こんにちは。
今日も晴れました。
朝晩は寒さを感じますが、だいぶ気持ちの良い気候になってきました。
前回の続きです。
今春はランニングシューズタイプのスニーカーを履きたい気分です!
という事で、
まずは僕の「Fast Track」から取り上げています。
Berluti Fast Track
前回はラストTrinoについて書きました。
ドレスシューズブランドとして独自の美を持つ『ベルルッティ』らしさと、
スニーカーならではのコンフォートさを両立させ、
フィット感にも拘りが感じられるラストです!
ドレスシューズブランドといえば、
革も魅力ですね!
Grazed Calf

『ベルルッティ』の革と言えば、
独占的に使用する、門外不出の革「ヴェネチアレザー」ですよね!
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
ベネチアにほど近いサンタクローチェで開発されたレザーで、原皮の生産から、鞣し、染色まで行われます。
カーフをベジタブルタンニンで鞣し、手で水染めすることによって深みのある美しいむらを表現しています。
柔らかく、しなやかで、容易に形崩れしない強靭さも備えています。
との事。
他所には無い特別な革「ヴェネチアレザー」は『ベルルッティ』の大きな魅力の1つですね!
・・・
しかし、
僕の「Fast Track」に使われている革は、
ヴェネチアレザー・・・では無いんです。
これだけ書いておいて、違うんかいっ!
いや、全く使われていない訳では無いのですが、
メインでは無いのです。
メインの革は「Glazed Calf」です。
glazedという言葉は、
焼物の釉薬の事でも使われますよね。
ドーナツに塗されたシュガーシロップの事でも使われますよね。
つまり、艶のあるコーティングがされている状態の事!?
という事で、
グレーズドカーフは艶コーティングされたカーフなのでしょう。
寄りで見てみると、(↓)
どうです!?
確かに艶コーティングされていますね。
この点、コーティング革というと『Church's』のポリッシュドバインダーカーフが有名です。
それと比べると、少し艶が抑え目だと思います。
柔らかな光沢が上品な印象ですね。
続いて、皺の箇所を見るとかなり細やかな皺です。
良いカーフが使われているのでしょうね。
なお、「グレーズドカーフ」はドレスラインには使われていないようです。
しかし、先ほどの『Church's』のように英国靴ブランドではポリッシュドカーフはドレスシューズでも使われています。
ですので、やはりドレスシューズブランドらしい革のチョイスだと思いますね。
そして、
やはり『ベルルッティ』といえば「ヴェネチアレザー」ですよね。
僕の「Fast Track」にも効果的に使われています!(嬉)
まずは、タンの上部です。
ブラウン系のパティーヌが施されていて、まさに!
ブラックのボディとコントラストも効いていて、印象的なデザインになっていますね。
そして、ダメ押しのロゴ型押し!!
これぞ『ベルルッティ』!
そして、ヒールにもヴェネチアレザーが使われています。
上端のヒールタブに、やはりブラウン系のパティーヌが施されたヴェネチアレザーが使われています。
この点、ヒールタブはスニーカーらしいディテールで、各ブランドが工夫を凝らしたデザインを見せる事が多い箇所だと思います。
色を変えたり、素材を変えたり、それこそブランドロゴやシンボルマークなどが入るスニーカーも多いですよね。
「Fast Track」にはブランドロゴこそ入っていませんが、ヴェネチアレザーで十分印象的な、『ベルルッティ』らしさを印象付けるデザインになっていますね!
今回はここまでです。
ではでは。
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