こんにちは。
今日も晴れました。
幸い、昨日ほど寒くは感じなかったですね。
前回の続きです。
エドワードグリーンのシングルモンクを取り上げています。
今回はこちらです!
EDWARD GREEN TROON
あまり情報が書かれていないので、僕なりに手探りしながら書いていきます!
まずはモデル名からです。
おそらくこちらの記事のモデルと同じではないでしょうか!??(感謝)
「TROON」というモデルだそうで、90年代〜2004年頃のラスト606のモデルです。
クラシカルなラスト202をスクエアトゥに変更した感じですね。
エドワードグリーンは同じモデル(デザイン)をラストを変えて展開していますよね。
そのため、一見違う靴のような印象がする「TROON」が存在しうるのです!
例えばこちらの記事にも「TROON」が掲載されています。(感謝)
ラスト82が登場した頃(2003年頃)の「TROON」との事!
スマートなアーモンドトゥで現代的な印象です。
それでは本靴を見ていきましょう!
製造時期
ラストは82、ウィズはEです。
因みにサイズはUK81/2、US9ですね。
さらに因みに、インソックのデザインを見ると大文字ブロック体ロゴですね。
2004年から2014年頃の製造でしょうか。
ラスト82
2003年に登場したラストです。
ノーズが少し長く、ややポインテッドなラウンドトゥで、スマートな印象ですね。
エドワードグリーンの主力ラストの1つで、
クラシックな印象の202に対して、
現代的な印象の82という位置づけでしょうか。
プレーントゥ
装飾の無いプレーントゥなので、ラストのフォルムがしっかり現れますね。
ストラップの位置が高いシングルモンクはノーズも長く見えます。
ラスト82は元々ノーズがやや長めなので、より一層ですね!
サイドやヒールにも装飾はありません。
ドレスシューズとしてのシングルモンクはこのようなシンプルなデザインが多いですね。
ストラップ、バックル
ストラップの幅はドレスシューズとして標準的ですね。
対応するバックルも小ぶりです。
角に丸みがある長方形で、厚みや幅も標準的です。
色は艶消しのゴールドで、少し重厚感がありますね。
全体的な印象はとても控えめで、大人しいシングルモンクですね。
クォーター
クォーターの革の切り返しがあります。
コンパクトな羽根もあり、ダービー(外羽根)がベースとなっています。
羽根の付け根からソールへのカットラインは斜め後方へのストレートです。
前回の「MACMILLAN」と見比べて、もう少し傾斜がしっかりしていますね。
というのも、羽根の付け根の位置が少し前方へ出ていますよね。
そこを頂点に上の羽根側と下のソール側へと裾広がりになっています。
すなわち、山型・V字型を横にしたようなデザインですよね。
そのため、正面から見た時に羽根がVフロントのようになっています。
感想
クォーターの革のカットラインについて、
個人的にカーブを描いたカットラインにクラシカルなエレガンスを感じるのですが、エドワードグリーンではストレートラインが結構多く見つかりますね。
この点、エドワードグリーンに対してはクラシカルな靴のお手本といったイメージを勝手に持っていました。(伝統)
ですので、エドワードグリーンのシングルモンクとなれば、それこそTrickers’sの「MAYFAIR」のようなイメージを持っていたので、
(僕の勝手な)イメージとは違ったデザインに少し驚いています。(笑)
むしろCROCKETT&JONESの「SAVILE」に近いですよね。
ただ、「MACMILLAN」も「TROON」も「SAVILE」ほど攻めた印象では無く、もう少し落ち着いた印象がしますね。
その辺りはやはりエドワードグリーンらしいと思います!
むしろエレガントな印象のカーブラインを控えた事でストイックな落ち着き感もあるように思います。
それこそ「monk(修道士)」のような。
そう考えると、実はよりクラシカルなデザインなのかもしれませんね!??(楽)
今回はここまでです。
ではでは。