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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(37)PRADA ① 歴史

 こんにちは。

 今日は久しぶりの曇り(!?)で、

 少ーし雨も降ったかな。

 夜はちゃんと降ってます。

 

 そして、今夜はBSでジョルジオ・アルマーニの特集番組がありました。

 2019年に来日された際の氏に密着した映像で、作品や店舗デザインはもちろん、コーディネートやフィッティング、メイクから会場の照明まで、本当に隅々まで氏の美意識が貫かれていました。(圧倒)

 他の誰も作り得ないアルマーニの美、アルマーニスタイルの理由が少しだけ垣間見れました。

 そして、来日時の氏のスタイルですが、ダークネイビーのクルーネックTシャツ(ニット?)に同系色のリラックスパンツ、そして白スニーカー!!

 こちらの記事に当時の画像もありました。(感謝)

【ジョルジオ アルマーニ】バッシュからインスピレーションを受けた新作スニーカー | FASHION | MEN'S NON-NO WEB | メンズノンノウェブ

  テニスシューズではなさそうですが、真っ白なレザースニーカーが軽やかで上品な雰囲気を醸し出していますね。

 

 それでは、白いテニスシューズに戻ります!

 歴史的には、英国海軍で採用されていたゴム底のデッキシューズを英国貴族がテニスをする際に履くようになった事から始まりました。

 その後、英国貴族のテニス文化がお手本となってテニスは世界に広まりました。

 そして、テニスファッションも英国で完成されたのではないでしょうかね。

 基本的に白で統一された上品なあのスタイルです!

 それをベースに様々なファッションがデザインされてきたように思います。

 

 昨今の白いテニスシューズのファッション的なお手本として、グッチ、セリーヌ、サンローランを見てきました。

 いづれも注目度の高い人気ブランドですが、実は歴史のある老舗でもあります。

 現在は才能豊かなクリエイティブディレクターが抜擢され、ブランドの遺産を守りながら新しいファッションを発信し続けています。

 そういうブランドの定番的なスニーカーとしてテニスシューズが採用されている事も凄く気になります!(楽)

 

 お手本ブランドとしてもう1つ、、、

 実は取り上げようかどうか迷っているのですが、、、

 その迷いもぶっちゃけて書いてみましょうか。(大丈夫かな)

 

PRADA 

 プラダもグッチなどと並ぶ人気の(価格も・・)高いラグジュアリーブランドですね。

 毎シーズン注目され、大きな影響力を持っています。

 であれば、ここまでの流れに乗ってすーっと取り上げれば良さそう・・・

 ではあるのですが、

 (僕の中では)ちょーっと方向性が違うような気もするのです。

 

歴史

 まずはブランドの歴史を見て行きましょう。

 こちらを拝読させていただきました。(感謝)

プラダ - Wikipedia

【プラダ】 革新を追求したプラダの歴史 | ハイブランド.com

 1913年、創立者のマリオとマルティーノのプラダ兄弟が ミラノの中心にあるガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世に皮革製品店『Fratelli Prada』(プラダ兄弟 の意)を開業しました。

 スーツケースやトランク、旅行カバン、パーティーグッズなどを揃えたゴージャスな店舗でした。

 世界から珍しい素材や質の高い革を集めて作った製品は評判となり、1919年にはサヴォイア王家の御用達となりました。

 

 事業が順調に進んでいた矢先、戦争が始まりました。

 ミラノ本店も爆撃を受け、経営不振に陥ります。

 1958年にはマリオが死去し、マリオの娘ナンザとルイーダがビジネスを引継ぎました。

 顧客ターゲットを上流階級から復興の立役者である中産階級へと変えたものの、ブランドが大きく飛躍する事はなく、安定飛行が続きました。

 

 1978年、マリオの孫娘ミウッチャ・プラダがオーナー兼デザイナーに就任します。

 ミウッチャは1950年にミラノで生まれ、ミラノ大学社会学政治学科で博士号を取得します。「日常を贅沢に飾る」をコンセプトとし、現代的で革新的な素材使いやデザインの斬新さ、伝統や歴史といった過去との見事な調和により、プラダを世界的なブームにまで発展させます。

 アパレル分野に進出したのは比較的最近で、

 1985年に靴、

 1989年に婦人服、

 1993年には『MIU MIU』を設立し、

 1994年に紳士服、

 のコレクションに参入しました。

 

 ミウッチャ女史によるプラダ躍進を陰で支えていたのが夫のベルテッリ氏だそうです。

 二人のエピソードは非常に面白いですね!!

 この話、映画にならないかな!!??

 あれこれ書きたいところですが、

 脱線が長くなり過ぎそうなので今回は止めておきますね。(反省)

 

僕のプラダについてのイメージ

 あくまで僕の個人的なイメージですが、

 グッチなどは英国上流社会のスタイルを踏襲し発展させたデザイン性を感じるのに対し、

 プラダにはあまりそういうものを感じないように思うのです。

 

 今回のテニスシューズもそうなのですが、それは英国上流社会から生まれたスタイルで、クラッシックやトラッドと繋がるように思いす。

 そこから新しいデザインを生み出していると感じられるのが、ここまで取り上げさせて頂いてきたグッチなどです。

 

 それに対して、

 プラダにはクラシックやトラッドスタイルというイメージが殆ど無くて、

 ハイテク素材や新技術を取り入れた革新的なベーシックスタイルをデザインしているイメージがあります。

 歴史を見れば、創業時から新しい素材を積極的に取り入れていたようなので、ひょっとしたらプラダの精神なのかもしれませんね!?

 

 

 また、グッチなどからはゴージャスさや華やかさを感じる印象がありますが、

 プラダからはむしろベーシックへ寄ろうとしている印象すら感じます。

 これもプラダが戦後に顧客ターゲットを中産階級へと変えた事が影響しているのかもしれませんね!??

 とは書いてみたものの、今のプラダの価格帯からは無理がありますね・・・。

 

 そんな現在のプラダを作り上げたのがミウッチャ・プラダ女史です!

 この点、グッチなどでは、外部からクリエイティブ・ディレクターを招き入れ、ブランドが持つ遺産を踏まえた新しい作品を生み出していますよね。名門老舗ブランドらしさを守りながらモードの最前線にあり続けるためでしょうか。

 しかし、プラダの場合はミウッチャ女史ご自身が今もご健在です。最近でこそ、過去のアーカイブを踏まえた作品も見られるようになってきましたが、昨年からラフ・シモンズ氏とタッグを組んで更なる新しいクリエーションに挑戦していますよね。

 つまり、外部から来たクリエイティブ・ディレクターと自身のブランドのデザイナーとでは、ブランドに対する向き合い方や捉え方も違うのかなぁと。

 

 プラダにはこのような個人的イメージもあって、トラッドファッションやクラシカルなテニスシューズという今回の僕のテーマとはちょっと違うかなぁ、、、と思う気持ちがあります。

 実際にプラダのテニスシューズを見ても、トラッドというよりもモードとかアドバンスと言った方が合っているような感じがします。

 だったら、取り上げなければいいじゃぁないか・・・

 確かにそうなのですが、

 プラダは単に斬新なデザイン、独創的なデザイン、個性的なデザインと言い切れない側面があるようにも思うのです。

 というのも、革新的でありながらもベーシックなスタイル、新しいユニフォームスタイルとでも言いましょうか、を追求しているようにも感じるので。

 そこから、

 ひょっとしたら未来のベーシックになるかも!?

 その先のクラシックになるかもしれない!??

 という思いもあるのです。

 それを見極めるのは非常に難しいのですが。

 

 迷っていても先に進めませんし、

 せっかくの機会でもあるので、新しいベーシックを予感させるプラダのテニスシューズも見てみようと思います。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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