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春のフレンチローファーはいかがですか!? (12) クロケット&ジョーンズ GRANTHAM2 ②

 こんにちは。

 今日は曇り気味の晴れでしたが、夕方くらいから急変・・・

 突然の雨の後からは、少し肌寒い感じでした。 

 

 前回の続きです。

 僕が考えるクロケット&ジョーンズのフレンチローファーとして、グランサム2を取り上げています。

 

 ところで、

 クロケット&ジョーンズの代表的なローファーと言えば「BOSTON」(↓)でしょうか!?

 その名の通り、アメリカンローファーにあたるデザインだと思います。

 Bostonはアメリカのマサチューセッツ州にある都市の名前ですね。

 その由来となったのがイングランドリンカンシャーにあるBoston(タウン)だそうです。

ボストン (イングランド) - Wikipedia

 

 更に因みに、Granthamはイングランドリンカンシャーにあるタウンの名前です。

グランサム - Wikipedia

 あっ! 「リンカンシャー」で繋がりましたね!!?

 リンカンシャーとローファー・・・何か関係があるのかなぁ??(興味)

 

 ローファーの話に戻ります。

 一見するとボストンとグランサムはよく似ていますね。

 それもそのはずで、ラストが同じです!

 BOSTONのラストは314ですが、それを改良したラスト376を採用したのがBOSTON2です。

 そしてGRANTHAM2のラストも376です。

 つまり、靴全体のフォルムは共通しているという事ですよね。

 

 それでも、僕はグランサムをフレンチローファーに近いように思っています。

 一体何が違うかと言いますと、

モカ縫い

 まずはボストン(↓)ですが、「つまみモカ」です。

https://image.rakuten.co.jp/frameshop/cabinet/crockett/bos2_blkcity4.jpg

  ヴァンプとサイドは一枚の革で繋がっていて、U字型の箇所の革をつまみ上げてモカ縫いを施しています。

 ステッチの表情もしっかり出ていてクラフト感がありますね。

 

 なぜこのモカステッチがアメリカンローファーっぽいのか?

 おそらくアメリカンローファーのお手本とも言えるオールデン986(↓)に近いからだと思います

  因みに986もアッパーは一枚革で、モカ縫いにはスキンステッチが施されています。(技)

 

 これに対して、

 グランサムは「拝みモカ」です。

https://image.rakuten.co.jp/frameshop/cabinet/crockett/grantham2_blkbon4.jpg

  ヴァンプの革とサイドの革は別で、両者を合わせてモカ縫いをしています。

 因みに、フレンチローファーのお手本とも言えるJ.M.ウエストン180はトライアングルモカ(拝みモカ)、ジョンロブのロペスも拝みモカですね。

 革の断面のコバ処理や細やかなモカ縫いによって、すっきりとした、綺麗目な印象ですよね。

 この印象がフレンチっぽいかなと!(笑)

  

 今回はここまでです。

 ではでは。


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