こんにちは。
暑い日が続きますね。
今日は夕立も無かったし、、、。
さて、これまでUチップについてあれこれ書いてきました。
そのきっかけは、
クロケット&ジョーンズのコードバン靴をいろいろと発見した事でした。
美しいカジュアル靴がずらりと揃っていたので、
あらためてクラシカルな靴の魅力に浸っていた僕。
そして、
最近はフレンチトラッド、フレンチカジュアル、が気になっている事もあって、
Uチップについての想いを書いてきました。
で、クラシカルなカジュアル靴andフレンチトラッドと言えば、
もう1足、ですよね?
そう、ローファーです!
ちょうど暑さが本格化している事もありますので、、、(暑)
次は、
ローファーで行ってみましょー!!?(大丈夫かなぁ・・・)
まずは、そもそものきっかけとなった靴から。
CROCKETT&JONES BOSTON2 コードヴァン
売り切れてしまいました・・・。(やっぱり)
クラシカルで、上品で、良い靴ですねぇ〜。(好)
しかも、ホーウィンのシェルコードバン!
BOSTONという名前ですから、アメリカを意識した靴なのでしょうか!?
その辺りについては、おいおい。
まずは、
ローファーの歴史から見て見ましょう。
ローファーの特徴として、靴紐が無く脱ぎ履きの楽なデザイン、がありますね。
19世期のイギリスで、ヴィクトリア女王の夫アルバート公(1819ー1861)が室内履きとしてSlipperを使われていたという話があります。
そして、1926年には、当時の国王ジョージ4世が狩猟中の休憩で使う室内靴としてロンドンのWildsmithにカジュアルなスリッポンを注文したそうです。
●ローファーの歴史(2)--Church's velvet slipper - オールドファッション Old Fashioned Men
こうして1920年代には英国王室や貴族階級の室内靴として広まったようですね。
もう一つのルーツはノルウェーです。
1930年頃にノルウェーの靴職人Nils Gregoriusson Tveranger(1874ー1953)が「Aurland moccasin」と呼ばれる靴紐の無いデザインの靴を作ったそうです。
彼は13歳で北米へ渡り、そこで靴作りを学んだとの事。
そして20歳でノルウェーに帰国し、先の靴などを作ったのだそうです。
そのような靴は簡単に履けて、デザインも良かった事から、
外履き用途となってヨーロッパで流行したそうです。
ローファーの語源として「なまくら者(Loafer)」がルーツと言われる訳ですよね。(笑)
それが当時のヨーロッパに滞在していたアメリカ人にも注目され、
ノルウェー農夫の搾乳前の牛の待機場所(loafing area)での作業靴
として紹介されたそうです。
そして1930年初頭に、アメリカ・ニューハンプシャー州の革工場スポルディング(Spaulding family)が、この靴をベースにデザインした靴を「Loafer」と名付けて販売したそうです。
その為、ローファーの語源には牛の待機場「loaf」に由来するという説もあるのだとか。
その後、
1936年にはG.H.BASSが「Weejuns」を発売しました。
その元となったのは、野原で使用されるノルウェーのスリッパータイプのモカシンだそう。
(Esquireで紹介されたような靴でしょうかね?)
Weejunsはサドル部分にダイヤモンド型の切れ込みがあったことから、
最初のペニーローファー・コインローファーでもあるそうです。
当時ローファーはアメリカでは夏の室内靴として使用されていたようです。
そして1950年代にはアメリカ東海岸のアイビーリーガー達に大流行し、アイビー・ルックの重要なアイテムとなりました。
その流れが1960年代には日本へ波及したそうです。
加えて、ローファーには様々なバリエーションがあり、
タッセルやキルトが付いたものや、金属の飾り(ビット)が付いたものなどありますね。
今回はここまでです。
ではでは。