スポンサードリンク

さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (9) CROCKETT&JONES SWINDON

 こんにちは。

 今日は曇り気味の晴れでした。

 気温が少し下がったようで、肌寒さを感じました。

 このままじわじわと寒くなって来るのかなぁ。

 

 クロケット&ジョーンズのシングルモンクを取り上げています。

 「MALVERN」の次はこちらです。

 

CROCKETT&JONES  SWINDON

 ブラックカーフのシングルモンクです。

 

ラスト377

 ラストについてこちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)

ラスト(木型)の紹介 | クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones) | Trading Post 公式通販

 2016年6月に誕生したメインコレクションのラストです。

 ラウンドラスト復権のために製作されたそうで、英国クラシックシューズ特有の丸みの強いトゥシェイプだそう。

 

 確かに先端は尖り気味というよりもコロンと丸い感じですね。

 

 それでいて、つま先に若干長さを持たせたエレガントな佇まいである、と。

 少し伸びやなトゥで、内外両方から先端へ細くなっていますね。

 それによってドレス感が上がっているように思います。

 

 内側に振られたアシンメトリー(左右非対称)なシルエット、との事。

 全体から見ると、インサイドのヒールからボールジョイントはほぼストレートで、

 アウトサイドは大きくカーブしていますね。

 

 ウェストは絞り込まれ、ヒールカップは小振りな設計で、フィット感に優れているそうです。

 現代とクラシックが共存した存在との事。

 

 前回取り上げた「MALVERN3」のラスト379も同じような設計思想だったように思います。

 379が誕生したのが2019年6月ですので、本ラスト377より3年後ですね。

 両靴を見比べると、本靴の方が少しノーズが長くてシャープな感じがするように思います。

 という事は、更にノーズは短く、クラシックな方向へ進んでいるのかな。

 

 とはいえ、履く人の身体的個性やファッションとの相性もありますので、どの辺りがしっくりときて、自分に似合うのか、ですよね。

 その際に選択肢があるというのも豊富なバリエーションを誇るクロケット&ジョーンズの強みですね!

 

横顔

 クオーターの革の切り返しがありますね。

 羽根の付け根からソールへはカーブを描いていて、クラシックなデザインを踏襲していると思います。

 

 ロングノーズという程ではありませんが、スッと伸びたノーズがシャープな印象ですね。

 

バックル

 

 「SWINDON」の特徴的なデザインがこのバックルだと思います。

 

 サイズはやや小ぶりで、ドレスシューズのシングルモンクとしては標準的ですね。

 

 両横は少し細く、両縦が少し太いデザインですね。

 そして、角は丸みが無い角ばったデザインです。

 とてもシャープな印象ですね。

 

 因みに、「MALVERN」はサイズは同じく小ぶりですが、角は丸みがあって上品な印象でした。

 バックルの違いは両靴の印象の違いに大きく影響していると思います。

 

ソール

 底付けはシングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法です。

 アウトソールはシングルレザーソールです。

 コバの張り出しも抑えられていて、ドレスシューズらしいスッキリとしたアウトソールに仕上げられていますね。

 メインコレクションですので、オープンチャネルです。

 ヒールはダブテイルですね。

 

感想

 全体的にはクラシックな雰囲気のシングルモンクで、「MALVERN」や「MALVERN3」と同じくらいのポジションにあるでしょうか。

 その中で、「SWINDON」は少しシャープな印象に仕上げられているように思います。

 ファッションも少しシャープな感じと相性が良さそうですね。

 こういう微妙な違いが楽しめるのもモンクストラップシューズの面白さですね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


スポンサードリンク