こんにちは。
今日も何とか天気は持ち、晴れ間もありました。
まだ暑さで大変という程でもないし、
大量の雨で大変という訳でも無いし、
恵まれている方ですね。
「悪く無い。」、そう、悪く無い。
では前回の続きです。
ブルックスブラザーズが経営破綻したというニュースを受けて、
僕の勝手な想いをあれこれ書いています。
ブルックスブラザーズといえばアメリカントラディショナルですよね。
しかもオリジナルも持つ老舗です。
そして、
僕としてはやはり靴も気になります。
ブルックスブラザーズと言えばオールデン!
アメリカを代表するブランド同士のタッグですから、
アメリカントラディショナル好きには堪らんでしょうね!(笑)
そして、オールデンと言えばホーウィンのシェルコードバン!
そう、ブルックスブラザーズではシェルコードバンを使ったオールデン製の靴がありました。
(ここ数年はほぼ絶滅状態らしいのですが・・・。)
そして、ラストもオールデンのものでは無く、
ブルックスブラザーズ専用とか!?
ブルックスブラザーズがオールデンとの関係を持つきっかけになったといわれる靴がこちら。
タッセルローファー
|
カーフスキンのモノが1足だけ見つかりました!(希少)
タッセルローファーは、俳優ポール・ルーカスがカリフォルニアとニューヨークの靴ショップにオーダーをし、その製作をオールデンが請け負って誕生したと言われています。
そのタッセルローファーの人気がブルックスブラザーズの目に留まり、同社での取り扱いが始まったそうです。
ちなみに、踵にフォクシングステッチという飾り縫いが入るのはブルックスブラザーズ仕様との事。
そして、大人気のアンライニングのペニーローファーですよね!
ライニングの無い仕様はブルックスブラザーズ仕様として有名です。
足への馴染みが良いようですね。
この靴については、販売されてるところが見つかりませんでした...。
また、ブルックスブラザーズでは英国製の靴も有名ですね。
Peal&Coネームの靴です。
Peal&Coは1791年にロンドンで創業したビスポークブーツの工房で、
1940年代後半頃からブルックスブラザーズ別注として既成靴を卸していたそうです。
当時、既成靴の製造はエドワードグリーンが請け負っていたとの事。
その後、1965年の廃業の際にブルックスブラザーズが買い受けたそうです。
ブルックスブラザーズへ引き継がれた後は、チャーチ製やクロケット&ジョーンズ製となったとの事。
楽天で状態の良い靴が見つかりました!
|
英国靴らしいカチッとした作りで、重厚さも感じられますね。
ブルックスブラザーズのスーツに合いそうな、アメリカ的なデザインかな。
こちらはチャーチのようなデザインでしょうかね。
|
ヒドゥンチャネルですし、ヒールの釘打ちにも拘りが感じられます。
やはり作りの良さが感じられますね。
僕も昨年の伊勢丹セールでPeal&Coのコードバンに出会ったのですが、
Alexを購入した後という事もあって断念しました。
今思うと、買っておけばよかったかなぁ...。
Peal&Coの靴を見ていると、
製造は英国の信頼のある靴メーカーが請け負っていて、
ブルックスブラザーズ用の特別仕様にもなっていて、
アメリカ紳士がどこへ行っても恥ずかしくない靴ですね。
そこにもブルックスブラザーズというブランドの姿勢が感じられます。
にもかかわらず、peal&coの知名度が弱いからか、
過小評価されているように思いますね。
残念ながら、チャーチやクロケット&ジョーンズの名前で販売した方が価値が高いかもしれませんね、、、。
昨今のファッションの様子を眺めていると、ふと思う事があります。
今や最高級靴ブランドとして名前が上がるエドワードグリーン、
人気抜群のクロケット&ジョーンズやオールデンも、
かつては自社の名前が出ない下請けをしていたり、経営難もあったと聞きます。
当時はファッションブランドの人気が強く、靴ブランドはそれ程でも無かったのでしょうね。
それでも自社工場で品質の良い靴を作り続けてきたのでしょう。
その後、ファッションの世界の環境が変わり、
ブランドは生産コストの安い国外生産へ切り替えたり、低価格レーベルを増やしたり、様々な変化を繰り返しながら信頼や地盤が弱くなっていってしまったのかな。
その結果、本国自社工場で丁寧に靴を作り続けていたブランドが、本格・本物として信頼を積み上げてきたのかもしれませんね。
ブルックスブラザーズの創業者ヘンリー・サンズ・ブルックスが掲げた基本理念がありました。
「最高品質の商品だけを作り、取り扱うこと。適正な利益のみを含んだ価格で販売し、その価値を理解できる顧客とのみ取引すること。」
原点に立ち返ってブランドを再生してほしいです。
ではでは。