こんにちは。
今日も晴れました。
寒さも多少和らいだような気がしました。
ジョンロブのシングルモンクを取り上げています。
今回は現行モデルです。
JOHN LOBB KENTON
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1d18ad6e.14947492.1d18ad6f.2bd85337/?me_id=1296072&item_id=13818823&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkomehyo-online%2Fcabinet%2F6797%2F2410027322166_3_b.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
現行モデルとは言っても、楽天で新品を見つける事は出来ませんでした。
それでも今回取り上げさせて頂いた靴は
試着程度？？
というくらい状態の良いユーズドですね！（美）
「KENTON」は2021年春夏の新作として登場しました。
数あるスタイルの中からシングルモンクが取り上げられたという事で、僕もなんだか嬉しいです！？！（嬉）
ラスト8695
ラスト8695は1995年頃に誕生したそうで、2000年に誕生したラスト7000に移行されるまで主力ラストでした。
「CITY」や「PHILIPP」といったジョンロブの中核となるドレスシューズにも採用されていましたね。
ラスト7000が主力となってからも伊勢丹等の別注復刻で登場したりしていましたので、根強い人気だったようです。
そして近年はカジュアルドレスモデルを中心にインラインでも再登場してきていますね！
8695は7000と比べるとノーズが少し短く、甲のボリュームやトゥの丸みが感じられます。
現在のスマートなスタイルから見ると、穏やかでクラシカルな雰囲気、寛いだカジュアルな雰囲気、があるように思います。
それが現代の気分に合ってきているように思いますね。
横顔
クォーターの革の切り返しがあります。
ダービー（外羽根）をベースにしたシングルモンクですね。
羽根の付け根からソールへのカットラインは、斜め後方への直線です。
羽根の付け根から羽根へのカットラインも、その延長線上の直線です。
この点、僕の印象としてはカーブを描くカットラインの方がクラシカルな感じを受け、ストレート（直線）なカットラインはミニマムでモダンな感じがしますね。
ところで、このデザイン・・・どこかで見た事があるような！？？
そう、前回取り上げた「MATTA2」！
「MATTA２」のクォーターのカットラインも直線でしたね。
「MATTA（初代）」は1990年代中頃の旧BONORA製の時代に作られた上級ラインのシングルモンクでしたね。
その後、自社製造のラスト8695、今のラスト7000でも作られ、それらも上級のプレステージラインでした。
上級ラインはビスポークを意識したような特別上質な靴ですよね。
それはデザインにおいても言えるように思います。
というのも、プレステージラインはオーソドックスなデザインというよりも、意匠を凝らしたデザインが取り入れられる傾向があるように思うから。
そうしたデザインから新しいクラシックが生まれる事もありますよね。
その１つが「MATTA」であり、「KENTON」へと引き継がれているように思います！
さて、「KENTON」にはもう１つ、先に発表された上級コレクションの影響が感じられるデザインがあります。
ストラップ、バックル
それがバックルです！
角張ったシャープなスクエアですが、ストラップの先端側の半がカットされていますね。
他所ではまず見られない、ジョンロブならではの特別なデザインです！
実はこのバックルデザインは「2018年 イヤーモデル HAYES」で登場していました。
「HAYES」はホールカットのダブルモンクで、エプロンフロントにはライトアングルステッチが、アッパーの繋ぎ目はスキンステッチが施されているという、超絶技巧で作られた特別な靴です。
このバックルが「KENTON」にも引き継がれていますね。
オリジナルデザインの上質なバックルは、留め具という道具であり、シックなアクセサリーでもあるように思います！（美）
ジョンロブはダブルモンク（「WILLIAM」）の生みの親という事もあるのでしょうか、
また、HERMESのデザイン哲学の影響もあるのでしょうか、
バックルのデザインにも非常に長けていると思いますね！（王）
現在では超高級靴といわれるブランドもだんだん増えてきたように思います。
中には既成のラストという点以外はほぼビスポークレベルの手仕事で作るブランドもあるようです。
そうした中でも僕がジョンロブに注目してしまう原因を考えると、やはりデザインですね。
さまざまな面でのクオリティの高さも含めてのデザインなのですが、それを活かすアイデアと実際の形に仕上げるセンスの良さが群を抜いているように思うのです。
後ろ姿
縫い割りで、上端はドッグイヤーです。
・・シームレスヒールでは無い。
そう、「KENTON」はスタンダードラインなのです！
それはアウトソールを見ても分かります。
ソール
単色のシングルレザーソールです。
スタンダードラインの仕様ですね。
感想
過去の上級ラインのデザインを取り入れている点では、ジョンロブらしいデザインのシングルモンクと言えるでしょうね。
そして、現行モデルとしてラスト8695を採用したのは、現在とその先の装いを見据えて事なのかなと思われます。
ドレススタイルにも、カジュアルスタイルにも、両者のミックススタイルにも合わせられるシングルモンクに仕上がっていると思います。
そういうドレスシューズがこれからのスタンダードなのかもしれませんね！
おまけ１
もう1足見つけました。
サイズは7Eです。
未使用品との事で、とても良い状態ですね！
おまけ２
伊勢丹も取り扱いがあります！
JOHN LOBB (Men)/ジョンロブ モンクストラップ KENTON／E CalfBLK【三越伊勢丹/公式】
もちろん新品ですよ！
今回はここまでです。
ではでは。
