こんにちは。
今日は晴れました。
暑さがなかなか引きませんね。
『LEMAIRE』の室内靴のようなスリッポンを取り上げようとしています。
前回、前々回で、ブランドの歴史、現在デザインデュオを務めるクリストフ・ルメールとサラ=リン・トランについて、書きました。
ファブリックの品質に拘り、着心地や機能性に拘り、普遍的なデザインを追求しながらポエジーを忘れないセンスの良さが魅力的ですね!
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それでは靴を見ていきましょう!
LEMAIRE スクエアトゥ レザーローファー
↑は『FARFETCH』ですが、
↓『CETTIRE』でも見つけました。
いずれもサイズが限られています。
フォルム
ホールジョイント箇所は少しだけ膨らみが見られます。
幅は、普通くらいでしょうか。
ノーズ長は、長過ぎず短過ぎずという感じで、中庸です。
インサイドカーブは緩やかに、
アウトサイドカーブはもう少ししっかりと、
効いています。
トゥは、親指側が前に出て、小指側へ下がっていくストレートラインです。
オブリークトゥというよりはもっとコンパクトで、
やはりスクエアトゥとなるのでしょうね。
ここについては、また後のフロントデザインのところで。
ウェストは、適度な絞りです。
ヒールは、普通ないし気持ち大きいでしょうか。
適度なメリハリは効いていますが、
全体的にはすっきりとしたスマートなフォルムですね。
ドレス感も感じられます。
そこに独特のトゥシェイプがキリリと効いていますね!!
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レザー
素材蘭を見ると、表地:カーフレザー 100%、とあります。
仔牛革ですね。
細やかな皺やシボが見えつつも艶もあり、
ドレスとカジュアルの間くらいという印象がします。
足あたりが柔らかそうで、丈夫さもありそうで、
実用的な美しさを感じますね!
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フロントデザイン
フォルムのところでも書きましたが、スクエアトゥです!
ただし、通常のスクエアトゥは最前部が水平ラインを描いていますが、
本靴は傾斜したストレートラインです。
個性を感じるデザインですね!
そして、
トゥの中央あたりからヴァンプを抜けてトップラインまで、
左右の革パーツを縫い合わせたストレートラインが目を惹きます!!
左右の革の切り端にはふっくらとしたパイピングが施されていて
ボリューム感もありますね!
他ブランドを引き合いに出すのは気が引けますが、
以前取り上げた『MM6』等もこうしたデザインでしたね。
ただし、本靴の方がよりシャープな雰囲気です。
その要因の1つに、
フェイシングが挙げられると思います。
でも、
今回はここまでです。
ではでは。
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