こんにちは。
今日も晴れて、気温もじわじわと・・。(汗)
数日前の酷暑よりはだいぶマシですけどね!
夕方に吹いて来た風が気持ち良かったです。(涼)
靴の話に戻ります!
キャップトゥ ダービーに注目しています。
今回も『クロケット&ジョーンズ』ではあるのですが、
『クロケット&ジョーンズ』では無い靴!??
PEAL&CO キャップトゥダービー
【 中古 】418 / 0520 試着程度 クロケット&ジョーンズ PEAL&CO ブルックスブラザーズ別注 8E サブスタンダード品
『PEAL&CO』については、以前『Brooks Brothers』について書いていた時に触れていました。
もともとは1791年にロンドンで創業したビスポークブーツの工房でしたね。
1940年代後半頃からブルックスブラザーズ別注の既成靴を卸すようになり、
1965年に廃業する際、ブルックスブラザーズが買い受けました。
という事から、
『ブルックスブラザーズ』ではイギリス製の高級靴を『PEAL&CO』の名前で展開していたようです。
本靴のブランドロゴを確認すると、
『PEAL & CO』
MADE IN ENGLAND
EXCLUSIVELY FOR
『BOOOKS BROTHERS』
です。
ですので、『CROCKETT&JONES』の名前は出ていません・・。
でも、ライニングを見ると、
手書き文字の感じやラスト324が『クロケット&ジョーンズ』と同じですね!
また、アウトソールも同じですね。
おそらく、革や糸なども同じでしょうね。
という事で、『クロケット&ジョーンズ』では無いのですが『クロケット&ジョーンズ』でもあるというキャップトゥダービーなのです。
なお、本靴はサブスタンダード品です。
「SUBS」の刻印がありますね。
爪先やヒールの辺りが理由でしょうかね。
では、靴を見ていきましょう。
ラスト324
【 中古 】418 / 0520 試着程度 クロケット&ジョーンズ PEAL&CO ブルックスブラザーズ別注 8E サブスタンダード品
324についての情報を探してみたのですが、なかなか・・・。
ただ、ハンドグレードコレクションで何足か見かけました。
メインコレクションでも「WOBURN」というチャッカブーツがラスト324のようですね。
ノーズ長は長過ぎず短過ぎずで、中庸くらいでしょうか。
幅も太過ぎず細過ぎずで、十分な感じがします。
ウエストからヒールはコンパクトに絞られていますね。
ボールジョイントからトゥへの絞りはインサイドからも効いていて、バランスの良いカーブです。
トゥはスクエアですね。
エッジは立っておらず、丸みが感じられる上品なスクエアトゥになっています。
キャップトゥ
【 中古 】418 / 0520 試着程度 クロケット&ジョーンズ PEAL&CO ブルックスブラザーズ別注 8E サブスタンダード品
トゥキャップは十分な長さがとられています。
イギリス靴らしいエレガントなバランスですね!
淵はダブルステッチで、2本の間隔は少し空いています。
アッパーの色味より暗い糸という事も相まって、ダブルステッチの存在感がありますね。
ややカジュアルなデザインだと思います。
とはいえ、ステッチは細やかで整っており、上品なカジュアル感ですね!
ダービー(外羽根)
【 中古 】418 / 0520 試着程度 クロケット&ジョーンズ PEAL&CO ブルックスブラザーズ別注 8E サブスタンダード品
ダービーは5ホールの内鳩目です。
クォーターのカットラインは、羽根の付け根から後方へ伸びてからカーブを描いてウエストへ落ちています。
オーソドックスなデザインのダービーですね。
ヴァンプとクォーターの縫い合わせ箇所もダブルステッチです。
先ほどのトゥキャップと同じく、2本の間隔は少し空いていますね。
バランスの良いデザインだと思います。
カーフ
【 中古 】418 / 0520 試着程度 クロケット&ジョーンズ PEAL&CO ブルックスブラザーズ別注 8E サブスタンダード品
僕はこの革を見た時に、『クロケット&ジョーンズ』の「MORETON」などで採用されるタン バーニッシュカーフを思い起こしました。
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色味や濃淡がなんとも魅力的ですね!(美)
本靴の方がもう少し薄く明るい色味でしょうかね。
製造された時代的なものもあるかと思いますが、
革の張りや皺の感じ、艶など、革の質感も良いですよね。
この革によっても靴に上品な印象がもたらされていると思います。
ダブルソール
グッドイヤーウェルト製法です。
コバの張り出しは抑えられていて、シングルウェルトですね。
ヒールもオックスフォード(内羽根)と同じ仕様です。
アウトソールはレザーですが、厚みがありますよね。
ダブルレザーソールです。
ここはダービー(外羽根)に合わせたデザインとしたのでしょうね。
感想
ダブルソールのキャップトゥダービーでも、カントリー寄りな雰囲気では無く、とても上品な雰囲気がありますね。
ドレス寄りという感じとも少し違うような、オーソドックスで上品なカジュアルという印象でしょうか。
今見ても魅力が感じられますね!
そして、
やはり『ブルックスブラザーズ』のイメージにも合いますね!!
今回はここまでです。
ではでは。