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『プロフェッショナル』を観ました、の巻き。

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 暑さに慣れていかないとですね。

 

 前回の続き・・・は一休みして、

 今晩は『プロフェッショナル 仕事の流儀』の回です!

 だって、

 靴修理のプロフェッショナルが登場したのですから!!

www.nhk.jp

 「靴修理職人 村上塁」さん。

 横浜の『ハドソン靴店』の2代目店主です。

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三越伊勢丹オンラインストア

 

 実は『ハドソン靴店』については、

 以前別の番組で知り、

 それについて書いていました。

maeego.hatenablog.com

 あの時は村上さんの高度で真摯な技術に驚嘆し、

 見終わる頃には店舗の外観の印象も変わった、

 と書いていましたね。(恥)

 

 今回はさらに深い面を知ることができたように思います。

 ですので、僕の中で『ハドソン靴店』の魅力が更に大きくなりました!

 ですので、店舗の外観の印象もさらに変わりました!!

 大人に一歩近づいたかな!??

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 またしても、

 松脂を染み込ませた糸を使って、

 手で掬い縫いをされている姿が印象に残りました。

 両端に針をつけ、元の縫い穴に糸を通して一気に引き上げる仕事です。

 

 この仕事は手縫いで注文靴を作られる職人さんがされるのを映像で見たことがあります。

 でも、どうして一気に引き上げるのだろう?

 絵的にカッコ良いから!?(笑)

 あの音と、両手をビッと伸ばす姿は、カッコ良いです!

 

 でも、撮影されるからするという訳では無いだろう・・とも思えるのです。

 カメラが有ろうと無かろうとそうするのではないかと。

 

 今回その理由が分かりました!

 

 一気に引き上げる事で摩擦熱が生まれ、

 その熱で糸に付けた松脂が溶け、

 再び固まる事で掬い縫いの耐久性が上がるから、

 なのですね!!!

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 印象的な言葉がありました。

 お客様が満足しなかったら、そこにどれだけ高度な技術をかけたとしても無駄である、

 と言い切っておられました!

 求められてこその技術だと。

 

 そして、日々技術を磨いておられるのです。

 

 これは本当に凄い事だと思います。

 そして、

 このような方が修理してくれるのであれば、

 顧客は信頼して頼めますよね。

 

 その考えはお師匠様からだったそうです。

 そのお師匠様がまた凄い方で、『ハドソン靴店』初代店主の佐藤正利氏。

 あの吉田茂元首相の靴も作られ、「靴の神様」と呼ばれたそうです。

 師から学ばれたのは、プライドよりも生き残るために全力を尽くすという姿勢、と僕は理解しました。

 

 ですので、

 ひたむきに顧客のために全力を尽くして仕事をされるのかなと。

 ですので、

 店舗の外観にも大切な思いがあり、そうでなければならないのかなと。

 表面的では無い、その中に大事な価値があるように思いました。

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 NHKも流石でして(笑)、

 村上さんの真骨頂と言えるような依頼について撮影されていました!

 

 ある女性の大事なブーツを娘さんに譲りたいという事で、

 サイズダウンする修理をして欲しいという依頼でした。

 

 ソールを剥がして、

 下のサイズの木型を使って吊り込みをし直し、

 ソールを貼り直す。

 木型を用意して吊り込みをし直すだけでもかなりの仕事だと思われます。

 普通ならこれで完了なのではないでしょうか。

 

 しかし、娘さんに試し履きして頂いた時の様子から、

 筒幅の調整までしないと本当に満足して頂けないと察し、

 さらに仕事をされたのです。

 訳あって時間が限られているのに。

 

 筒を分解し、調整を考えてカットし、

 さらに元の針穴や甲の皺を活かしつつ、綺麗に仕上げる。

 ビスポーク以上の仕事と言っても過言では無いのではないでしょうか。

 

 依頼されたお母様も喜んでおられましたし、

 娘さんも心地良さそうに履いておられました。

 元の良さを残しつつ、

 心地良く履けるようにリフレッシュされたブーツ、

 となっていました。

 

 これは顧客ときちんと向き合って、

 手間暇を惜しまず仕事をしなければ作れない靴ですね。

 

 どうしてそこまでできるのだろうか。

 それは村上さんにしか分からない事なのかもしれません。

 僕に言えることは、

 僕の大事な靴に危機が訪れたとしたら、村上さんに頼みたい!

 という事だけです。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

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