こんにちは。
今日は小雨が上がってから気温も上がりました。
朝晩はだんだん涼しくなって来ましたが、
もうしばらく夏日なのかな。
今年は特にランニングシューズタイプのスニーカーを履きたい気分で、
春からせっせと(?)書いてきました。
特にこの暑い夏・・から今現在も、(暑、、)
メッシュファブリックを使ったタイプを履いています。
これが本当にありがたい!
ファッション性も大事ですが、
実用性も大事だなと、
怠惰な日々を過ごしています。(苦笑)
でも、
やはりファッション性は大事ですよね!!
という事で、
ファッションブランドのスニーカーから始まり、
ドレスシューズブランドのスニーカーを見てきました。
最後は、スニーカーの本家本元(?)、
スポーツブランドです!!
アスリート向けの本気のスニーカーだけで無く、
ファッション性を意識した普段履けるスニーカーもあります。
僕は後者の方に注目して取り上げていきます。
まずは、こちらのブランドからです!
ASICS
プロスポーツ選手やオリンピック選手も履いていて、
一等賞の足下を支え続ける、
日本が誇るスポーツブランドです!
ファッションとしては、
映画『KILL BILL』で有名になり、
高級ブランドとのコラボなどでファッションショーにも登場し、
『オニツカタイガー』名で独自のコレクションも発表しています。
そして、
現在は来日中の観光客にも大人気だそうで!!
歴史を見ていきます。
歴史
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
かなり盛り沢山なので、
ここでは僕の関心のあるトピックだけを取り上げさせて頂きます。
なので、
きちんとした内容は公式をご覧下さい。
創業
1949年、戦争から復員した鬼塚喜八郎が神戸市に「鬼塚商会」のち「鬼塚株式会社」を設立しました。
1950年代
1950年春、鬼塚株式会社の最初の競技用スポーツシューズとしてバスケットボールシューズが発売されました。
1951年、バスケットボールシューズの改良が重ねられ、「吸着盤型バスケットボールシューズ」が誕生しました。
1953年、「マラソンタビ」、「マラップ」が発売されました。
当時の運動会では座敷足袋をベースにした運動用足袋が使用されていました。
オニツカでもそれをベースに、アッパーに耐久性のある素材で吊りバンド構造を採用し、底にラバーを貼り付けた「マラソンタビ」を発売しました。
同年、アッパーに綿の3倍の強度と足蒸れを防ぐビニロン材を使用し、踵部にはスポンジを使った、マラソン・駅伝専用シューズ 「タイガー印 マラップシューズ」を発売しました。
因みに、マラップは「マラソンアップシューズ」の意味との事。
1958年、ソールにラバースポンジを採用し、屈曲性、軽量性、衝撃吸収性を飛躍的に向上させた「本革レース用マラップ」を発売しました。
マラップシリーズはこれ以降、1981年の直系シリーズ「ソーティ」発売まで、様々な先進的な素材を採用します。
1954年、耐久性、耐水性、軽量なナイロン材をシューズに初めて採用しました。
アフターブーツやゴルフ、登山、バスケットなど様々な分野のシューズに積極的に採用しました。
1955年、アッパーにナイロン材を使用したレスリングシューズを発売しました。
1956年、ソールが水を吸収せず、弾力性を保つ合成ゴムスポンジ「ラバースポンジ」を初めて採用しました。
それまでのラバーソールと比べ、飛躍的に軽く、衝撃吸収性が向上されました。
日本代表団選手にも提供されました。
1960年代
1960年、「マジックランナー」が発売されました。
当時マラソン大会では足にマメができるのは当然、という既成概念を打破すべく「マメの出来ないシューズ」を開発に挑戦しました。
マメができる原因は足と地面との衝撃による熱が主なのですね。(学)
1964年、世界進出のため、競技用シューズを幅広く展開します。
マラソン、レスリングの他に、体操シューズ、サッカースパイク、フェンシングシューズ、バレーボールシューズなどを開発し、多くのアスリートが活躍しました。
1966年、「人工皮革クラリーノ」を初めてスポーツシューズに採用しました。
耐水性に優れるが、素材の硬さからスポーツシューズへの採用が難しかったクラリーノを改良し、マラソンシューズ、トレーニングシューズ、ゴルフシューズなど多くのカテゴリーに採用しました。
1966年、「メキシコライン」を商品に採用しました。
オリンピックごとに新たなオニツカのオリジナルマークを発表してきたのですが、社内公募を経て、「メキシコライン」(現アシックスストライプ)が開発されたそうです。
これが`オニツカタイガー、アシックスタイガー、アシックスのシューズを象徴するデザインとなりました。
1966年、陸上スパイク「ランスパーク」シリーズが発売されました。
中でも日本で初めてピン取り替え式の「藍スパークDS-SP」は画期的でした。
天候に合わせてピンを取り替える事ができ、長距離、短距離、跳躍、投てきなどの他の陸上競技にも使用可能な画期的なアイディアでした。
1967年、ナイロンツイル3層材仕様のマラソンシューズを発売しました。
1960年代後半はまだメッシュ素材が無く、ウレタンフォームを使った世界で初めてのナイロンツイル3層材を開発しました。
通気性も良くフィット感も優れていました。
1969年、トレーニングシューズ「コルテッツ 」を米国で発売しました。
従来のトレーニングシューズのミッドソールは「外底+ヒールウェッジ」の2層構造でしたが、更にクッション性を増すために「サンドスポンジ」を加えた3層構造が大きな特徴でした。
1970年代
1972年、ダイレクトインジェクション製法によるサッカースパイクを発売しました。
硬い土のグランド用に開発され、当時最新のシューズ製造技術を駆使して作られました。
1972年、はじめてスキージャンプ専用シューズを発表しました。
それを着用した日本選手が大活躍しました。
1972年、メッシュ・アッパーのバレーボールシューズを発売しました。
従来のバレーボールシューズのアッパーはキャンバス地でしたが、初めてメッシュ素材を採用しました。通気性を向上させた「ローテーション72」が発売され、それを着用した日本選手が大活躍しました。
1973年、はじめて野球スパイク「ゲーリック」シリーズを発売しました。
野球スパイクで初めて樹脂底を採用し、金具の取り替えも可能にしました。
1974年、海外市場向け商品でオニツカが初めてミッドソールに「EVA」を採用したマラソンシューズ「OHBORI」(福岡の大濠公園に由来)が発売されました。
「EVA」は従来のラバースポンジに比べ、軽く、衝撃吸収性に優れ、以降世界の多くのスポーツシューズに採用されました。
1974年、陸上競技ブランド「パウ」(由来は「鷹の爪」)を発表し、トータル展開を図りました。
1975年、オニツカ株式会社が欧州の拠点として、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)デュセルドルフに現地法人として「オニツカタイガー GmbH」を設立しました。
1977年、オニツカ株式会社、株式会社ジィティオ、ジェレンク株式会社の3社が対等合弁し、総合スポーツ用品メーカー「株式会社アシックス 」が誕生しました。
『アシックス』の社名の由来は、喜八郎氏の戦友で当時、兵庫県教育委員会保健体育課長の堀公平氏から教えられた帝制ローマ時代の風刺作家ユベナリスの言葉、
「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ(Anima Sana in Corpore Sano)
の頭文字からとの事です。
「ASICS」、「ASICS TIGER」ブランドを発表するとともにプロモーショナルマークを制定しました。
1977年、ランニングシューズ第一号としてロード用「モントリオールⅡ」とクロスカントリー用「エンデュロー」を発売しました。
1980年代
1980年、グローバルランニングシューズ「スカイセンサー/エクスカリバー」を発売しました。
バイオメカニクスを製品作りに応用し、当時の最軽量モデルとして、ランニングシューズにはじめて「EVAミッドソール」を採用するなど、最先端機能が盛り込まれました。
1981年、アシックス オブ アメリカ Incを改称し、アメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインに「アシックスタイガーコーポレーション」を設立しました。
1981年、「マラップ」の遺伝子を継承する「ソーティ(SORTIE:出撃)」シリーズ第1号シューズが発売されました。
レース専用として、スピードマラソンに適したラスト(足形)を採用。
ミッドソールに軽量素材「EVA」を使用し、その内部に10数個の穴(フレックスホール)をあけて軽量化と屈曲性を向上。
底はグリップ性を高めるために可変弾性する吸盤型意匠を採用。
1981年、バスケットボールシューズのミッドソールにはじめて「EVA」を採用して大胆な軽量化を図った画期的なモデル「ファブレスーパーライト」を発売しました。
1982年、オーバープロネーション(佳回内)を防ぐ構造として、スタビライザーピラーを搭載したランニングシューズ 「スカイセンサーGT」(日本)、「X-CALIBER GT」(海外)を発売しました。
紐締め効果を高める構造や、衝撃吸収と屈曲性を高めるエアフレックスホールを採用するなど、今日のランニングシューズの基礎設計となったモデルです。
1984年、フラットソールが一般的だったランニングシューズ から「ストライド走法」を目的として、ソール 中央部を湾曲状に抉った「スプリングミッドソール」構造を採用した「ターサーSPG」を発売しました。
「成形EVA」ミッドソールをランニングシューズに初めて採用しました。
「ターサー」のネーミングは「タイガー」と「レーサー」を組み合わせた造語で、「疾風の如く走る虎になれ」のコンセプトから。
1985年、片足重量100±5g(25,5cm)の当時世界一の超軽量マラソンシューズを発売しました。
アッパーは新素材のナイロンリップタフタを、ソールにはR.B.lデュライトを使用したトップランナー専用のマラソンシューズでした。
1986年、足を衝撃から守るシリコーン製緩衝材「αGEL(アルファゲル)」を世界で初めてシューズに搭載しました。
「GT-Ⅱ」と「フリークス α」のランニングシューズ2機種に採用。
1987年、アシックス誕生10周年を迎えCIをリニューアルしました。
「asics」ロゴの書体も太字から細字に変更しイメージチェンジを行いました。
1989年、デュオソールを世界で初めて搭載した「マラソン ソーティEX」を発売しました。
デュオソールは人工スエード の生地に2段のウレタン樹脂意匠を自由に配列したソール 部品で、軽くて屈曲性に優れ、路面に対してグリップ性を発揮します。
1990年代
1990年、神戸市にスポーツギアの研究開発を目的とした「アシックス スポーツ工学研究所」を竣工しました。
1992年、ASICSのイニシャル「a」をモチーフにした新プロモーショナルマークを発表しました。
1992年、サッカーシューズ「インジェクター2002」を発売しました。
1992年、スピードを重視するプレイヤーに向けたバスケットボールシューズ「GEL-SPOTLYTE」を発売しました。
軽量化のために踵のラバーカップソールを取り除くなど、バスケットボールシューズの既成概念を覆す大胆な発想とユニークなデザインが特徴です。
1993年、「GEL-KAYANO」シリーズ第一号モデルを発売しました。
長距離をゆっくり快適に走るオーバープロネーターランナーに向けて、コンフォートやプロテクションを追求して開発したランニングシューズです。
「KAYANO」の由来はフットウェア開発者の榧野氏から。
1993年、「GT-2000」シリーズの第一号モデルを発売しました。
「GEL-KAYANO」と同じくオーバープロネーターランナーに向けて、コンフォートやプロテクションを追求して開発されました。
「GEL-KAYANO」シリーズとの違いはスピード設計で、そのために軽量化されました。
1997年、次世代の陸上スパイク「CYBERZERO」を発売しました。
「パワーロスゼロ」をコンセプトに開発されました。
シューレースを排して「3点支持ベルト」でシューズを足に固定、高剛性ワンピースプレートのソール、大型の樹脂カウンター、アッパーにはケブラー綾織繊維(炭素繊維)を採用するなど、最先端技術を有する革新的なスプリントスパイク。
1999年、従来のEVAより反発性を約20%高め、衝撃緩衝性を向上した新素材「SpEVA(スピーバ)」を発表しました。
特徴は「ゴム鞠」のような構造と特殊成分が着地時の衝撃を緩和し、吸収したエネルギーを反発力に変換。反発力が推進力へと変わりスピードを高める素材です。
ランニングシューズ 「ターサースピーバCF」を中心に多くのカテゴリーに展開。
1999年、パフォーマンスランニングシューズ 商品体系の拡大を目的に、ニュートラルからサピネーターランナーに向けて「GEL-NIMBUS」を発売しました。
「GEL-KAYANO」や「GT-2000」シリーズと大きく異なる特徴は、オーバープロネーションを防止する機能を省き、クッション性を高た厚底ミッドソールと幅広のソール。
2000年代
2001年、IGSを採用した「GEL-KAYANO Ⅶ」を発売しました。
IGSはスポーツシューズの緩衝性、安定性、屈曲性、通気性などのパフォーマンスを発揮するために必要な諸機能をアシックス スポーツ工学研究所が科学的な動作分析から検証し、最適にシューズに配置する設計思想。
2002年、「MEXICO66」、「ULTIMATE81」、「NIPPON60」など、オニツカタイガー ブランドとして本格スタートしました。
2006年、従来のEVAの約半分の軽さ、衝撃緩衝性を約20%アップさせた新素材「Solyte(ソライト)」を発表しました。
ランニングシューズ「GEL-KAYANO Ⅻ」を中心に多くのカテゴリーに展開しました。
車のバンパーにも採用されている衝撃緩衝性に優れる強靭な樹脂を高発砲化させ、大幅な軽量化を実現。
2006年、次世代ランニングシューズ 「GEL-KINSEI」が発売されました。
およそ3年の開発期間をかけて作られました。
ランニングにおける衝撃緩衝性と安定性は相反するが、それらを高次元で実現した「新規構造ソール 」が最大の特徴です。軽量化のため、ミッドソールにはEVAより軽い素材「Solyte」を採用。
2007年、アシックス・ブランド・マークをリニューアル。
2008年、「オニツカタイガー」ブランドで、細部にまで日本製にこだわった「NIPPON MADE」シリーズを発表しました。
2010年代
2015年、3年をかけて高次元のテクノロジーを搭載した革新的なランニングシューズ「MetaRun」を発表しました。
アシックススポーツ工学研究所が中心となり、「最高のランニングシューズを作り出す」というミッションのもと、5つの新テクノロジー(内4つは特許)を搭載。
2015年、スポーツライフスタイル市場の拡大に合わせて「アシックスタイガー」ブランドを復刻しました。
2016年、「コネクト」をコンセプトに、陸上、テニス、ラグビー、ホッケー、バレーボール、レスリングの6つの競技用シューズで同じデザインを施した「FLAME(フレーム)シリーズ」計19タイプを発売しました。
2016年、ランニングやトレーニングをライフスタイルに取り入れて楽しむファンランナーに向けて「fuzaX」を発売しました。
衝撃緩衝性に優れ、軽さ、反発性を兼ね備えて進化したGELスポンジ材「fuzeGEL」を搭載。
2016年、アシックス史上最軽量のミッドソール素材「FlyteFoam」を搭載したランニングシューズ を発売しました。
2016年、アシックスタイガーブランドのロゴをリニューアルしました。
2019年、オニツカタイガーから新たなドレススニーカーライン「THE ONITSUKA」がローンチされました。
2020年代
2022年、アシックス スポーツ工学研究所で立証された「アシックス ボディサーモマッピング」に基づき、体温が上昇しやすい場所を特定、湿度を効果的に下げるようにした独自の機能構造「ACTIBREEZE(アクティブリーズ)」を搭載したトレーニングウェアが発売されました。
アシックススポーツ工学研究所がこれまで培ってきた知的技術と3Dプリたを使った新たな製造方法を組み合わせたアフターパフォーマンスサンダル「ACTIBREEZE 3D SANDAL」が発売されました。
感想
創業当初から革新的なスポーツシューズを生み出してきた事が分かりますね。
新しい素材や機能を積極的に取り入れ、品質の良いシューズは世界に知られていきます。
60年代に『NIKE』の創業者フィル・ナイトがアメリカで販売代理店をしていた話は本にもなっています。
残念な事から仲違いとなり、
『NIKE』が誕生しました。
『ASICS』の活躍は冒頭で触れた通りです。
それでは靴を見て行きたい・・・ところですが、
今回はここまでです。
ではでは。