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夏だ、ローファーだぁ!?⑧ オールデン(2)

 こんにちは。 

 今日も暑かったです。

 晴れの日が続いていますね。

 

 アメリカントラッドなローファーについて書き始めました。

 その代表靴として取り上げたのがこちら。

Alden 986

 

 

 全体的にコンパクトで低い感じのデザインですね。

 そこはWeejunsに通じる王道のアメリカンスタイルだと思います。

 欧米人の足型に合わせるとそうなるのかな??

 

 ただ、細部を見ていくとやはりオールデン!!

 丁寧な作り込みで贅沢なローファーとなっています。

 

 例えば、

 何と言っても、ホーウィンのシェルコードバン!!(圧倒)

 この革を使っているローファーは、オールデンかクロケット&ジョーンズかアレンエドモンズくらいではないでしょうか? あとハインリッヒディンケラッカーかな。

 美しい輝きとエイジングの魅力を堪能できる特別な革ですね。

 個人的にはバーガンディやブラウン系を選んで、ローファーと一緒に歳を重ねていきたいですね。(笑)

 

 例えば、モカ縫い。

 986は一枚の革を摘んでモカステッチを入れる「つまみモカ」です。

 それをスキンステッチで行っているそうです!

 このモカ縫いができる職人は数名のみとか。(諸説あるので「数人」)

 そして1足分縫うのに小一時間はかかるのだそうです。

 贅沢な装飾ですね!!!(好)

 

 モカ縫いについてちょっと面白い記事を見つけました。

https://thebase.in/mag/Room-fashionstore-jp/2019/12/17/221806

 アンラインドのペニーローファーのブラックとバーガンディをお持ちの方なのですが、

 2足を比べてみたところ・・・モカ縫いのステッチ数がかなり違う!?!? (謎)

 

 それにしても、オールデンのモカはステッチ糸がくっきりしていて、盛り上がった革のうねりもあって、存在感がありますね!

 アメリカ靴らしい独特のおおらかさを感じます。

 デニムにも合うローファーと言えば、真っ先にオールデンのコードバン仕様のローファーが思い浮かびますね。

 それでいてデザインはとてもシンプルなので、綺麗目な服とも合わせられます。

 ブルックスブラザーズやラルフローレンとの相性は抜群でしょうね。

  

 例えば、ダブルソール仕様。

 ローファーというと軽やかさを求めるからか、マッケイ製法やセメント製法でシングルソールという仕様が多いと思いますが、986は違います。

 ミッドソールを入れたダブルソールは耐久性や耐衝撃性を求めカントリーシューズに見られる仕様です。

 986はしっかり歩けるローファー、長年履き続けられるローファーという作りになっていますね。

 

 例えば、オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法。

 コバを見てみると、踵までぐるりとステッチが入っていますよね。

 アメリカ靴では多く見られる仕様ですが、ヨーロッパ靴だとカジュアルなモノのみかもしれませんね。

 オールアラウンドウェルトにする事で踵周りの固定に釘を使わなくて済むそうで、靴の軽量化にもなるようです。

 また、踵にもコルクなどの中物を敷き詰めることが出来るため、クッション性が向上するようです。

 というのが一般論のようですが、

 実際のところはメーカーによっていろいろあるようです。(苦笑)

「ウェルト」について考えてみた!紳士靴の製法あれこれ [男の靴・スニーカー] All About

 

オールデン「986」が誇る他のコインローファーにない7つのこだわりとは? | メンズファッションメディア OTOKOMAE

 

 で、オールデン「990」の中身を実際にチェックした記事を見つけました。

 大胆に斬っています!(侍)

特集 | オールデンを分解する! : NATORIYAのブログ

  確かにコルクが踵までしっかりと敷き詰められていますね!(丁寧)

 これは足に馴染みそうだぁー!!

 

 ここまで書くと、オールアラウンドウェルト仕様の方が良いように思えますね。

 ただし、シングルウェルテッドをとるヨーロッパ靴の為にも、是非を考えてみましょうか。

 

 是は既に書いたとおりで、足馴染みや歩きやすさでしょうね。出し縫いが入る分踵が大きくなるので、安定感も増すでしょうね。

 

 逆に非は、踵が大きくなる事でしょう!?

 どういう事かと言いいますと、エレガントでは無い、でしょうか。(笑)

 例えば、

 イギリスのビスポーク靴には踵を窄めていく「ピッチドヒール」という仕上げがあるそうで、エレガントな美しさを強調するデザインですね。

 ちょっと極端ですが、女性のハイヒールのようなイメージでしょうか??(違うかな・・・)

 脱線ついでにもう一つ。

https://artoftheworld.jp/wp-content/uploads/2018/02/0022.jpg

  太陽王とも称されたルイ14世肖像画です。

 1704年にサロンへ出されたそうなので、その頃の服装ですよね。

 当時の絶対王者の足元は、タイツにヒールの高いストラップシューズ。

 現代の男性像とは真逆とも言えそうな、

 現代であればむしろ女性のようなスタイル!?

 ただ、最近のモードを見ているとジェンダーレスの流れなのか、男性像も変化してきているようにも思えます。

 18世記初頭と現代でこれほど違うのですから、現代と未来も全く変わらないとは言えませんよね。

 話を戻すと、ピッチドヒールという装飾もこういう歴史の上にあるのかなぁ、なんて妄想してしまいました。

 

 ローファーにピッチドヒールはどうかとも思いますが、ドレスシューズと同じシングルウェルテッドにする事で美しさを追求するローファーがあるのです!

 それはまた後で。  

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 追記

 男、ハイヒール、でこんな記事見つけちゃいました!

www.imn.jp

 未来の男性像は如何に!?


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