こんにちは。
今日も晴れました。
少し気温も下がってきたでしょうか。
でも、まだ冬物の出番とまではいかないかなぁ。
クロケット&ジョーンズのシングルモンクを見ています。
前々回、前回と「MALVERN」を色・素材違いで取り上げました。
今回も「MALVERN」ですが、また少し違う!?!?
CROCKETT&JONES MALVERN 3
「MALVERN」は「MALVERN」なのですが、「3」です!
ググってみたのですが、僕が見つけられたのは『Trading Post』だけでした。
詳しく取り上げた記事も出されています!(感謝)
前回までの「MALVERN」と何が違うのか?
それはラストです。
ラスト379
『Trading Post』はCrockett&Jones公式通販ショップとの事で、同ブランドの主要ラストについて分かりやすく解説された記事もあります。(感謝)
ラスト(木型)の紹介 | クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones) | Trading Post 公式通販
ラスト379は2019年6月に誕生したメインコレクションのラストなのですね。
基本的にはクラシックなショートノーズのラウンドシルエットとの事。
近年誕生した新しいラストがショートノーズというのも興味深いですね。
敢えて少しレトロ感のあるシルエットが逆に新しい!!?
ただし、たんなるクラシック回帰という訳では無いようです。
フィットが現代的に調整されてるとの事!
すなわち、ウェストを絞り、ヒールカップを小さくする事で、フィット感が上がっているそうです。
クロケット&ジョーンズはこういう細やかな変更が本当に上手です。(嬉)
流石、所有するラストの数が世界で最も豊富、とも称されるブランドですね。(凄)
見た目はクラシックな佇まいでありながら履き心地は現代的というラストなのですね。
「「ニュークラシック」として未来の定番となるべき特別な存在」と言われていますので、それだけ完成度が高いのでしょうね!
フロント
あらためて「MALVERN3」を見ると、
ノーズが長くは無いからか、
ウィズがきちんとあって、トゥへのアウトサイドカーブがしっかりあり、インサイドカーブもあって、トゥの丸みもあって、
つまりは、フロントに丸みが感じられる、少しボリューム感のあるような、印象ですね。
とはいえ、カントリー程のボリューム感では無く、アウトサイドカーブや僅かなエッジが効いているように思います。
そのスマート感がクロケット&ジョーンズらしいですね!
前回までのラスト341の「MALVERN」は、ノーズがスーッと伸びた、スマートな、前後方向を感じるフォルムでした。
それに対して、今回のラスト379の「MALVERN3」は、ウィズがある、横方向を感じるフォルムかなと思います。
シングルモンクのプレーントゥというベーシックなデザインだからこそ、ラストの違いがより現れていますね!
ANILINE CALF
アッパーはブラックのアニリンカーフです。
アニリンカーフについてこちらを読ませて頂きました。(感謝)
Q. アニリンカーフとはどのような革のことですか? | 靴・皮革製品のお手入れ、靴磨き、Q&A、お悩み解決 ポータルサイト
色落ちやシミになりやすいアニリンカーフにはクリーナーは禁物です。
その為アニリンクリームは保革に加えてクリーナー的な役割も果たすようです。
ただし、それによって色落ちが起きる事もあるようですね。
そこで、アニリンクリームの使い方がレクチャーされています。
クリームを少量塗ったら1分ほど乾かし、それから磨くと良いそうです。(学)
クリームで浮いた色を落とさないように乾かすのでしょうね。
「MALVERN3」の話でしたね。
そもそも最もベーシックなシングルモンクのドレスシューズといえば、やはりブラックのカーフですよね。
初回がブラックスエード、2回目がブラウンカーフ、と撚りの効いたデザインから取り上げましたが、本靴の方がベーシックです。
イギリスではブラック(カーフでしょうね)のシングルモンクはフォーマルとして認められ、オフィスでもスーツに合わせられるそうですし。
という事は、バルモラル(内羽根)と並んでドレスシューズのベーシックなデザインとして認められているという事ですよね。
ラスト379のところで、「「ニュークラシック」として未来の定番となる」という話がありましたが、まさにシングルモンクはそのラインナップに相応しいデザインと言えそうです。
この点、フォーマル度としてはバルモラルの方が高いですよね。
ただ、その分カジュアルには合わせづらい面も無いとは言えないかなと。
それに対してシングルモンクはカジュアルとの相性も良いです。
そんなポジションも現代的なのかなと思いますね!
今回はここまでです。
ではでは。