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服について考。(2)

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 そして結構風が強くて、夜は思ったより肌寒かったですね。 

  

 では前回の続きです。

 先日、僕のアンテナに引っ掛かった雑誌がありまして、

 服についてあれこれ考えるきっかけになっています。

 

 今回はこちらです。

2nd(セカンド) 2021年4月号 Vol.169

2nd(セカンド) 2021年4月号 Vol.169

  • 発売日: 2021/02/16
  • メディア: 雑誌
 

  何が目に止まったかと言いますと、

 「休日はジャケットと革靴」

 というタイトルです!(キラリ)

 

 ジャケットと革靴って、一般的には仕事の日の服ですよね???

 

 前回も少し触れた話ですが、

 コロナ禍によってリモートワークが増え、スーツや革靴を着なくなったという話を聞きます。

 家で仕事をするので、とりあえずカメラに映る上だけ小ざっぱりしたモノを着て、下は部屋着とかいう話も聞きますよね。

  

 それってつまり、

 コロナ前の休日服が今の平日服という感じでしょうか。

 そんな感覚で本誌のタイトルを見た僕は、

 コロナ前の平日服が休日服!?!?

 というメッセージに見えたのです。(笑)

 

 新しい生活様式下で、平日は家に閉じこもっているとしたら、

 お出かけの機会は休日になりますよね?

 現在緊急事態宣言中なので、休日とて自由にお出かけという訳にも行かないのですが・・・。

 ともあれ、

 せっかくのお出かけの機会なのだからジャケットと革靴で装いたい、という気分が出てきているのかな、と。(楽)

 

 そうなってくると、スーツの意味も変わってくるのでしょうか?

 コロナ前は仕事における制服のような、

 (言い方が悪くて申し訳無いのですが)「とりあえずスーツ」という感覚から、

 お出かけするのだからきちんとスーツを!、という感覚に変わってくるのかな!?

 仕事のためのスーツ、周りに合わせるためのスーツから、

 もう少し自由な、自分の気持ちにフィットする、自分の趣味性が反映されたスーツへ変わって行くのかもしれませんね。

 

 生活様式が変わる事で、あらためて人と服との関係、服が持つ力、自分にとって服とは、などを考える機会なのかもしれませんね。

 

 

 もう1つ。

 たまたま聴いていたラジオで偶然出会ったお話についても書いておきたいです!

 エチオピアでバッグを作っておられる『andu amet』というブランドの創業者・鮫島弘子さんがゲストでお話をされていました。

ETHICAL WAVE | 毎週土曜 18:00-18:54 | J-WAVE 81.3 FM

 僕はそのラジオを聴いて初めて鮫島さんを存じ上げました。

 鮫島さんについては、以下の記事も見つけましたよ!

www.okamura.co.jp

 最初はエチオピアシープという素晴らしい革があるという話に僕のアンテナが反応したのですが、(笑)

 聴いているうちに鮫島さんのお話に惹き込まれてしまいました!(楽)

 

 ここからは、僕の記憶が頼りで(頼り無い・・・)、僕の解釈が入った記述です。

 鮫島さんはファッションやコスメの世界におられた時に、大量生産と大量廃棄の現場に驚かれ、疑問を感じられたそうです。

 その経験から、マクロな視点で見た時に、

 大量生産の状況が変わらないままで、環境に配慮して作られましたと言われても、はたしてそれで良しと言えるのか?

 水道の蛇口を開きっぱなしで、栓のところだけに蓋をしようとしても何も変わらないのではないか?

 と。

 

 そして、

 本当に大切なものを1つだけ持つ、それによって満たされる、

 というのがサスティナブルの究極だと思う

 という言葉が胸に刺さりました。

 まさに、Less is More、なのかな。

 

 従来は、たくさんのモノを持つ事が、次々と新しいモノを持つ事が、より高価なモノを持つ事が豊かである、という価値観が支配的だったように思います。

 これに対して、「1つだけ」というのは従来の価値観とは対極にある考え方かもしれませんね。

 

 また、従来の価値観では、比較優位や世間的な価値評価がモノの価値の判断基準だったように思います。

 例えば、新しいとか古いとか、高いとか安いとか、量産品とか一点ものとか、定番品とか限定品とか。

 これに対して、「本当に大切なもの」という価値は、その人個人の価値観によって決まるという事ですよね。

 そこでは先の例のような判断基準に意味は無くなりますね。 

 

 

 アフターコロナでは、これくらい価値観が大きく変わっていくのかな。 

 変化は今もじわじわと起きているのでしょうね。

 

 ではでは。


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