こんにちは。
今日は曇り時々晴れくらいだったでしょうか。
気温はそれ程上がらなかった感じで、割と涼しかったです。
このくらいなら秋服が着れそうですね。
前回の続きです。
今年の靴博では、ブーツの印象も強いように思いました。
Nigel Cabourn Hiker
あくまで僕の感覚なのですが、
ナイジェル・ケーボンはアパレルの方のイメージが強くて、
正直、靴のイメージは有りませんでした・・・。(恐縮)
ただ、アパレルに関しては、ヴィンテージアイテムを元にしたタイムレスなデザインと、丈夫で質の高い作り、という印象があります。
そうしたクオリティで作られた靴であれば、長く愛用できる可能性が高いですよね!!?(期待)
で、今回のブーツです。
デザインはクラシックなハイキングブーツがベースでしょうね。
ただし、個性的な印象もしっかり感じられます。
まずは、分厚い革ですよね!!
タンの盛り上がり具合とか、ヤバイです!
にもかかわらず、しなやかさを感じる革で、足当たりが良さそうですよね。
ゆっくり過ごせない状況で試着は出来なかったのですが、
おそらく気持ち良いだろうなぁ、と想像します。
クロムエクセルレザーの魅力が見事に引き出されているデザインだと思いました。
そして、フックを留める留め具もポイントですよね。
よく見るこの種のブーツは7ホール(ホール?)かそれ以上くらいだと思いますが、本靴は6ホールです。
留め具が少ない事でタンの革も目立ち、個性的な印象がしっかり出ていますね。
また、留め具自体も中3つのデザインが他より更に頑強になっています。
金具が並ぶ靴の横顔の印象もクラシカル感が強いですね。
他方で、アウトソールは割と大人しめと言いますか、ゴツゴツ主張していませんよね。
そこにも本靴の品の良さを感じます。
総じて、とてもクラシックで、上質な、クラス感のあるマウンテンブーツという印象でした。
実際、価格も相応ですからね・・・。
ただ、仮にハイブランドが作ったとしたらもっと高額でしょうね。
また、靴ブランドでこの品質、このデザインがあるのかどうか・・??
やはり完成度の高いブーツだと思います!
アンクルブーツより長めの丈のブーツも気になりました。
ブーツらしいブーツと言いますか、
ブーツならではのデザインと言いますか、
これぞブーツ!!ですね。
Tricker's 5634
トリッカーズと言えば!のカントリーブーツですね。
「5634」はSTOWですが、MOLTONと言った方が有名かもしれませんね。
デザイン的に同じですし、両靴の区分けも判然としなくなってきているようですし。(苦笑)
今回は靴博別注として、
アッパーにクロムエクセルを、
アウトソールにリッジウェイソールを、
使用していますね。
カントリーブーツで見慣れない革の質感も個性的ですが、
何と言っても革の断面の色が目立つ感じが個性的ですよね!!
これによって、パーフォレーションやピンキングの細やかさがより伝わってきます。
こういう魅せ方もあるんだなぁと感心しました。
Rolling dub trio GIRAFFE ENGINEER BOOTS
僕は今回初めて知ったブランドで、浅草を拠点とするクラフトバンクのブーツブランドだそうです。
圧巻なのは、シェルコードバンが使われた11インチブーツだという事。(驚愕)
何という輝き、何という贅沢、何という迫力。
革の厚みも凄いですよね。
そして、見るからに精緻な作り。
キレの良いカット、綺麗な断面、細やかなステッチ。
成形も綺麗ですし、バックルの文様まで抜かり無しです。
底付けも個性的です。
トゥからボールジョイント過ぎ辺りまでは特徴の異なる3つのステッチが見られ、
そこからヒール中程までがシングルステッチ、
そこからヒールはノーステッチ、ですね。
ハンドソーンウェルテッドだそうです。
感想としては、王様のエンジニアブーツですね。(溜息)
他にも様々なブランドから様々なブーツが登場しています。
個人的にブーツの充実は嬉しい傾向です!
レディースではロングブーツ等が毎冬話題となっている印象がありますが、
メンズはショートブーツくらいまで、が多いような気が・・・。
でも、近年はジェンダーレスな流れが大きくなってきているような感じがしていて、
メンズでも女性的なデザインを取り入れ始めているブランドがじわじわ増えてきているように思います。
そこからブーツの丈も・・・関係して来ないかなぁ!?!?(笑)
今回ご紹介したブーツは一見すると男らしいデザインです。
ただ、上品さや装飾性も感じられるデザインという面においては少し女性的な感覚もあるかなぁとも思いました。
今回はここまでです。
ではでは。