こんにちは。
今日も晴れました。
ちょっと蒸っとした猛暑日だったかな、、、。
前回の続きです。
『JOHN LOBB』の(僕の)「FOUNDRY」を取り上げています。
JOHN LOBB FOUNDRY
前回は、アッパー素材、フロントデザイン、について書きました。
『ジョン ロブ』なのにナイロンメッシュ素材が使われているのが特徴で、
最初は正直ネガティブに思っていたのですが、
今ではすっかりお気に入りポイントになってしまいました!(笑)
フェイシング
「FOUNDRY」の大きな特徴はレースステイにも見られます!
内側のカットラインを見ると、柔らかな波形が連続していますよね。
このようなデザインのスニーカーは珍しいと思います。
この特徴的なデザインを見て思い浮かぶのは・・・、
ドレスシューズのギリーシューズ(↓)です。
レースステイに独特のカットラインが見られますね!
ギリーシューズについて、こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
その歴史を辿ると、古代ローマ時代のスコットランドやアイルランド、すなわちゲール・ケルト文化圏の形成にまでたどり着くのですね。
湿地帯という環境の中で履くための工夫が独特のデザインに現れているのです。
その後、技術の進歩と社会の変化によって機能的なデザインは文化的な装飾デザインとしての意味を持つようになっていったのでしょうね。
「Foundry」のデザインについて、公式サイトに説明があります。
「伝統的なスコットランドのギリーシューズからインスピレーションを得ています。」
との事です。
レースステイはそれが現れたデザインでしょうね!
本靴は『JOHN LOBB PARIS』で作られたモデルですが、
そのルーツはイギリスの老舗高級靴ブランド『JOHN LOBB』なので、
様になるのだと思います。
レースホールは6対です。
一番下(トゥ側)のレースホールは羽根の開きに影響しない、もっと下の位置にあります。
そう言う意味では5ホールで良さそうなところではあります。
5ホールはドレスシューズではオーソドックスなバランスですし、ノーズも長く見えそうです。
しかし、敢えて(?)6ホールにする事で、クラシックなランニングシューズらしい雰囲気が感じられるように思います。
因みに、一番上(履き口側)のレースホールは、
フレーム幅のある外鳩目で、『JOHN LOBB』ロゴが刻印されています。
上質な質感でアクセサリーのように印象的なパーツとなっていますね!
ちょうど、それが分かるような画像があるので掲載します。
アイレットがキラリと光っていて、
小さくても良い仕事してますね!
レースステイには英国ドレスシューズブランドとしてのアイデンティティとスニーカーらしさが融合したデザインが現れているように思います。
今回はここまでです。
ではでは。