こんにちは。
今日は晴れました。
気温も丁度良い感じで、
個人的には久しぶりに「丁度良い感じ」と言えました。(嬉)
『ジョンロブ』のキャップトゥダービーを取り上げています。
今回も近年のモデルです。
JOHN LOBB Kilmory
今回のモデルは国内の直営オンラインショップでも販売があります!!
https://www.johnlobb.com/ja_jp/mens-shoes/kilmory-highland-sole#selection.color=Black%20Calf
しかも、流石直営ショップで、革の種類も豊富に揃っています!!
Black Calf、Black Moorland Grain、Burnt Umber Moorland Grain、
Dark Oak Calf、Oxblood Calf、
です。
三越伊勢丹でもLUXURYの方で販売されていますね!
革は、BK FlatCal、とあります。
「Kilmory」について、こちらのメディア記事で取り上げられていました。
2021年10月31日付けで、2021-22年秋冬の新作が紹介されています。
ボリューム感のあるラスト0015とライトウェイトウォーキングソールを採用したNEW STANDARDラインが登場していますね。前靴「Loe」もそうした流れにあるのでしょう!
もう1つ記事を見つけました。
2021年10月18日付けです。
1足目に「KILMORY」が登場していますね。
記事の中で、「装いの多様化の流れを受けた新鮮な提案が目立ちます。」とあります。
また、「かつての無骨さを前面に出した顔つきではなく、今のジョンロブらしいモダンな雰囲気にまとめているのが新しい」とも。
では「Kilmory」を見ていきましょう!
ラスト8695
ラスト8695については、以前取り上げた靴でも何度か登場していましたね。
1995年に登場したラストで、「CITY」や「PHILIP」を筆頭にブランドの看板ドレスシューズに採用されてきた主力ラストです。
その後2001年に登場したラスト7000が主力ラストとなっていきましたが、
近年はドレスカジュアルシューズ等で再び8695が採用されてきています。
もともとイギリスの高級ビスポークシューズブランドという事もあり、
パリの既成靴ラインが始まった当初の主力ラスト(ドレス用)もタイトでスマートな傾向だったようです。
しかし、90年代半ばに自社工場を入手したあたりから、より多くの人が履けるようにコンフォートへと変わっていったようです。
その最中に登場したのが8695ですね。
コンフォートと言っても、ビスポークを原点とする『ジョンロブ』ですから、エレガントでありスマートである事が求められます。
幅を確保する事で丸みが生まれつつも端正なラウンドトゥを実現し、バランスのとれた優雅な佇まいですね!
ラスト7000と比べてノーズがやや短く、丸みも感じられる事から、カジュアルなドレスシューズとの相性も良いですね!
カジュアルなデザインをカントリー用のボリューム感のあるラストで作るとまさにカジュアルシューズになります。
しかし、ドレス用のラストで作る事で引き締まったフォルムとなり、カジュアルなデザインだけれどもスマートな印象、ドレス感のある雰囲気を纏うように思います。
それが現代の装い、ドレスのカジュアル化やドレス感のあるカジュアルスタイル、に合うのだと思います。
MOORLAND GRAIN
アッパーにはムーアランドグレインレザーが採用されています。
シボの粒感はスコッチグレインレザーやカントリーカーフと比べてもう少し大きな感じですね。
凹凸もはっきりとしていて存在感があります。
しかし、革の質感はソフトな雰囲気の革です。
Moorlandという名前とイメージ(↓感謝)から、
カントリー向けの革なのかなと。
キャップトゥダービーが持つカントリーやミリタリーなイメージにも合いますね!
そういえば、『エドワーグリーン』ではユタカーフやロンドングレインもそうでしたが、
シボ革や型押し革でもソフトな質感が選ばれる傾向が見られますね。
あと、『トリッカーズ』でもOlivviaがそうでしたよね。
スニーカーを意識した感覚なのかな。
現代のカジュアルでスポーティーなファッションにも合いますね!
今回はここまでです。
ではでは。