こんにちは。
今日も晴れました。
風もさほど無く、割合暖かな秋の日だったかな。
渋谷はやはり凄い事になったようですね。
無事安全に終われば良いのですが。
『パラブーツ』のキャップトゥダービー「District別注 20YEARS SPECIAL Azay」を取り上げています。
Paraboot District別注 20YEARS SPECIAL Azay
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人気セレクトショップ『District UNITED ARROWS』の20周年の年に別注された「Azay」です。
前回は、インラインの「Azay」と共通する(と思われる)ラストと底付けについて書きました。
その底付けのノルウェイジャン製法ですが、インラインとの違いもあるのです。
今回はそこからです。
違いは、
底付け
違いは、掬い縫いのステッチの色です。
District別注では全体の色と合わせたブラックとなっています!!
因みに、インラインのステッチは、(↓)
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ホワイトですね。
ここのステッチの色は意外と目立つもので、
ピッチも大きく糸も太めなので、
カジュアル寄りに見えがちです。
この点、「Chambord」をスーツに合わせづらい大きな要因がステッチの色ではないかという声もちらほら見聞きします。
雨の日や動き回る日などに重宝する靴なのに・・って。
そうした事もあってなのかな??
カラーを統一したドレス顔の「Chambord」もあるようです。(↓)
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オールアラウンドグッドイヤーウェルト製法ですね。
掬い縫いのステッチは外からは見えず、出し抜いのステッチはアッパーやコバと同じブラックです。
他にも積み上げヒールや上質なカーフレザーが採用され、ドレスアップされています。
とはいえ基本的なデザインは「Chambord」ですのでボリューム感はありますよね。
やはりソール周りのステッチの色による印象の違いが大きいように思います。
これならスーツにも合わせやすいかな。
なんて書いておいてナンですが、、、
栗野氏のこちらのコーデを拝見すると、(感謝)
チョークストライプ(?)のダブルのスーツに、
なんと赤いタータンチェックのシャツ!(驚)
そして『パラブーツ』の「Photon」です。
スーツにホワイトステッチのノルウェイジャンを見事に合わせておられますね!!
ストライプにチェックを合わせるという離れ技を決め、
赤いソックスがシャツの赤と、
ホワイトステッチがチョークストライプと、
リンクしていますね。
トラッドとモードが感じられる絶妙なコーデだと思います。(学)
スーツに合わせづらい要因がホワイトステッチという説に説得力が無くなりそう・・ですが、氏は達人でおられる事を忘れてはいけません。
やはり一般的にはステッチが目立たない方がスーツには合わせやすいと思います。
そして、DIstrict別注はオールブラックで統一されています。
革
一見してインラインとの違いが分かるのが、アッパーの革ですよね。
この点、インラインでは「LISSレザー」ないし「SUPレザー」で、油分がしっかり入ったスムースレザーでしたね。
それに対して、『Discrict別注』では、公式ブログによると、
つま先はリスワックスレザー、
中央付近(ヴァンプ)はグレインレザー、
羽根からヒールにかけて(クォーター)はスウェード 素材、
との事です。
コンビ(2種)ならぬトリオ(3種)?、ですね。
スムースレザーとスエードは質感が大きく異なるので個性が目立ちますね。
しかし、ブラックで統一する事でシックな印象もあります。
更に、スムースレザーもオイルドレザーとグレインレザーで違いを出しています。
個性的でありながらシックに纏まっている事で、モードな雰囲気も感じられますね。
個人的には『District』らしいデザインだと思いす。
余談
ブラックのスムースレザーとブラックのスウェードの組み合わせといえば、以前取り上げた『クロケット&ジョーンズ』の「DARYCOTT 2」がそうでしたね。
「Azay」とは逆に、シャープなフォルムでドレス感のあるモデルでした。
やはり個性的でありながらシックに纏まっていましたね!
今回はここまでです。
ではでは。