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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (122)Allen Edmonds Thayer

 こんにちは。

 今日は曇り、夜は冷たい雨です。

 思いの外体感温度が低くて、、、油断できないですね。

 

 前回の続きです。

 『アレン・エドモンズ』のシングルモンクを取り上げています。

 今回はこちらです。

Allen Edmonds  Thayer

 

 「Thayer」についてググったのですが、、、

 なかなか情報が見つかりませんね。

 とにかく本靴を見ていきましょう!

 

年代

 ライニングに記載された情報を確認したいところですが・・・

 「9D」しか分かりませんね。(苦笑)

 ソックシートのロゴデザインを見る限りでは、

 いわゆる「縦文字」ですので、

 1990年前半〜2013年くらいの時期でしょうね。

 

フォルム

 ラストについても、分かりません。

 

 見た感じでは、

 スッキリと細めで、

 トゥもコンパクトなラウンドで、高さも薄め。

 ノーズ長は十分ありそうです。

 甲も低く抑えられています。

 

 とてもスマートなフォルムですね!

 

AIGLE

 

横顔

 クォーターの革の切り返しはありませんが、

 外羽根はありますね。

 構成としては、

 内側と外側のサイドの革がトゥとヒールで縫い合わされ、

 サイドの革にヴァンプの革を縫い合わせています。

 『EDWARD GREEN』の「DOVER」や、そのシングルモンク版「ASHBY」と「CLAPHAM」と同じような構成ですね。

 

モカ縫い

 上でさらっと触れましたが、ヴァンプにはモカ縫いが施されています。

 Uチップですね!

 

 U字の大きさは広過ぎず、狭過ぎずで、やはりイギリス靴のようなバランスかと。

 

 モカ縫いの種類は「拝みモカ」で、

 スプリットトゥは縫い割りです。

 

 ステッチがほとんど見えないくらい細やかな縫いで、

 合わせた革の厚みも抑えられていますね。

 

 ドレス感のあるUチップになっていると思います!

 

 

ストラップ、バックル

 ストラップはドレスシューズとしては少し太めでしょうか。

 上下から絞られたVフロントのような羽根の先からほぼ並行に伸びていて、Y字型のようなデザインですね。

 先端はラウンドです。

 

 バックルもやや大きめです。

 フレームは角に丸みのあるシンプルなスクエア型で、

 適度な幅はありますが、厚みは抑えられていますね。

 艶のあるシルバーがすっきりとした印象です。

 

スウェード

 アッパーはダークブラウンのスウェードです。

 毛足も短く整っています。

 

 ユーズドなのでエイジングの影響もあるのかもしれませんが、かなり柔らかそうな質感ですね。

 パッと見た時にアンラインドなのかな?と思ったくらいです。

 でも、レザーのライニングがありました。

 トップラインと羽根の縁には革でパインピングもされています。

 

 ヒールも見ておくと、縫い割りで、上端はドッグイヤーです。

 キリッとした印象の”耳”ですね!

 

 ヒールブロックの積み上げは高くはなく、安定感のある後ろ姿ですね。

 

 

ソール

 『アレン・エドモンズ』ですので、底付けはオールアラウンドグッドイヤーウエルト製法ですね。

 ヒールまでぐるりと出し抜いのステッチが施されています。

 そのためヒールもコバの張り出しがあるのですが、本靴のようにカジュアルなデザインにはちょうど良いバランスですね!

 

感想

 細くスマートなフォルムに、

 「DOVER」のようなダービー(外羽根)で、

 細やかで上品なUチップ、

 毛足が短く整ったソフトなスェードと、

 まるでイギリスのカントリースタイルのUチップを彷彿とさせるデザインですね。

 

 その上で、低く抑えられたヴァンプや少し太めのストラップと少し大きめのバックルが個性を表しています。

 アメリカ流のエレガンスですね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

CASETiFY

 


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