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キャップトゥダービーで! (66)Church's CARTMEL (B)カーフ

 こんにちは。

 今日は曇りと雨を行ったり来たり。

 そこそこ涼しくなるかなぁ、と思ったのが甘かった、、、。

 蒸し暑くて・・。(汗)

 秋物はまだ着れませんね。

 

 前回の続きです。

 『チャーチ』のキャップトゥダービー「CAETMEL」を取り上げています。

Church's CARTMEL


 

 久しぶりの新品・現行品(?)です。

 前回はラスト173のところまで書きました。

 その続きです。

カーフ

 直営サイトの記述によると、

Cartmel 173 カーフレザー ダービー ブラック | Church's

 素材(アッパー)はナチュラルは風合いのカーフレザーが採用されているとの事。

 すなわち、ポリッシュドバインダーカーフでは無く、カーフですね。

 

 きめの細かな(ナチュラル)カーフはドレスシューズで一般的に使われている革ですね。

 特にブラックはドレス感が高いです!

 簡単なメンテナンスで強い光沢感が蘇るポリッシュドバインダーカーフも魅力ですが、

オーソドックスなカーフの上品な光沢は間違いの無い好印象です。

 メンテナンスのしがいもありますし、エイジングによって貫禄も増していきます!

 

 ですので、ブラックのカーフを採用するとカジュアルシューズでもドレス感を帯びてくる感じがします。

 まさに「CARTMEL」もそうですね!

 ダービーでもドレスに合わせられそうな印象です。

 

BEAMS Online Shop

 

キャップトゥ

 トゥキャップの革の切り返しがあります。

 長さは十分とられていて、イギリスのドレスシューズらしいエレガントなバランスです。

 

 ステッチはダブル(2本)です。

 間隔はほとんど開いておらず、非常に近接していますね。

 ドレス寄りの・・というか、

 ドレスシューズ「CONSUL」(↓)と同じ仕様だと思います。


 

 キャップトゥのバランスやディテールを見比べると、

 僕にはほぼ同じに見えます。

 

 この点、「CONSUL」は

 ラスト73の時代から、

 ラスト173になってからもおよそ20年の長きにわたって、

 『チャーチ』の主力看板モデルとして君臨し続けています。

 それだけ多くの人々に認められたキャップトゥオックスフォードの名作ですよね。

 ですので、完成されたキャップトゥと言っても良いのではないでしょうか。

 

 裏付けは無いので僕の個人的感想ですが・・・

 そのキャップトゥを受け継いだダービーが「CAETMEL」ではないかと思われます。

 

三越伊勢丹オンラインストア

ダービー(外羽根)

 5アイレットです。

 アイレットもブラインドになっていて見えません。

 「CONSUL」と同じ仕様ですね。

 

 違いはやはり羽根の下部です。

 ヴァンプと縫い合わされていないので、羽根にボリュームを感じます。

 羽根が大きく動くという点からも「動」的な印象ですね。

 

 これに対して、オックスフォード(内羽根)は羽根の下部がヴァンプと縫い合わされていますね。

 そのため、羽根の動きは制限されます。

 また、ヴァンプの下に羽根(クォーター)が位置する事もあって、羽根のボリュームも抑えられています。

 ダービーが「動」だとするなら、オックスフォードは「静」でしょうか。

 

 オックスフォードはドレス、ダービーはカジュアル、という伝統的な考え方も分かるような気がします。

 そういう伝統的な分類に当てはまるキャップトゥダービーが、

 カントリーユースや、ミリタリーの特にフィールドユースに当てはまるモデルですね。

 

 そして、時代の変化とともにドレスのカジュアル化が進んでいます。

 つまり、ドレスの中にカジュアル感が、カジュアルの中にもドレス感がある、というスタイルが受け入れられてきているように思います。

 そうした変化の中において、ダービーのポジションも変わってきているようにも思うのです。

 そこにキャップトゥダービーも関わっているのかなというのが、今の僕の興味ですね。(笑)

 「CARTMEL」もそうだと思います。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

Church's Cartmel ダービーシューズ - ブラック

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