こんにちは。
今日も晴れました。
ちょっと蒸し暑かったかな。
『エドワードグリーン』のキャップトゥダービー「DUNDEE」を取り上げています。
『エドワードグリーン』にしては(?)ボリューム感のあるカントリーシューズのような、
いや、ミリタリーシューズのようなデザインですね!
前回はVeldtschoenについて書きました。
珍しい製法ですね。
もう少しヴェルトショーン製法について書きたいと思います。
というのは、こちらの記事を見つけたから!!(感謝)
1990年頃のOffiser's Zug Grain Veldtshoen Derby Field Bootと事。
ラストは64と書かれていますね。
ソックシートは『Holland & Holland』ネームとなっています。
1835年に設立された『Holland & Holland』は、イギリスで最初の(最高の)ビスポークガンメーカーで、最高のメーカーのハンティング服とハイキング服のラインも提供しているそうです。
つまり、この『エドワードグリーン』製のブーツもその1つという事ですよね。
そして、商品名にもあるように、ヴェルトショーン製法で作られています。
ヴェルトショーン製法についても言及されていますね。(学)
その始まりはおそらく16世紀頃、英国特許は19世紀に初めて登場したようです。
オランダ人がこの技術を南アフリカに輸入したと考えられています。
この構造が広く知られるようになったのは第一次世界大戦で、それ以来、最も丈夫なミリタリーシューズと関連づけられてきたそうです。
様々な情報が得られましたが、ミリタリーシューズの話はこのタイプの靴のデザインと関係してそうですね。
『エドワードグリーン』では「GALWAY」がミリタリーブーツに由来するとされていて、デザインも非常によく似ています。
さらに、こちらの「GALWAY」も見つけました!(感謝)
Edward Green Galway in Grey Country Calf (Veldtschoen Construction)
少なくとも1930年代から作られていたモデルで、
当時はイギリス軍のofficer's bootを作るトップメーカーだったそうです。
そして、こちらの「GALWAY」はヴェルトショーン製法が採用されています。
因みにラストは74で、リッジウェイソールとの事。
本国公式オンラインの「GALWAY」もよく見ると・・・
Veldtschoenです!!
ラストは64ですね。
あっ、
先ほど取り上げた『Holland & Holland』と同じラストですね。
あちらはプレーントゥで、
こちらはキャップトゥ、が違いますね。
そして、以前取り上げた『MACKINTOSH 別注』のラストが64でしたね。
キャップトゥダービーで! (81)EDWARD GRENN ⑦ MACKINTOSH 別注 (A) ラスト64 - 靴と歩む、僕の...
当時のミリタリーシューズ(ブーツ)に近いデザインなのかもしれませんね。
もう1つ、
Veldtschoenで検索していて発見した
こちらの記事もご紹介させて下さい。(感謝)
『テクニック』社(1992年に廃業)のVeldtschoenのキャップトゥダービーです。
1960年代から70年代はポピュラーに履かれていた、とありますね。
そして、Veldtschoenという単語について書かれています。
南アフリカ共和国のアフリカーンス語でフィールドシューズを意味するのですね。
そして、発音はヴェルトスクーンが正しいとの事。
オランダ語の靴がschoenで、スクーンというそうです。(学)
あぁ、どうしよう・・・これまで散々ショーンって、、、。
でも、今のところメーカーやショップではショーンと書かれていますので、
ショーンって書かないとヒットしないと思いますので、
ショーンで。
「DUNDEE」に戻りますね。
アウトソール
アウトソールはリッジウェイパターンのラバーソールです。
以前取り上げた「」もそうでしたね。
コマンドパターンほどゴツゴツとしていないので、ワイルドな印象は抑えられますね。
なお、UK12h以上の大きなサイズは、そもそもリッジウエィパターンが作られていないそうで、スタッデッドパターンが採用されていますね。
因みに、「CAIRGORM」ではバリエーションがありますが、基本の「Ⅱ R」ではコマンドパターンが採用されていましたね。
そして、ドレスを意識した「H」や「H R」ではスタッデッドパターンが採用されていました。
感想
goloshスタイルのカントリー・ミリタリー寄りなキャップトゥダービーは、近年の『エドワードグリーン』では非常に珍しいデザインですね。
しかも、ヴェルトショーン製法という本格仕様です!
『エドワードグリーン』の技術力が現れていますね。(尊)
同様のスタイルという事で、『JOSEPH CHEANEY』の「CAINGORM」を引き合いに出させて頂きました。
あらためて、このタイプの靴を復興させた功績を思いました。
「DUNDEE」と「CAINGORM」を見比べると、似ているようでいて、違いもしっか有りましたね。
今回はここまでです。
ではでは。