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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(33)SAINT LAURENT ② SL/01

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 心持ち次第では、過ごしやすい気候です。

 そう思えば、この時期の晴れ間は、、、悪く無い!

 

 前回はイヴ・サンローランの歴史を取り上げました。

 ちょうど昨年の自粛期間中にこちらのDVD(↓)を購入していたのですが、、、

 長く積読状態で・・・(苦笑)、この前やっと観ました。(遅)

 初見の感想は、正直ストーリー性に突飛さが感じられてグッと入ってはきませんでした。(苦笑)

 でも、イヴの歴史を美しい映像として観る事ができるのは嬉しいですね!(美)

 

 ではサンローランの白いテニスシューズを見ていきます!

 まずは、こちらから。

SAINT LAURENT SL/01

  2016年頃のモデルなのかな??

第472回 サンローラン新作【417849クラッシックSL01スニーカー】 - YouTube

 2016年というと、アンソニー・カヴァレロが就任した年でしたね。

 ただ、動画のお話によると、定番モデルとして既に有ったようなので、エディの時期からあるモデルなのかもしれません。

 モデル名の「SL/01」から想像するに、最初のデザインなのでしょうかね!??

  今も作られてるのかなぁ??

 

 ともあれ、

 クラシックなテニスシューズデザインの良いところは、時間が経っても履ける定番デザインである事です!

 それこそ50年以上前のデザインであっても今なお健在だったりしますし。

 ですので、品質の良いお気に入りの一足を持っておくと長く履けると思います!!

 

フォルム 

 ウィズがややゆったりでしょうか。

 左右の羽根の間隔が少し広く見えますね。

 低く平たい方向性のフォルムで、安定感を感じます。

 

 自然な丸みのラウンドトゥに、中庸なノーズ長ですね。

 テニスシューズらしい上品なバランスです。

 

 アッパーのレザーの質感が綺麗です。

 硬質的な張り、厚みを抑えたドレス感、ピュアなホワイトの色味、

 ハイブランドらしい美しさですね。

 

 7ホールが乗った長い羽のダービー(外羽根)です。

 アディダスの「スタンスミス」と通じるクラシックなテニスシューズデザインですね。

 

 とてもシンプルなデザインなので、特に特徴も無いように見えるかもしれません。

 でも、それ故に細かなディテールが気になってきませんか!??

 羽根

 先に「フォルム」のところで左右の羽根の間隔が少し空いている事を書きました。

 それに関して、羽根の付け根、すなわちアウトソールからトゥ側の最初のレースホールまでの革の切り返し(クォーター)のカットが、やや短く見えます。

 ここが短いので、羽根が外寄りの位置となり、両羽根の距離が開くのでしょう。

 

 羽根となるクォーター革の裁断も直線的なデザインですね。

 

 この羽根のデザインが靴にシャープな印象を与えているように思います。

 

内鳩目 

 そのシャープさを後押ししているのが、内鳩目です。

 一番上(タン側)の一列だけは外鳩目ですが、そこから下は全て内鳩目になっていますね。

 鳩目が見えない事でカジュアル感が抑えられ、すっきりとしたシャープな印象になっています。

 

タン

 タンの長さは、トップラインからの流れに合わせるような長さ(高さ)になっていますね。

 タンが飛び出ない事で、スッキリとした印象になっています。 

 そのタンの上部には、ブランドロゴがドールドの箔押しでデザインされています。

 さり気なく、ラグジュアリーなオーラを醸し出していますね。

 

ボリューム

 これらに対して、

 トップラインの下部あたりには中物を感じる膨らみがありますね。 

 実際にクッション材が入っているのかもしれません。

 80年代っぽいハイテク感でしょうか。

 

 他の全体が厚みとボリューム感を感じさせない質感に仕上げられているのに対して、

 トップラインからヒールには厚みを感じます。

 このコントラストが靴に個性をもたらしているように見えますね。

 

ヒール

 ヒールパッチは同色のホワイトレザーですね。

 ヒールパッチの形も直線的なブロック型でシャープなデザインですね。

 

 下部には小さくブランドロゴが型押しされています。

 明らかに目立たないようにデザインされていますね。

 

 ヒールパッチの高さも低めで、クラシックで大人しい印象です。

 

底付け

 アウトソールの側面を見ると、ステッチが靴を一周しています。

 という事は、オパンケ製法でしょうかね。

 アッパーとアウトソールを縫い合わせる事で丈夫な底付けとなります。

 

 ソールの厚みもそこそこなので、ボリューム感を抑えたすっきりとした印象です。

 

底面

 底面はデッキシューズのようなデザインですね!??

 刻み込みは細かなダイヤ柄です。

 ウエストのところで前方と後方の2つが分かれていて、一本の線が外周を回っています。

 

感想

 「SL/01」というだけあって、サンローランの個性・デザイン性が感じられるテニスシューズですね。

 シンプルな白スニーカーだからそこ、ディテールの特徴が活きているように思います。

 そのディテールはこの後に作られるモデルにも継承されているので、基本はこのスニーカーなのかなと思いますね。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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