こんにちは。
今日は晴れました。
空気も少しづつ暖かさを取り戻してきました。
前回の続きです。
今年の春に履く靴として、
ランニングシューズタイプのスニーカーを選びました。
まずは僕の靴、『Berluti』の「Fast Track」を取り上げています。
Berluti Fast Track
公式オンラインショップでは販売されていますが、
楽天等では新品の販売が見つかりませんでした。
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それでは靴を見ていきましょう!
ラスト Trino
ラストはトリノです。
他の靴では使われていないようなので、「ファスト トラック」専用ラストなのかな??
ボールジョイントは普通くらい。
ノーズ長は中庸くらいでしょうか。
しっかりとしたアウトサイドカーブと、
緩やかなインサイドカーブが効いています。
そして、トゥは小ぶりなラウンドのエッグトゥですね。
ウェストはドレスライン程は絞られていないように思います。
ヒールも少し緩やかに感じますが、立体的な丸みです。
エレガントなフォルムのドレスライン(↓)と比べると、
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やはり丸みを感じるカジュアルなフォルムですが、
かつての「クラブコレクション」(↓)を思い起こすような
クラシカルな雰囲気もあるかなと。
スマートな印象の前方、
特に大胆さを潜めたアウトサイドカーブのアクセント加減に、
『ベルルッティ』らしいエレガンスを感じます。
それに対して、
若干緩めな後方や、
全体的な丸みに、
スニーカーならではのコンフォートさも感じられますね。
フィッティング
ここでフィット感についても書いておきますね。
ノーズ長が中庸で、トゥへの窄まりも有ることによって、足指周りはドレスシューズと同等のフィット感です。
足側面や甲、足首周りはクッション性のある素材を使っていることもあり、包み込まれるようなフィット感です。
アーチは下からのフィットはあまり感じません。
ヒールのフィットは、比較的小さな踵の日本人の僕にとってタイトではありませんが、包みこまれるような立体的なフィットや柔らか過ぎない感触にドレスシューズブランドらしさを感じます。
やはり上部にクッション性のある素材が使われているので収まりも良いです。
ラストTrinoの立体的な造形によるフィットはドレスラインに迫るものを感じます。
そのため、選んだサイズはドレスラインと同じでした。
そして、スニーカーならではのクッション性のある素材使いによって、柔らかく包み込むようなフィット感があります。
スニーカーでありながらも無駄の無いすっきりとしたフォルムはスポーツブランドとは一線を画するものががありますね。
見た目やフィットには、やはりドレスシューズブランドならではの拘りを感じます。
なお、これはドレスシューズブランドが良くてスポーツブランドがダメという話ではありません。
実際にスポーツをするとなると、やはりスポーツブランドのスニーカーの方が良いパフォーマンスを発揮できると思います。
そもそもそのための靴を作っている訳ですし。
あくまで日常で履くスニーカーとして考えれば、一定以上の快適性があれば十分だと思います。
そして、ファッション性ですよね。
スポーツで履くスニーカーとの大きな違いはここだと思います!
普段着る洋服に合わせられるファッション性が大事かなと!!
そこを狙ってファッションブランドやドレスシューズブランドがスニーカーを作っているのではないでしょうか。
もちろんスポーツブランドもファッション性を意識したスニーカーを作っています。
ファッションブランドとコラボした、デザイン性と機能性に優れたスニーカーもありますよね。
そうした状況の中で、ドレスシューズブランドが作るスニーカーの価値をどう生み出せるか、だと思います。
オリジナルラストによるフォルムの美しさとフィット感はその1つではないでしょうか。
今回はここまでです。
ではでは。