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キャップトゥダービーで! (8)CROCKETT&JONES DARYCOTT2 ②

 こんにちは。

 今日も晴れて、、、暑かったですね。

 オアシス(クールダウンできるスポット)のありがたみに感謝する日々です!!

 そのオアシスも節電できるところはしておられます。

 皆で乗り切らないと!(和)

 

 前回の続きです。

 『クロケット&ジョーンズ』のキャップトゥダービー「DARYCOTT2」を取り上げています。

CROCKETT&JONES DARYCOTT2

 

 ブラックのグレインレザーとブラックのスエードのコンビシューズです。

 ラストは341です。

 ここまでが前回でしたね。

 その続きです。

パンチドキャップトゥ 

 トゥキャップの長さは十分にとられていて、イギリス靴らしいエレガントなバランスですね!

 

 トゥキャップの淵には、親子穴のパーフォレーションとギンピングが施されています。

 ここ以外にはブローギングは施されていません。

 パンチドキャップトゥですね!

 

 パーフォレーションは小ぶりで、

 ギンピングはほとんど分からないくらい(!?)の細やかさです。

 バルモラル(内羽根)で見られるパンチドキャップトゥと同じデザインで、ドレス寄りのブローギングですね。

 

 ここから、「DRAYCOTT」はカントリーシューズというポジションでは無く、ドレス寄りのポジションを狙っているのかなと思われます。

 

ダービー(外羽根)

 羽根は特に大きくも小さくも無く、5ホールですね。

 

 クォーターは、羽根の付け根から後方へ伸びてからウエストの中央辺りへとカーブを描くカットラインです。

 オーソドックスなデザインを踏襲していますね。

 

 ステッチにも注目すると、ダブルステッチの間隔は結構狭くなっていますね。

 とはいえ、キャップトゥオックスフォード(内羽根)に見られる程は近接していません。

 この辺りからも、ドレス感とカジュアル感のバランス加減が垣間見られます。

 

ヒール

 縫い割りは縫い目をあまり見せていません。

 上端も市革やドッグイヤーは見られません。

 非常にシンプルな後ろ姿ですね。

 

 こうした仕上げは「BRADFORD」と共通しています。

 トップラインのパイピングで強度は十分なのでしょうね。

 

シングルウェルト 

 底付けはグッドイヤーウェルト製法で、

 出し抜いのステッチはヒールの手前までです。

 シングルウェルトですね。

 

 そのため、ヒールのコバは張り出していません。

 ドレスシューズと同じ仕様です。

 

コバ

 コバの張り出しはそこそこです。

 フラットウェルトで目付は無いです。

 

 ソールの厚みにも注目すると、2層になっているでしょうか。

 とはいえ、厚みはあまり感じませんね。

 というのも、アウトソールがこちらだから!?

ティーソール

 アウトソールはブランドオリジナルのラバーソールです。

 ハルボロラバー社に製造を依頼しているシティーソールですね。

 

 スタッテッドソールのようなパターンですが、突起していません。

 そのためレザーソールのように薄く見えます。

 それでいて水の侵入を防ぎ、グリップ力もあります。

 

 近年のドレスシューズでも多く採用されているラバーソールですね。

 

 ソールがゴツく無いので、上品な印象が保てていますね!

 

感想

 素材感の違いがしっかり感じられつつ、ブラックで統一した事でシックで上品な印象になっていますね。

 シックなミリタリーデザートシューズのようにも見えますし、

 抜け感のある洒落たドレスカジュアルシューズのようにも見えます。

 コーデを考えるのが楽しいデザインですね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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