こんにちは。
今日は曇り気味の晴れでしたが、夕方くらいから急変・・・
突然の雨の後からは、少し肌寒い感じでした。
前回の続きです。
僕が考えるクロケット&ジョーンズのフレンチローファーとして、グランサム2を取り上げています。
ところで、
クロケット&ジョーンズの代表的なローファーと言えば「BOSTON」(↓)でしょうか!?
その名の通り、アメリカンローファーにあたるデザインだと思います。
Bostonはアメリカのマサチューセッツ州にある都市の名前ですね。
その由来となったのがイングランド・リンカンシャーにあるBoston(タウン)だそうです。
更に因みに、Granthamはイングランド・リンカンシャーにあるタウンの名前です。
あっ! 「リンカンシャー」で繋がりましたね!!?
リンカンシャーとローファー・・・何か関係があるのかなぁ??(興味)
ローファーの話に戻ります。
一見するとボストンとグランサムはよく似ていますね。
それもそのはずで、ラストが同じです!
BOSTONのラストは314ですが、それを改良したラスト376を採用したのがBOSTON2です。
そしてGRANTHAM2のラストも376です。
つまり、靴全体のフォルムは共通しているという事ですよね。
それでも、僕はグランサムをフレンチローファーに近いように思っています。
一体何が違うかと言いますと、
モカ縫い
まずはボストン(↓)ですが、「つまみモカ」です。
ヴァンプとサイドは一枚の革で繋がっていて、U字型の箇所の革をつまみ上げてモカ縫いを施しています。
ステッチの表情もしっかり出ていてクラフト感がありますね。
おそらくアメリカンローファーのお手本とも言えるオールデン986(↓)に近いからだと思います
因みに986もアッパーは一枚革で、モカ縫いにはスキンステッチが施されています。(技)
これに対して、
グランサムは「拝みモカ」です。
ヴァンプの革とサイドの革は別で、両者を合わせてモカ縫いをしています。
因みに、フレンチローファーのお手本とも言えるJ.M.ウエストン180はトライアングルモカ(拝みモカ)、ジョンロブのロペスも拝みモカですね。
革の断面のコバ処理や細やかなモカ縫いによって、すっきりとした、綺麗目な印象ですよね。
この印象がフレンチっぽいかなと!(笑)
今回はここまでです。
ではでは。