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Uチップに想いを馳せて。①ハントダービー(J.M.WESTON)

 こんにちは。

 またまた昨日分のアップ?、ポスト?、を忘れてしまいました。(情けない)

 あらためまして、公開させていただきます。

 

 こんにちは。

 今日も曇りと晴れでした。

 まだ湿気が強いので、夏という感じでは無いかな。

 

 さて、 

 先日、クロケット&ジョーンズのコードバン靴達を発見した事を書きました。

 クラシカルな王道のカジュアル靴が揃っていて僕も興味津々!!(笑)

 それをきっかけに、

 クラシカルなカジュアル靴についてもあれこれ書いてみたいなぁ、

 という気持ちに!(笑)

 

 と言う事で、

 まずは英国で言うところのエプロン・フロント・ダービー、

 日本ではUチップダービーと言った方が通じやすいでしょうか、

 を取り上げてみます。

 

 きっかけはこの靴を発見した事にあります!

CROCKETT&JONES ONSLOW

  (売り切れてしまいましたね。1足限りでしたらから・・・)


 

  外羽根式(ダービー)でダブルレザーソール、甲にはU字型のモカシン縫い。

 (クロケット&ジョーンズらしくドレッシーですが、)

 カントリーシューズの1型と言っていいでしょうね。

 

 カントリー・・・

 郊外、田舎、田園、野山、海川、、、

 そこで、何する?

 ハンティング、フィッシング、ゴルフ、乗馬、セーリング、、、。

 カントリースタイルとはこういうイメージでしょうかね。(楽)

 

 古き良き上流社会の風景ですが、

 ファッションの背景とはそういうものではないかと!(笑)

 それを現代に合わせてブラッシュアップするのもまた一興。

 

 カントリーシューズと聞いて、僕がまず最初に思い浮かぶのは

 「ウィングチップのダービー」です。

 Tricker'sのBurton(短靴)やMorton(ブーツ)が代表ですね。

 (これについてはまたおいおい。)

 

 他に無いかな?・・・、で次に思い浮かんでくるのが

 「Uチップのダービー」。(笑)

 

 何故すぐに思い浮かばないのだろう?

 と考えてみたのですが、

 今のUチップにはドレスシューズのイメージが強いから!でしょうかね。

 その原因はドーバーでしょう!(笑)

 それについては後の方で・・・

 

 僕にとってのUチップはそんなイメージではあるのですが、

 カントリーシューズと捉えてみると、

 その中でもUチップはハンティングを思わせます、僕の場合は。

 野山を歩き回るアクティブなイメージですね。

 というのは、この2つの靴の影響でしょうか!?

 

 1足目は

J.M.WESTON モデル677 HUNT−DURBY(ハントダービー)

jmweston.jp

 おぉぉぉーーー、

 高いっ!!(唖然)

 結構なお値段ですね。(驚)

 どうやらハントダービーを作れる職人さんが数名しかおられないようで・・・。

 使われている素材のクオリティもさることながら、

 コバ付近の掬い縫いのステッチやスプリットトゥのスキンステッチなどを見ても、

 丁寧な手仕事で作られた贅沢な靴である事が伝わってきますね。(憧)

 

 ええっと、Uチップの話でしたね!

 この靴はその名の通りで元々「ハンティングシューズ」だそうです!(笑)

 

 Uチップダービーの歴史には①北欧・イギリス、②フランス、③アメリカと、

 大きく3つほどの流れがあるそうです。(Wikipediaより)

 そして、フランスではUチップを「Chasse」と呼び、狩猟の意味があるそうです。

 (英語でいう「Chase(追いかける)」に相当する言葉とのこと。)

 つまり、ハンティングシューズですよね!

 

 そして、JMウエストンは勿論フランスを代表する名門靴ブランドです。

 フランスにおけるUチップの歴史を踏まえたJMウエストンのUチップなのでしょうね。

 

 ハントダービーは1905年に軍用靴を民間用に改良して誕生したものだそうで、

 (100年以上の歴史!)

 一説によると全てのUチップの原型とか!?

 

 ミリタリー、

 ハンティング、

 僕のイメージするUチップはそこから来ています。

 

 ところで、トップラインの下部に革の切り替えの箇所がありますよね。

 これは元々ブーツだった靴を足首まわりでカットして短靴用にした事に由来するとか。

 短靴にしたのであればもはや必要のないディテールとも思えるのですが、

 それを敢えて残すところに歴史や文化があるのかもしれませんね。

 

 今回はここまでです。

  ではでは。


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