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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(15)Spring Court

 こんにちは。

 今日は小雨まじりの曇り空でした。

 日中は蒸し暑さも若干感じましたが、夜は一枚羽織りたいくらいです。

 

 前回の続きです。

 クラシカルなテニスシューズタイプの白スニーカー が気になる今日この頃。

 まずはSUPERGAを取り上げました。

 次もヨーロッパらしいクラシックなテニスシューズです。

SPRING COURT G2 CANVAS 

 スプリングコートはフランスのブランドです。

 ファッション的には、

 ビートルズジョン・レノンオノ・ヨーコと結婚式でお揃いで履いたとか!??(驚)

 そして、アルバム『ABBEY ROAD』のレコードカバーで着用しました。

 他にも、セルジュ・ゲンズブールジェーン・バーキンポール・ウェラーなど多くのセレブリティに愛用されています。

 

 と、ここでビートルズの『ABBEY ROARD』のジャケットをチェックします!!

  何を書きたいかと言いますと、

 パンツの裾です!!

 フレア〜 !!!

 凄ーく今っぽくないですか!!??(好)

 

 そんなオシャレなスプリングコートですが、(笑)

 スプリングコート愛に溢れた記事を見つけました。(感謝)

スプリングコートのスニーカーの魅力をお伝えします | ナチュラル系ブランド古着の買取り専門店 kiitti(キッティ)

 更に、60年代当時のディテールと、ジョン・レノンが履いた意味について学べる記事も見つけました!(感謝)

既成概念への反抗、ジョン・レノンが結婚式で履いたスニーカー「G2」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

 もう僕が書く必要が無い・・・

 と薄々気づいてはいるのですが、

 それを言っちゃあお終ぇよぉ・・・

 なので、書かせて下さい。(焦)

 

 まずはここから。

歴史

 次の記事を参照させて頂きました。(感謝)

ヒストリー 

 スプリングコート : spring court - ファッションプレス

  1870年、アルザスの樽職人セオドア・グリムメイセンは故郷を離れ、パリ近郊に工場を設立しました。

 彼の息子は、樽の完全な水密性を実現するためにラバーに目を向けます。

 

 セオドアの孫ジョルジュ・グリムメイセンもラバーに魅せられ、1930年に一体成形で完全防水のラバーブーツ「コリブリ」を開発しました。

 そして1936年、テニス好きだったジョルジュによってスプリングコートが誕生します。

 このクレーコート用テニスシューズは瞬く間に広がり、プロ・アマ問わず多くのプレイヤー達に使用されるようになり、70年代後半まで、コート上で一世を風靡しました。

 

 人気絶頂の1960年代、スポーツシューズが初めてスポーツの域を超えて利用されるようになります。

 ロックスター、アーティスト、あらゆる人々に受け入れられ、日々の暮らしの中にスプリングコートがありました。

 1990年代に入って、モードの世界でも脚光を浴びました。

 

 現在はジョルジュの息子セオドア・グリムメイセンが代表を務めています。

 

  なるほど。

 当初は樽を製造していたのですね!?(驚)

 タイヤ等のラバー製品を作っていたブランドは聞きますが、樽は非常に珍しいですね。

 スプリングコートの誕生は1936年ですか。

 SUPERGA2750の誕生が1925年なので、11年後ですね。

 両ブランドに共通するのは・・・テニスシューズからスタートしています!

 

 それではスプリングコートのG2を見ていきましょう!

 最も個性的なポイントとしては、やはりここですよね!??

通気口

  アウトソールの側面を見ると、4個の穴がありますよね。

 アウトソールに穴が開いている靴って、、、僕は他に知りません。

 それくらい珍しいデザインだと思います。

 

 もちろん、単に個性をアピールするためだけのデザインではありません。

 だって、テニス(スポーツ)シューズですから。

 実は、この穴は靴内の蒸れを解消するための通気口なのです!(考)

 

 そして、どうやらコレ、特許が取られているそうです。

 「Natural Permanent Ventilation System」という名前です。

フランス発!スプリングコートの人気メンズスニーカー特集

  やはりスプリングコートならではのデザインなのですね。(学)

 

 そしてもう1箇所、特徴的だと思うディテールがあります。

トゥ

 まずは、アッパーのトゥの上に被るラバーですね。

 キャップトゥのような形状でればドレスシューズの定番的なデザインですが、

 トゥのアール(曲線)に合わせてU字型になっているところが個性的だと思います。

 

 そして、アウトソールの側面の模様も個性的だと思います。

 特に目を引くのが、まるでコロシアムのような(?)、鯨のような(??)、トゥのストライプ模様です!

 

 スプリングコートの目立つ特徴がこのトゥだと思います。

 ヴァンプからヒールにかけては非常に大人しいデザインなのに対して、

 トゥの迫力が際立っているように思いますね。

 フランス靴って意外と(?)こういうところがありますよね!?(楽)

 

 ラバーソール

 SUPERGA 2750は柔軟性のあるラバーがアッパーの淵に密着している感じでしたが、

 SupringCourt G2は硬質的なラバーの板の上にアッパーが乗っている感じですね。(笑)

 

 ここで僕が気になったのが底付け製法です。

 スプリングコートもバルカナイズ製法なのだろうか???

 ググっていると、スニーカー修理の記事を見つけました。(感謝)

スプリングコートのスニーカー修理でお困りなら!

 以前はバルカナイズ製法だったそうですが、

 現在はセメント製法に変わったようですね。

 

羽根  

 ボールジョイント辺りまで伸びる長い羽根のダービー(外羽根)です。

 6ホールで外鳩目仕様ですね。

 クラシカルなテニスシューズらしいデザインですね。

 

 ちょっと個性的なのは、羽根・クォーターの位置がやや後方寄りで、履き口が狭めなバランスになっている点です。

 タンもかなり隠れていますね。

 これにより、履いたときに足の甲がしっかり隠れます。

 ちょっと上品な印象がするのはこういうバランスからでしょうか。(笑)

 

インソール

 スプリングコートは履き心地の良さに対する評価が高いのも特徴ですね。

フランス生まれの《Spring Court(スプリングコート)》で、洗練された足元に | 特集 | ファッション | FUDGE.jp

 クッション性の良いインソールの評判は頗る良いですね!

 

  インソールについて丁寧に解説された記事を見つけました。(感謝)

インソール(insole) | スニーカー見学

 取り出すことができるインソールはちょっと厚めなのですが、

 その理由は、何と、

 3層構造になっているから!!(驚)

 

 足に直接当たる上部がキャンバス素材、

 その下の中部がスポンジ状の合成樹脂、

 一番下の下部がラバー系(ゴム)、

 となっているのですね。

 

 『スプリングコート』の名前の由来が、初めてこの靴を履いた人々が「まるでスプリング(ばね)の効いた靴でテニスコートをぴょんぴょんと飛ぶようだ」と賛美した言葉だそうですが、既にインソールが完成されていたのかな!!?

 

 インソールの縁には窪みがあるのですが、そこが通気口となっています。

 靴内の蒸れを防いで快適さを生み出す工夫ですね。

 更に、ラバー部分にはミントの香りも付いていて、消臭効果もあるとか!? 

 

 因みに、レザー製もあります。

SPRING COURT G2 レザー 

 柔らかな牛革のスムースレザーが使われています。

 比較的汚れにくく、汚れを落としやすいのではないかな。

 キャンバス製と比べると、アッパーのボリューム感を少し感じますね。

 

 全て同一色で統一されているのも嬉しいですね。

 スッキリとした印象で様々な服と合わせやすいと思います。

 それでいて、

 ソールの通気口やトゥのデザインでスプリングコートである事がさり気なく、でもハッキリと現れています。(笑)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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