしいように思います。
今回はここまでです。
ではでは。
