こんにちは。
今日は曇ったり晴れたりでした。
そして、数日前からですが、乾燥してる??
では、前回の続きです。
クロケット&ジョーンズのプレーントゥダービーが続いていますが、
今回もクロケット&ジョーンズです。(笑)
この靴を外すわけにはいかないですね!!
CROCKETT&JONES HIGHBURY
ハイバリーといえば、
映画007『スカイフォール 』(2012年)でジェームズ・ボンドが着用し、
James Bond SKYFALL, James Bond Shoes | Crockett & Jones | Crockett & Jones
最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも着用される、
という情報は出ています!
ただ、、、
公開が再度延期されてしまいましたね。(悲)
やはりコロナが収束しない中での映画の公開は難しいのかなぁ。
日本では映画『鬼滅の刃』の驚異的な数字が発表されていますが、
欧米やその他の地域では、映画・・・どうなんでしょうねぇ??
あ、ハイバリーですね!
これまで取り上げてきたプレーントゥダービーと比べて、
一気にスタイリッシュになりましたね!!(笑)
ラスト348
昨今のクロケット&ジョーンズのドレスシューズを代表する人気ラストですね!
もちろん007御用達ラストという事も追い風でしょう。
トム・フォードのスーツに合わせられるくらいスタイリッシュ、というお墨付きも。
爪先は細くシャープなチゼルトゥです。
サイドウォールが立ち、エッジが効いていますね。
ノーズもすーっと伸びてスマートです。
ダービー
クオーターの革の切り返しがあるタイプのダービーです。
レースホールは3つで、羽根の下部が斜めにカットされていますよね。
そう、Vフロントです!
前回も3ホールVフロントのウィンボーン2を取り上げましたね。
Vフロント自体は他所のブランドでもちょいちょい作られていて、必ずしも珍しいデザインという訳では無いですね。
ただ、印象がだいぶ違いませんか!!??
バンプと縫い合わされるクオーターの革のカットを見ると、
ここも斜めにカットされています!
従来のVフロントでよく見られるデザインは、ヒール方向へ伸びながらソールへとカーブを描いて落ちて行く、通常のダービーと同じデザインです。
ウィンボーン2がそうでしたね。
ところが、ハイバリーは、ボールジョイントの少し後方へ、直線的に、ソールへと落ちていますね。
まるでチャッカブーツのようなデザインです!
それ故(?)、ミリタリーっぽさを感じませんか!!?
・・・僕が007(ボンド中佐)の影響され過ぎているのかなぁ、、、。(笑)
Vフロントの羽根と合わせて見ると、
羽根の付け根を先端として「く」の字型?、「V」字型??、矢印型???、になっていますね。
そして、羽根の付け根のステッチがトライアングル型です。
これは意図的なデザインですよね!!?
徹底的にシャープなデザインですね。
キリッとしていて男前なダービーです!!
ウィンボーン2の時には、
5ホールのNAVVY CUTダービーがミリタリーやワークをイメージさせるのに対して、
3ホールのVフロントはエレガントなダービー、
と書きました。
ところが、ハイバリー は
3ホールのVフロントなのにミリタリー 感・・・!?
それだけいろいろと捻ったデザインなのかな、と。(笑)
ソール
もちろんグッドイヤーウェルト製法です。
シングルウェルトで、
コバの張り出しも抑えられていて、
ドレスシューズらしい美しい仕上げですね。
まとめ
ハイバリーはクラシックなプレーントゥダービーとはかなり異なるデザインですね。
ラストも現代的ですし、革の切り返しデザインも個性的です。
その個性的なデザインが、潔いシンプルさで表現されているところが魅力ですね!
プレーントゥの本質であるシンプルさが更に際立つデザインだと思います。
とても現代的なデザインでありながら、クラシカルな雰囲気もありますね。
流行り廃りを乗り越えうる美しさです!
ハイバリー は新しいクラシックとなれるかな!!?(期待)
ではでは。