こんにちわ。
日差しもなかなかの強さですね。
地面が熱い。
さて、今週放送された『世界はほしいモノにあふれている』で、
「魅惑のティーワールド!最高の茶葉を探す旅 上海」
が放送されました。
予告を見てからすごーーーく気になっていた回です!!(笑)
というのも、ついこの前『紅茶スパイ』という小説を読んだから。
とても面白く、中国の緑茶や紅茶、土地などに興味が湧いてきた所に、今回の番組です。
僕にとっては絶妙なタイミングでしたね!
中国茶バイヤー藤井真紀子さんにカメラがついていくというもので、
賑やかな上海から茶葉を作っている山奥まで、中国の茶の舞台が映っていました。
どの画もとても美しかったですね。
勝手にイメージしていた印象とは全く違い、実に魅力的な場所だと思いました。
また、緑茶の王様『龍井茶』の最高峰である西湖の龍井茶に匹敵するとも言われる龍井茶をもとめて天空の高山まで、また、工芸茶の名人に合うために山奥まで訪ねて行く藤井さんの姿はまさに『紅茶スパイ』のロバート・フォーチュンではないか!?
と、興奮してました。(笑)
150年以上も違う時代なのですが、感動は同じなのかもしれませんね。
その高品質な龍井茶は、手作業で一芯一葉の若い茶葉だけを選りすぐって収穫し、少量ずつ丁寧に手作業で製茶していました。
その映像の中で藤井さんがおっしゃられていたコメントに、僕は嬉しくなりました。
正確な引用が出来なくて申し訳ないのですが、
「機械でも良いお茶が作れるようになってきている。
それでも、熟練の職人の手仕事の方が本当に素晴らしいお茶を作ることが出来る。」
という旨のメッセージでした。
最近のファッションを見ていて感じている「価値が変わったのかな」というモヤモヤにも関係するプロのお言葉ですね。
そして、世界三大紅茶の1つ、小説の中では世界最高峰の紅茶とされていた「祁門紅茶」も実に興味深かったですね。
上質な茶に現れるティーカップの中の淵に沿って現れるリングは、これまで見た事が無いです...。
あまりに高価なお茶なので、見る機会は・・・無いかも。(泣)
とはいえ、藤井さんが評価された祁門紅茶も味に遜色は無いそうなので、本物の味を是非頂いてみたいですね。
また、透明のティーポットやグラス、タンブラー等の中で揺れ動く茶葉や花の様子が美しかったですね!
中国茶は鑑賞できるお茶なのですね。
それに合った茶道具が中国茶の魅力を存分に引き出していましたね。
僕も欲しくなりました!(笑)
そして、景徳鎮の若い作家さんの茶器も凄く良かった!
若い感性によるインパクトのあるデザインと丁寧な作りが合わさった茶器でしたね。
細やかな手作業で彫り模様が作られていて、光りを透かした姿はもううっとりですね。
こんな器でお茶を頂いたら気持ち良いだろうな。
有名ブランドの食器も良いのですが、丁寧に作られた自分のお気に入り食器に出会えたら、またお茶の楽しみも変わるでしょうね。
映像全体を通して感じたのは、時間の流れ方が違うという事ですね。
ピリピリとした切迫した現代の時間の流れとは対照的な、
丁寧でゆったりとした時間が流れているように感じました。
それは、茶葉を育てている環境や手仕事による製茶仕事から来ているのかな。
それとも、お茶を頂く時に意識的にスローなスイッチに切り替えているのかな。
そして、お茶を淹れる動作も非常に美しかったなぁ。
大きなカップに入った茶(多くの場合コーヒーですね)を、
移動しながら、作業しながら、がぶがぶ飲む、
というのは現代生活によくある風景かと思います。
それに対して、
小さく美しい茶器を使って、丁寧に淹れられた茶を、
テーブルとイスの席で、味わいながら、丁寧に頂く、
というのが今回の風景でしたね。
大いに刺激を受けた番組でした。
早速自宅の茶をチェックしたら・・・・
ん!!!
『西湖龙井 新茶』と書かれた黄緑色の茶缶があるよ!?
「龙」という字が?ですが、ちょっと検索したら「龍」と同じみたい。
という事は、まさか・・・えー!!!
僕、飲んでいました、西湖龍井茶を。(驚)
すっきりとした味わいで甘味が感じられ、香りも独特、それでいて飲み終わった余韻は確かにお茶という感じ、でしょうか。
日本茶とは違うんだろうなと思いながら湯のみで飲んでいたあのお茶が・・・。
知らないって怖いなぁ、、、。
どうやら頂きものだったみたいで。
本当にありがとうございます!
今日からは耐熱ガラスのティーポットで淹れて、小さな茶杯で頂いています。(改心)
茶葉がゆっくり開いて行く姿を見ているのが楽しいですね!
僕もスイッチ切り替えないと。
では、では。