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白いドレスシューズの可能性は!? (13) ALDEN ④歴史4 パリ

 こんにちは。

 今日は雨、時々曇り。

 気温もあまり上がらなかったですね。

 8月とは思えない暗さと涼しさ・・・。

 

 西日本の大雨が続いていて、被害も出てしまいました。

 これまでに無い程の記録的豪雨とも言われています。

 何とかこの危機を乗り越えたいです。

 

 気持ちを前向きにしたいので、オリンピックの記憶を思い出しています。

 スポーツの楽しさ、素晴らしさ、をあらためて教えてくれたのがスケートボードでした。

 緊張感はありながらも、何だかのびのびとした、スケボーを楽しむ雰囲気が感じられました。

 特に印象的な場面が岡本碧優選手の最後の滑走です!!!

 彼女の挑戦とそれをリスペクトしたスケボー仲間たちの姿は、今大会、僕が一番印象に残ったシーンでもあります。

 

 オリンピックであろうと、普段の公園であろうと、自分達にとって価値のある事は何なのかは変わらないという風にも見えました。

  あらためてスポーツの意味を考えさせられましたし、若いアスリート達が新しい世界を見せてくれました!!

 

 

 それでは前回の続きです。

 オールデンのファッション的な歴史を見ています。

 まずは本国アメリカで、ブルックスブラザーズに採用されて名声を上げたオールデン。

 更なる人気を日本に広げたのが、日本人的マニアックなファッションセンス(!?)が強みのセレクトショップではないでしょうか!?(笑)

 しかし、そんなファッションマニアな視点でオールデンに惚れ込んだショップが日本以外にもあったようです!!(類?!)

  

フランスのブティック

 こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)

ameblo.jp

 オールデンのVチップといえば、オールデンの定番モデルですよね!?!?

 今でこそ人気の高いモデルですが、そのきっかけは80年代頃にあるようです

 

 1979年にパリでオープンした伝説のセレクトショップ『HEMISPHERES(エミスフェール)』が洋服屋として初めてオーダーした事で、ファッション的な評価が上がったそうです。

 「洋服屋として」というのがポイントで、Vチップは元々ファッション的なセールスがされていない靴だったようなのです。

 

 そのエピソードが興味深いです!

 エミスフールのオーナーであったジャン・セバスチャンとピエール・フルニエがパリのアンティークマーケットで見た事のないアメリカ靴を見つけました。

 インソールには『JACOBSON』というブランド名があったそうです。

 

 早速この靴がどこで作られているのか調べ始めた二人は(マニアックですねぇ〜!)ニューヨークのある靴屋で販売されている事を知り、訪れます。

 その店は普通の靴屋ではありませんでした!

 足に問題を抱えた人の矯正靴を扱う専門店だったのです。

 そこで遂にその靴がALDENで作られている事を突き止めました。

 こうしてALDENに辿り着いた二人は、モディファイドラストのVチップをオーダーし、1980年代にパリのショップに並んだそうです。

 

 サラッと書いていますが、結構な飛躍だと思いますよ!!?

 だって、本来ドレスシューズでは無い靴を、矯正靴という特殊な靴を、ファッションとして一般の人が履く事を前提に取り扱ったのですから。

 実際に見た目もねじれが強い個性的なデザインですし。

 自由の国アメリカでさえ一般には履かれていなかった訳ですよね。

 ALDEN側も驚いたのではないでしょうかね??(笑)

 

 エミスフェールがこの靴を扱い始めると、見た事もないオールデンのシューズに日本人のバイヤー達が注目したそうです。(マニア同志!?)

 という事は、モディファイドラストはパリ経由で、フレンチファッションとして、初めて目にしたのでしょうね!!?

 ここでエミスフェールがセレクトショップであった事が効いて来ますよね!

 

 そして、

 紆余曲折あってBEAMSにモディファイドラストのオールデンが並び、

 雑誌で特集が組まれ、

 オールデンとモディファイドラストの大ブームとなったそうです。

 つまり、日本の顧客もマニア同志!??(笑)

 

 ピエール・フルニエ氏というお名前・・・どこかで聞いた事(読んだ事)があったような???

 ググっていると、こちらの記事を見つけました。(感謝)

inthelife.club

  あっ、ANATOMICA!!

 

 記事によると『HEMISPHERES』は日本の六本木や代官山にも出店していたようですね。

 しかし1993年にビジネスパートナーが死去した事で清算したそうです。

 その一年後にフルニエ氏が作ったショップが『ANATOMICA』です。

  その洋服観、店舗のあり方、芯が通っていますね!

 それこそがトラッドならぬエスプリなのかな!!?

 アニエス・ベーやパリモードとはまた違った、

 フレンチトラッドとはこういう事なのかもしれませんね。

 コロナが収束したら、ショップに行きたいなーーー!!

 

 

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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