こんにちは。
今日も晴れ、
流石に暑くなりました。
でも、湿気が無いので幾分楽でしたね。
そういえば、「氷」の旗をちらほら見かけるようになりました!
『メゾン マルジェラ』のランニングシューズタイプのスニーカーを取り上げています。
今回はこちらです。
Maison Margiela Reebok Instapump Fury Memory Of
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ん!?・・
『Reebok』の「Instapump Fury」でしょ!?!?
そうなのですが、
ちょっと違うのです。
こちらの記事を読ませて頂きました。
発売は2022年5月20日(金)との事ですので、昨年からのモデルですね。
記事によると、
2022年3月に発表された「メモリー オブ」シリーズ2型に続く3型、
の中の1型との事です。
「メモリー オブ」というのは、クリエイティブ・ディレクター ジョン・ガリアーノが提起するハウスコードです。
服やアクセサリーを解体し、慣れ親しんだ要素の記憶を呼び起こすハウステクニックは、かつての記憶を可視化するかのようなステッチや輪郭などのディテールを通じて「かつてそこにあったもの」を思い起こさせるデザインです。
因みに、
現在『Reebok』の公式オンラインショップ側での取り扱いとなっています。
『Maison Margiela』側にはありませんでした。
それではシューズを見てい・・・
く前に、
1つ確認をさせて下さい。
実は『リーボック』の「Instapump Fury」には2+1モデルあります。
こちらで解説されています。(感謝)
1994年3月からの94・前期型(プロトタイプ)と
1994年9月からの95・後期型(OG)で、
後期型が更に、
1995年の1年間だけ発売されたモデルと
1995年末からのモデル(スタンダード)、
に分類できるそうです。
本靴はおそらく前期型がベースになっていると思われます。
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それでは靴を見ていきましょう!
フォルム
アウトラインはほぼストレート。
ボールジョイントからのインサイドカーブは緩やかで、
アウトサイドカーブはしっかり効いています。
丸みのあるラウンドトゥです。
フォルムはオリジナルとほぼ同じなのではないかと思われます。
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ただ・・、
「メモリー オブ」の方が少し細い感じもしませんか!?
気のせい??
正面
メッシュのニット生地の上に
レザー系のトゥガード、
エアバッグを包むTPU素材が両サイドから甲を包み込みます。
こうした全体のデザインはオリジナルを踏襲していると思います。
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その上で、
『メゾン マルジェラ』ならではのデザイン変更が加えられています。
ヴァンプ
両サイドのTPU素材とニット生地が接するヴァンプを見ると、
色が違う箇所があります。
これはニット生地の裏地と思われ、裏に張られたクッション材のスポンジの色でしょうね。
そして、熊の頭のようなシルエットの箇所には生地がありません。
つまり空洞です。
シューズの顔とも言えるフロントですので、
そこに裏地が見えるのは、
空洞があるのは、
目立ちますね!
すなわち、見せるための裏地であり、空洞なのでしょう。
靴の構成や構造を思わせるデザインですね。
これが「メモリー オブ」という事なのでしょう。
もう1箇所違いが有ります。
左右のTPUサイドパーツが集まるフェイシング箇所です。
フェイシング
オリジナルは太いバンド2本が左右の間を繋いでいますが、
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本靴にはバンドがありません。
そして、左右の間隔も本靴の方が短いです。
そのため先のフォルムの項でも書いたように、
「メモリー オブ」の方が細く見える
のかな(!?)と思われます。
今回はここまでです。
ではでは。