こんにちは。
今日は予報で聞いていたよりも晴れなかったような・・・。
晴れ、曇り、小雨、強風、、、まだ8月は戻って来ない感じでした。
いや、これが新しい8月なのかな・・・。
オールデンの白いドレスシューズを取り上げています。
こちらのホワイトバックスを見つけました。
ALDEN 53510
一見すると、前回取り上げたホワイトバックスと同じ!?!?
でもよーく見ると、少し違います。
アイレット
少しボリューム感のあるラウンドトゥ、
中庸なノーズ長、
までは前回とほぼ同じです。
レースステイをよく見ると、6アイレットです!
前回は5アイレットでしたので、1つ多いですね。
個人的には、スポーツやミリタリーを感じます。
フィット感が増すイメージからかなぁ??(笑)
ナチュラルカラーのコバにホワイトステッチがホワイトバックスと馴染みますね。
ラスト
そしてフロント側のフォルムを見ると、
少し内側へ傾いたような、捻れたような、
ウエストも絞られたような、
そんな感じがしませんか!?
何故ならこちらの靴はモディファイドラストだから!
元々は矯正靴用に設計されたラストだそうです。
特徴としては、「アーチサポート(土踏まずのフィットが強め)」と「ゆったりとした幅」ですね。
ドレス目的では無く、あくまで矯正目的のラストですので、フォルムは少し変わっています。
それをファッションとして取り上げたのが、以前書いたパリの『HEMISPHERES(エミスフェール)』であり『ANATOMICA』でしたね。
日本でも、有名セレクトショップが積極的に展開してきましたよね。
ふと思ったのですが、
モディファイドラストのフォルムは、伝統的なドレスシューズの中においては悪意無い意味で歪だと思います。
伝統的な美の秩序に対して違うものが入るという事、
そしてそのものが持つ美があるという事は、
アヴァンギャルドな感じもありますね。
で、インソックの印字を見ると・・・Vermeerist BEAMS??
おそらくこの前拝見したこちらのホワイトバックスと同じモデルではないかと思います。
あらためて、かなりカッコいいです!
ノーズ
羽根の付け根の位置はボールジョイントの真上より前寄りですね。
6アイレットですので、レースステイも少し長めでしょうね。
前回取り上げたホワイトバックスと比べると、ノーズが少し短く見えるバランスでしょうか。
ショートノーズという事では無く、中庸な印象です。
羽根の付け根から水平気味に後ろへしっかり伸びてからウエストの辺りにスッと落ちる革の切り返しデザインは前回と同じですね。
ロングノーズでは無い中庸な長さの靴が、横から見ると長くスマートな靴に見えますね。
やはりセットアップでも合わせられそうな、
クラシックで上品なバランスだと思います。
これにはCウィズというスマートな幅も影響していると思います。
仮にもう少し幅が広いとしたら、ズングリとポッテリとした感じになるかもしれませんよね。
アウトソール
コバを見ると、出し抜いのステッチはウエストまで、ヒール周りにはありません。
シングルウェルトのグッドイヤーウェルト製法ですね。
アンツーカーソールでは無く、シングルレザーソールです。
ウエストのカーブが効いていますね!
感想
前回取り上げたホワイトバックスとよく似たデザインです。
でも、よく見ると少しづつ違いがありますね。
そしてもう一度全体を見ると、印象の違いが感じられます。
更に履き込んでいくと個性の違いが出てくるでしょうね。
靴の魅力って凄い!!
おまけ
ホワイトバックスを紹介されていたビームス小林さんのプロフィール(?)欄にYouTubeの「ビームステレビ」があったので観てみました。
衝撃の映像が・・・
うえだ隊長の自由さが面白過ぎる。(笑)
そしてスーツ選びに戻るメンズ・・・。
今回はここまでです。
ではでは。