こんにちは。
今日は曇りでした。
一段と空気も冷たくて・・・
今週は本当に寒い!
前回の続きです。
『アレンエドモンズ』のキャップトゥダービー「Boulevard」を取り上げています。
Allen Edmonds Boulevard 7483
日本のサイトが見つからなかったので、本国オンラインショップからです。
前回、
本靴はスマートなラストで、ノーズ長に見えるデザインで、エレガントなイメージとなりそうなところですが、スポーティーな印象がする
と書きました。
その理由について書こうと、ダブルステッチに注目したのですが・・・、
『アレン エドモンズ』ではオックスフォード(内羽根)のドレスシューズでも同仕様でしたね。(笑)
イギリス靴ブランドとは異なる、アメリカ靴ブランドのドレス感を思いました。
今回は、スポーティーな印象の理由となりうるのでは!?と思います。
では始めます。
カーフ
Boulevard Cap-toe Dress Shoe | Men's Dress | Allen Edmonds
アッパーの革については「Ultra-refined,premium European calfskin leather uppers」とあります。
ウルトラ洗練されたヨーロッパのプレミアムカーフ、との事。
じんわりと輝く艶が美しく、しなやか質感が伝わってきますね!
ん・・?、めっちゃドレスやん。
確かに、ドレスシューズに使える上質な革です。
ただし、ポイントは色味ではないかと!
色味は赤味を感じるミディアムブラウンくらいでしょうか。
そこにダークカラーで色斑がつけられ、アンティーク感のある仕上げになっていますね。
「Dark Chili」という名前が付けられています。
ダークブラウンより明るい色味という事もありますし、
パンチドキャップトゥのダービー(外羽根)という事もあって、
ややカジュアル寄りな印象がします。
特にフェイシング辺りの明るい色味が軽やかで、ダービーのスポーティーな印象を強めているように思います。
カジュアル寄りな印象である要因がもう1つあると思います。
それがここの色ではないかと。
エッジ(コバ)
Boulevard Cap-toe Dress Shoe | Men's Dress | Allen Edmonds
エッジの色に注目すると、
地の革の色、ナチュラル・タン、が薄らと感じられるような、
つまり、そこまでダークでは無いくらいの色味(??)ですね。
エッジについて、(『Alden』の靴ですが)こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
どうやら『Alden』にはエッジのカラーにも4種類あるそうです。
1.ブラック・・・真っ黒。
2.ダークマホガニー・・・濃い目の茶色ですね。
3.アンティーク・・・字の革が見えるくらいの塗装。
4.ナチュラル・・・塗装された感が無い感じ。
これらは他ブランドでも見られるように思います。
本靴の場合は3.アンティークに相当するでしょうか。
エッジの色味は靴の印象にかなり影響するように思います。
エッジがブラックやダークブラウンでしっかり塗られていると、カチッと引き締まった印象、ドレス寄りな印象、がしますよね。
例えば、イギリス靴の代表的なブランド『エドワードグリーン』で確認しましょうか。
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『BERKELEY』は本靴と同じパンチドキャップトゥですが、オックスフォード(内羽根)です。
ラストはおそらく202ではないでしょうか。
アッパーはアンティークフィニッシュされたチェスナットで、色味は本靴と近いように思います。
そして、エッジの色です!
ダークブラウンでしっかりと塗装されていますね。
全体の印象が引き締まって落ち着き感が生まれるように思います。
このためドレスにも合わせやすくなるのではないでしょうか。
それに対して、本靴のエッジをもう一度見てみましょう。
やや明るい色味ですね。
これにより、靴全体も少し軽やかな雰囲気になるように思います。
そのため、スポーティーな、カジュアルな印象がするのではないかと。
本靴はダービー(外羽根)ですので、カジュアルシューズと見れば明るめなコバは合っていますね。
ただし、本靴は、ドレスに使われるラスト51が採用され、ドレスにも使えるような上質なカーフで、ドレスと同じシングルレザーソールなのです。
つまり、ドレス要素も結構入っているのです。
おそらく、アメリカという地から妄想すると・・・(楽)
デニムにジャケットというようなスタイルにも合わせられる靴なのかな。
さらにはスーツをワイルドに着こなすアイテムにもなりそうな感じがします。
その際にはこのくらいの色味は十分に許容範囲なのでしょうね。
そう考えると、アメリカらしいドレスシューズだなぁと思います。
そして、アメリカントラッドスタイルに合わせるのが楽しい靴だと思います!
今回はここまでです。
ではでは。