こんにちは。
今日は雨と曇りの繰り返しでした。
やはり梅雨、、、ですね。
でも、気温は低めで肌寒いくらいでした。
前回は楽天で見つけたオールデンのコードバン靴を紹介しました。
その前は楽天で見つけたクロケット&ジョーンズのコードバン靴を紹介しましたね。
それぞれのファッションの違いや魅力が頭の中に広がっていきます。(楽)
今回はその辺りをあれこれと。
オールデンのコードバン靴を見ていると、
アメリカらしいクラシカルなカッコ良さも良いなぁと思いますね。
米国スタイルというとカジュアルが真っ先にイメージされます。
白T、洗い晒しのデニムやチノ、ミリタリーウォッチ、その足元にコードバン、
僕がイメージする渋くてカッコいい米国スタイルはこんな感じです。
逞しいイメージですね。(笑)
ドレス寄りであれば、
英国スタイルを少しポップに捻ったり、よりクラシックに捻ったり、
何かちょっとアクセントが効いた着こなしというイメージがあります。(笑)
例えば、
ちょっと短いパンツの裾からスポーツソックスが覗いたり、
ワイド目のストレートパンツの裾をダブルにしたり、
ジャケットの着丈が短めだったり、
ボウタイやニットタイをしてみたり。
ドレスでも敢えて個性を少し出す感じがアメリカらしいカッコ良さかなと思います。
足元にオールデンのコードバンというのも個性的ですよね。
あくまで僕個人の感想ですが、
オールデンは英国靴と比べて端正な靴とは言い難いように思います。
断っておきますが、決して非難するつもりではありません。
それが個性であり魅力だという意味です。
だからこそオックスフォード生地やコットンジャージー、ヴィンテージデニムなど、表情のある服との相性は抜群ですよね。
敢えて少し外した着こなしにもハマるのでしょう。
個性と個性が調和するのが米国的なファッションの魅力なのかな、と思います。
日本では着込んで経年変化していく様を「味(アジ)」と表現しますよね。
例えばデニム、レザーウェア、コードバン靴、などなど。
色落ちや皺、ダメージさえも「味」として受け入れます。
1つ1つのアイテムに独特の表情があって個性的ですよね。
そして、「味」が出るアイテムの特徴として、
時間をかけて人の手によって作られたもの、
かならずしも均等に整ってはいないもの、
繊細さよりも丈夫さをもとめるもの、
といった事があるように思います。
ホーウィンのシェルコードバンしかり、
オールデンしかり、
ではないでしょうかね?(笑)
これに対して、
英国らしさ、完成されたスタイルの美しさに惹かれます。
英国スタイルをイメージすると、
パリッとしたシャツ、綺麗なドレスパンツ、ベルト、ドレスウォッチ、ドレスシューズ。
ポイントは、体に合ったデザインと無駄の無いバランス、でしょうか。
スリムでもワイドでも無くスタンダード、
ストレートでもフレアでも無くテーパード、
ロングでもショートでも無くジャスト。
ドレスはもちろん、カジュアルでもだらしなくならないのは、バランル・ルールを守るからなのかな。
英国には古いモノを愛でる文化があるといわれますよね。
新しくて綺麗なモノに偏るのでは無く、
古くても美しいモノをより大事にする文化、とでもいいましょうか。
頑なに古いモノに拘り続けるなんて言われたりもするようですが。(苦笑)
ともあれ、そういう文化の中で生き残ったモノには時代を超えて輝き続ける本物の美しさがありますね。
完成されたデザインと品質で信頼できるモノです。
それが英国デザイン、英国スタイルの土台なのかな、と思います。
そういうモノをどのように組み合わせると調和がとれるか、
その調和が英国スタイルなのかな、と。
個性を出すというよりむしろ個性をあまり出さない、
あくまで調和の取れたバランス・ルールを守る、
というイメージでしょうか。
英国モノも使い続ける事に美意識を感じるのですが、
米国モノのように経年変化していく様を「味」として楽しむというよりも、
自分に「馴染んでいく」事を楽しむ感覚なのかな、と思います。
色落ちしたら補色し、
皺ができたら皺を伸ばし、
ダメージが生じたらリペアする。
そうしたメンテナンスをしながら自分に馴染んでくることで、
目立ち過ぎない個性が醸し出されてくるように思います。
米国スタイルと英国スタイルは、似ているようでちょっと違うから面白い!
オールデンとクロケット&ジョーンズはそれが見事に現れているように思います。
どちらも流石、国を代表する人気名門ブランドですね。
ではでは。