こんにちは。
今日も晴れ・・・一時雲行きが怪しくなりましたが・・・ました。
暑さがもう・・・。(汗)
前回の続きです。
『THE ROW』のスリッポンを取り上げようとしています。
THE ROW
前回は、『ザ・ロウ』の歴史について書きました。
幼い頃から女優として人気を博したオルセン姉妹が2006年に立ち上げたブランドですが、それ以前にも12歳の頃からファッションブランドを立ち上げておられましたね。
比較的新しいブランドですが、背景には十分なキャリアがあるのですね。
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さらに、
『THE ROW』というブランドについて、オルセン姉妹が話されている記事を読ませて頂きました。(感謝)
「セレブという言葉が大嫌い」──子役スターからザ・ロウのデザイナーへ。オルセン姉妹の質実剛健なビジネスセンス | Vogue Japan
『THE ROW』の原点は、2006年、姉妹が18歳の時にNYで立ち上げたブランドにあるそうです。
そのファーストアイテムは、背中に1本のシームが入っただけのTシャツで、シンプルかつ完璧を極めた1着でした。
ブランドのタグは無く、繊細なゴールドのチェーンのみで、シンプル極まるスタイルは瞬く間にニューヨーカーの心を鷲掴みにしたそうです。
「ONE Campaign(アフリカの貧困と病気予防と闘う世界的組織のキャンペーン)」を想定して作ったそうですが、最終的には採用されませんでした。
しかし、最高のファブリックとシルエットを生み出せた事に手応えを持たれたのですね。
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「私たちは完璧主義者で努力家。
だから、クリエイションが完璧と評されるととても嬉しくなります。
私たちのファッションのこだわりは、不完全な部分を修正すること。
そして常に研鑽を積んで本物を見抜く目を養い、すべての人が満足できるよう一切の妥協を許さないこと。
そして進化し、学び続けることです」
と語っておられます。
『ザ ロウ』はセールス面においても決して派手な広告を打つことも、大規模なパーティーやショーを行うことも、メディアのインタビューに応じることも、していません。
ただ静かに贅を尽くした服作りを追求姿勢はまさに「クワイエット ラグジュアリー」そのもの、
との事です。
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『ザ ロウ』をローンチした理由については、
「当時のファッション業界はファストファッションか、クチュールかの両極端でその中間がないと感じたから。
そこでミニマルで上質なアイテムを作れば、そのギャップを埋めると同時にビジネスチャンスにもなると考えたのです。」
と話されています。
続けて、
クリエイションの核となっているコンセプトについては、
「「あまり気にしなくても良いもの」。
つまり、カジュアルな白のボタンダウンのように、汚れや破損を気にする事なく、気軽に使いこなすことができるものです。
値段に関わらず、使いこなせてこそ本物のラグジュアリーなのですから」
と話されています。
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クリエイションに対する真摯な姿勢と、ビジネスに対する冷静な判断がうかがわれますね。
そして、時代をリードするブランドとなったのですから凄いです。
それでは靴を見ていきましょう。
The Row Cary V1 レザー ローファー
ドレスタイプのスリッポンとは違った雰囲気ですね。
見ていきましょう。
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フォルム
幅は、普通くらいでしょうか。
ノーズ長は、普通ないし気持ち長い感じです。
インサイドはストレート気味で、
アウトサイドカーブは効いていますね。
自然なカーブのラウンドトゥ・・・と言えるくらいのカーブなのですが、
もう少し言うと、
親指側が前に位置し、小指に向かって下がっていくような、
オブリーク型のトゥフォルムになっていますね。
ウェストは、少し絞られているくらいかな。
ヒールは、普通ないし少しゆったりした感じに見えます。
全体的には、前方はタイト目、後方はゆとりがありそうで、
イタリア靴に見られるようなフォルムかなと思います。
ただし、
内振り寄りなラインですし、
前方はオブリークトゥなので、
足に無理なくフィットしそうですね。
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革
商品詳細欄と素材蘭には「カーフレザー」とあります。
仔牛革ですね。
よく見ると、細かな自然なシボが見られます。
しなやかでコシがありそうな質感に見えます。
この点、公式サイトの方を拝見すると、
「ベジタブルタンニンでなめしたグレインレザー」とあります。
ナチュラルで質の良い素材を好む『ザ ロウ』らしい選択ですね!
今回はここまでです。
ではでは。
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