こんにちは。
今日は曇り時々集中雨でした。
台風の影響でしょうね。
東京はまだ大した事ないですが、直撃を受けた地域の方々が心配ですね。
ローファーについてあれこれ書いています。
アメリカ、フランスと来ましたので、
トラッドの母国イギリスのローファーについても考えて見ましょうか。
という流れで、
いろいろと検索してみたのですが、、、
イギリスにおいてはローファーブームのような出来事が見つかりませんねぇ。
やはり室内靴という歴史を持つだけに外履きしづらいのかなぁ??(憶測)
EDWARD GREEN HARROW
「ハーロウ(Harrow)」??
そういえば、ローファーの歴史の中の、イギリスの室内靴の話で「ハローウ(Harrow)」という名前が出てきましたよね?(ローファー - Wikipedia)
そして気になるのがHarrowの意味ですよね。
「馬鍬」ま ぐわ(くわ)
すなわち、馬(や牛)に曳かせて土をかきならす農具
との事です。(harrowの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書)
カントリーを思わせる名前ですね。
ノルウェーの牛の待機場所(loafing area)の話を思い出しました。(ローファー - Wikipedia)
そして、何となくですが、、、
都会での外履き靴というよりも、
郊外の屋敷で過ごす際の室内靴、
というイメージなのかなぁ。
エドワードグリーンは英国靴の伝統をより強く感じるブランドと評される事もありますので、Harrowも伝統的なスタイルなのかな??
情報がなかなか見つからないのですが、いつ頃の誕生なのでしょうね??
ノルウェーやアメリカなどのファッション靴の流れを受けた後なのか、
イギリスの室内靴としての伝統から誕生したのか。
全体的なデザインは所謂コインローファーですよね。
その上で、スリムでタイトなフォルムはイギリスらしいですね。
履き口が広く、甲はやや短めでしょうか。
コバの張り出しも抑えられています。
そして、モカのライトアングルステッチにトゥのスキンステッチがエドワードグリーンらしい美しさを放っています!
Harrowをお持ちの方のブログがありました。
アンラインドなのですね!(発見)
ジーンズにTシャツにローファー、クールビズにも履けるローファーとの事。
実に良い感じです!
因みに、エドワードグリーンではこちらが今の定番ローファーでしょうか。
EDWARD GREEN DUKE
モデル名はエドワード8世・後のウィンザー公(1894−1972)からとったものだとか。
稀代の洒落者として多くの着こなしを生み出し、現代メンズファッションの礎を築いたとも言われるウィンザー公。
公爵のための特別なペニーローファーをエドワードグリーンが作っていたそうです。(新色DUKE - Blog)
そんな王様のペニーローファーに着想を得て2016年に発表されたのがDUKEです。
因みに、公爵のローファーとして有名なのはコンビカラーのデザインですね。
ある意味それがイギリスにおけるファッションとしてのローファーのイメージなのかもしれません。
ラスト137は非常にスリムで無駄の無いフォルムですね。
カチッとしたエレガンスを感じます。
やはり英国靴はこうなのでしょう。
側面は一枚革で、踵の縫い割りで留められています。
エプロンは合わせモカですね。
個人的見解ですが、ジョンロブのロペスに対抗するような位置付けなのかな。
主な違いは、サドルのデザイン、革質、ステッチの細やかさ、でしょうか。
ロペスの方がややエレガント、デュークの方がややカジュアル、という印象かな。
ローファーと言えば、
の、クロケット&ジョーンズも忘れてはいけませんね!?(笑)
イギリスらしいローファーもありますよ!
CROCKETT&JONES ROMSEY
以前、HARVERDを紹介した時にも少し触れたローファーです。
ネットを探したのですが、ROMSEY自体が他所で扱いが無いみたいですね。
ラストは375。
人気のタッセルローファー「CAVENDISH3」にも使用されています。
そして、アンラインド仕立てです。
つまみモカですね。
「ROMSEY」はイングランド南部、ハンプシャーにある町の名前との事。
アメリカの都市名が付けられたボストンやハーバードはアメリカのスタイルですので、
ロムジーはイギリスのスタイルと捉えて良いのかな??(笑)
見た感じからも、非常にタイトでスタイリッシュなデザインですね。
ノーズは長過ぎず、短過ぎない、安定したバランスです。
小指のあたりの最大幅こそ膨らみがありますが、トゥに向かってグンと絞られています。
エプロンはやや短くなって、形もV字に近い鋭角なカーブですね。
ヴァンプも低く抑えられています。
履き口は踵へ向かって絞られています。
シャープでエレガントなデザインがイギリス的かなと思います。
少しぽってりした感じのトゥや最大幅の膨らみがほんのりとカジュアル感を伝えていますね。
それにしても、コードバンの色味や質感が美しいですねぇ。(保養)
因みに僕がよく履いているローファーはTricker'sです。
Tricker's HARVARD
V字に近い鋭角なエプロンの形が特徴でしょうか。
因みにつまみモカ縫いです。
シャープなデザインがイギリスらしいローファーかなと。
ただ、
トリッカーズらしい少し大味な感じで、(苦笑)
カーフも肉厚で、
タフな英国ローファーです!
おかげで、デニムと合わせても悪くは無いんじゃない??(笑)
今回はここまでです。
ではでは。