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キャップトゥダービーで! (15)SANDERS ① 歴史

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 一時の酷暑ほどでは無いですが、ゆっくりと夏へ向かっている感じがしますね。

 本来こうあって欲しかったなぁ。(苦笑)

 体調を整え直さないと。

 

 靴の話に戻ります。

 キャップトゥダービーに注目しています。

 『クロケット&ジョーンズ』の次は、

 イギリス国防総省にも卸しているブランドの、

 本気のミリタリーキャップトゥダービーです!

SANDERS Military Derby Shoe  1128B

 

 『SANDERS』はこれまでも何足か取り上げてきました。

ベーシックを追求! プレーントゥダービー ㉑ サンダース オフィサーシューズ(1) - 靴と歩む、僕の...

白いドレスシューズの可能性は!? (33) SANDERS ① 1303 - 靴と歩む、僕の...

 

 やはり一番の魅力はイギリス国防省(MOD)にレザーシューズの殆どを供給しているという本気のミリタリーシューズですよね!

 ひょっとしたら先月の『Platinum Jubilee』で衛兵が履いていたキャップトゥダービーも!?

  

 まずは、今一度ブランドの歴史から見ておきましょうか。

歴史

 こちらの記事を読ませていただきました。(感謝)

britishshoecompany.co.uk

 

 1873年、靴の聖地・英国ノーザンプトンのラシュデンにて、ウィリアムとトーマスのサンダース兄弟は『Sander Bros』を設立しました。

 

 ウィリアム・ベンジャミン・サンダースは若い頃、ロンドンでクリッカーとして働いていました。

 

 1873年、ウィリアムとトーマスの兄弟は5人の職人とともに小さな工房で働きました。

 彼らが通りの更に上の敷地の大きな建物に移動するまで、そう長くはかかりませんでした。

 事業は拡大し、注文も増え、より多くの職人とアウトワーカーを雇用し始めました。

 

 1912年までに、Sanders&SandersはSpenderロードに移動し、約70人の労働者を連れて行きました。

 しかし、アッパーはまだアウトワーカーによって作られ、工場に戻されて完成させていました。

 

 機械がより進歩し、チャールズ・グッドイヤーが「グッドイヤーウェルト」マシーンを開発するにつれ、工程は著しくスピードアップしました。

 

 第一次世界大戦によりブーツの需要が最も高まり、工場では週に約6000足の軍用ブーツを生産していました。

 戦争は1918年に終結しましたが、それでも約5000〜6000足の靴が工場から全国の顧客へと届けられていました。

 

 ビジネスは膨らみ、利益も増えましたが、1924年に、Wサンダースが最大の打撃の1つと説明する悲劇が発生しまいた。

 土曜日の午後に社員のためのガーデンパーティーを開いていた時、工場から煙が上がりました。

 火災の原因は謎のままですが、消防隊が到着した時には完全に壊れた最初のエリアであったことからクリック部門から始まったと考えられました。

 

 この逆境を通じて、サンダース兄弟は可能な限り最新の現代的な工場を再建しました。

 Wサンダースは「モデル工場」と呼んだと言われています。

 工場は拡張され、当時としては初めての、プロセス全体を1つ屋根の下で行える、完成と発送部門がありました。

 

 この試練の1年後、Wサンダース氏は引退し、3人の息子、ウィリアム、トーマス、レスリーにビジネスを任せました。

 同社は現在、第4世代のサンダースで、ISO9001品質保証を取得し、毎週2000足以上の最高品質の靴とブーツを製造しています。

 現在もSanders&Sandersはスペンサーロードの同じ工場にこれまでの1世紀と同じように存続し、英国のエレガンスで最高のものとして世界に知られ、世界中に輸出されています。

 

BEAMS Online Shop

コストパフォーマンス

 『サンダース』の魅力の1つに、コストパフォーマンスの良さが挙げられます。

 

 時代の変化により、イギリスに自社工場を構えて靴作りを続けるブランドが少なくなったと言われますが、『サンダース』はその限られたイギリス靴ブランドの1つです。

 

 さて、現在日本で展開されているイギリス靴を見渡してみると、『Church's』や『Crockett&Jones』等は・・・

 って、今回『Church's』をチェックして驚いたのですが、もう軽く10万円を超えているのですね、、、。

 今や15万円前後・・・。(絶句)

 『Crockett&Jones』はなんとかunder10万円。

 でも、今のところは、でしょうかね、、、。

 『CHEANEY』は8万円前後でしょうか。

 

 これらに対して、『SANDERS』は5万円前後となっています。

 

 価格と品質には相関関係があるように思いますので、前述した高価格帯のイギリス靴のコストパフォーマンスが悪いとは言い切れ・・ない、、かと。

 ちょっと弱気なのは、やはり値上げの影響が・・・。(高っ)

 とはいえ、革のグレードとか、デザイン開発とか、手間隙とか、品質管理とか、違いはあります。

 

 その上で、『サンダース』のコストパフォーマンスが良いと言われるのは、イギリス国防総省をはじめ、世界各国の軍隊や警察への供給を背景に、効率的に大量生産を可能とする独自のマネジメントシステムを確立しているから、との事。

ABOUT SANDERS – SANDERS.JP OFFICIAL ONLINE STORE

 そのため、ノーザンプトンの他のメーカーと同様の素材・製法で比較しても製造コストを抑えられているそうです。

 

三越伊勢丹オンラインストア

 コストパフォーマンスに関しては、イギリス製のドレスシューズの中では優れているのかもしれません。

 ただ、インドネシアのあのブランドとか、国産の同価格帯のブランドなどと比べてもそうと言えるかどうかは・・・どうでしょうね??

 個人的には、コストパフォーマンスが魅力というよりも、サンダースだからこそというモデルがある点に魅力を感じます!

 その1つが今回のキャップトゥダービーです・・

 というところで、

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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